『推しはビジネス暴君でした』より

不運で亡くなった女子、転生した先にいたのは“推し”と全く同じ顔の皇族…暴君アイドルの意外な素顔に「推しのギャップは尊い」「よくある転生とは全然ちがった」の声【作者インタビュー】

2025.02.13 09:00
『推しはビジネス暴君でした』より

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョンマンガ部」。今回は、無料で読めるコミックポータルサイト「カドコミ」(旧コミックウォーカー)にて連載中の『ビジネス暴君と目指すハッピーエンド ~乙女ゲー世界で前世の推しアイドルと婚約!? もうただのファンじゃいられません~』(KADOKAWA刊)の1エピソード、『推しはビジネス暴君でした』を紹介する。作者の宝乃あいらんどさんが、1月5日にX(旧Twitter)に本作を投稿したところ、3000件を超える「いいね」やコメントが多数寄せられた。本記事では、宝乃あいらんどさんにインタビューを行い、創作の裏側やこだわりについて語ってもらった。

異世界に転生した先は、自分が開発していたゲームの世界

ゲーム会社で働く菊名美空は、自身の企画が通り製品化が決定。テーマソングアーティストを、自身が推している超人気アイドルグループ「Polaris7(ポラリスセブン)」が担当することも決定した。推しと仕事で関われるという幸運に気合を入れて「Polaris7」との打ち合わせに向かうのだが、その直前に彼らの乗った車が交通事故にあったというニュースを目にする。

大きすぎるショックを受けた美空は、階段を踏み外して転落。ふと気づけば、見知らぬ部屋にいた。鏡を見ると、そこには自分が開発していたゲームの主人公・ソフィアの姿が。それを見た美空は、自分がゲームの世界へ転生していた事を悟った。

その後、かねてから決まっていた嫁ぎ先である「ウル帝国」へ馬車で移動する美空。しかし「ウル帝国」の皇帝から婚約者として紹介された息子・エラルドは美空の推しである妙蓮寺エルと瓜二つだった。驚愕した美空は「エル様ァ!?」と声をあげてしまうのだが、そのようすを見たエラルドは美空を壁に追いやり、「お前、俺を知っているな?」と問い詰める。

誤魔化す美空に、エラルドは「妙蓮寺エルを知っているか」と改めて問いただす。どうやらエルも美空と同じ経緯で転生していたようだが、混乱する2人にさらなるトラブルが舞い込み…。

同作を読んだ人たちからは、「よくある転生とは全然ちがった」「エルさまのビジュが尊くて崇め奉れる」「神様より詳しい転生者だね」「推しのギャップは尊い」「推しと幸せになれるチャンス」など、多くのコメントが寄せられている。

推しと共に異世界へ。独創的な切り口で描かれる異世界転生

――本作は、ゲームの世界に転生してしまったものの、前世で推していたアイドルも同じように転生しており、婚約するという展開にワクワクするストーリーでした。お話の発想の源はどこだったのでしょうか?

まず、異世界転生ものを描いてみようと思って色々考えたのですが、自分がギャップあるキャラクターが好きなので「とても怖い人と結婚することになったけど、実はすごく優しい人だったら…」という前提から広げていきました。アイドル作品が好きだったので、アイドルにしたら面白いかなと思って混ぜ込んでみました。

「ビジネス〇〇」という単語はお仕事ものでよく見かけていたのですが、「ビジネス暴君」という単語はあまり使われてる気配がなかったので、中心に据えて作っていく形になりました。

――本作では、俺様キャラのアイドルの性格が実は優しいというギャップが非常に印象的でした。本作を描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあればお教えください。

エルのキャラは結構バランスが難しくて、ちょっとずれると暴君というより普通にクズになってしまうので、俺様キャラを少し過激めに足していく方針にしました。仕事のために一生懸命演じているというのもかわいいところですので気に入っていただけたら嬉しいなと思います。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

単行本収録話になりますが、美空に暴君ムーブかましているところを(エラルドの)義弟に見られてしまって詰められるシーンは気に入ってます。美空とエルの中で完結していた関係性を外側からメタ的に見た感がちょっと面白いかなと思ってます。ちょいちょい挟んでる前世美空を描くの楽しいです。

――ストーリーを考えるうえで気をつけていることや意識していることなどについてお教えください。

一言で説明するとかなり長くなってしまうややこしい設定なので、1つの話で出す情報はなるべくシンプルに、楽しんでもらうところは分かりやすくなるよう調整しています。

――今後の展望や目標をお教えください。

今回の話と、別で連載している作品も含めて色々学べることが多かったので、今回の経験を活かしつつ面白い話を描き続けていけたらいいなと思います。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします!

3巻は物語が大きく動くので、楽しみにしていていただけますと嬉しいです。

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