『かすりっひ』が話題

【BL漫画】「ゲーム実況者+狂信的ファン」共依存の関係を築く2人がついに対面…粘着質な愛に読者から「歪んだ愛が深すぎる」など多くの反響【作者インタビュー】

2025.01.31 09:00
『かすりっひ』が話題

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、2024年12月21日にX(旧Twitter)に作者の御自愛さんが投稿された『誰かに認めて欲しくて配信を始めた男の子。』をピックアップ。

本作はガンガンpixivで連載中の漫画『かすりっひ』の第2話にあたるエピソード。X(旧Twitter)に本作が投稿されたところ、1.4万件を超える「いいね」と共に多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、作者の御自愛さんにインタビューを行い、創作のきっかけや漫画を描く際のこだわりについて語ってもらった。

認められたいのはたった一人

押しも押されぬ人気ゲーム実況者のちゅーりっひ。彼が唯一求めているのは、古参中の古参である春日帝の反応だ。帝はちゅーりっひがまだ引きこもりで、「誰も見ていない」と感じながら孤独にゲーム実況をするなかで、初めて「感動した」とコメントを送ってくれた人。帝は唯一の理解者でずっと自分を応援してくれる、ちゅーりっひにとってかけがえのない存在だ。

初めて出演するリアルイベントの日、帝は来てくれているのか、ちゅーりっひは何度もSNSをチェックするがこの日に限って反応がない。ほかの人がいくら褒めてくれても帝の反応がなければ満たされない…。画面越しに依存する配信者と狂信的なファン…現実で彼らが出会うとき2人の関係はどうなるのか、今後の展開に読者から「共依存まじで最高」「ハラハラな関係」など多くの反響が寄せられている。

作者・御自愛さん「読んだ方の感じたままに好きになったり解釈して頂きたい」

――『かすりっひ』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

学生時代に描いた同人誌に出てきた『24歳、配信者コンビのかすりっひ』が始まりなのですが、好きになっていくうちにキャラ達の過去を描きたくなり本作の1話を描き始めたのがきっかけです。

なのでプロローグでは24歳だったり、1巻に幼少期からの過去回想が多いのはそれが理由です…。

――ちゅーりっひと帝は配信者と視聴者の関係ですが、実はお互いのよりどころになっているところが印象的です。2人の心情を描く際にこだわっている点があればお教えください。

実は配信者とファンという役職?肩書き?には特にこだわりはなくて、インターネット上という非現実な世界で拠り所になり合う存在を考えた時配信者とファンってピッタリだなと思った結果が本作の関係性なんですよね。

2人とも年齢や境遇的に現実に向き合うのに疲れてしまうところがあるので、弱いところを誇張し、読んでる側が思わず喝を入れたくなったり励ましたくなるように描くことにはこだわってます。

気分の波が落ちた時に寄り添ってくれたり一緒に成長してくれるキャラクターになって欲しいなと思っています。

――本作で特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。

好きなシーンは4話のちゅーりっひ脳内の踊ってる2人ですね。ほぼ直感で描いたのですが楽しかったです。幸せそうだけどきっと地獄で踊ってるんだろうな…と思ってました。

好きなセリフは1話の帝のモノローグ、「現実で観て、現実を見てしまった」です。インターネットと現実のギャップを感じてますね。なんとなくうまいこと言えた感があって好きです。

――本作には多くの反響が寄せられていますが、印象に残った読者コメントや感想があればお教えください。

いただいた感想は全てありがたく読ませていただいているのですが、自分以外の方に作中のキャラクターを好きになっていただけるのが不思議な感覚です。

1人で『かすりっひ』を描いて現実の親しい友人に見せる…みたいな生活をしていたので、インターネットってすごいな〜と時折なります。

あとはカプ要素なしで本作を書いた理由が、「読んだ方の感じたままに好きになったり解釈して頂きたい」だったので実際にいろんな目線で見て、受け入れていただけるのが嬉しいです。

『かすりっひ』さんの世界にはいろんなオタクがいると思うので、擬似体験が本当になってて感無量です。

――作品を楽しみにしている読者へメッセージをお願いします。

『かすりっひ』を読んでくださっているみなさま、ありがとうございます。

自分の生きがいとして描き始めた作品ですが、描き続けられるのは読んでくださる方々のおかげです。

2巻から2人の関係性などが変わったりします。個人的には1番描きたかったところというか1番おいしいところだと思ってるので楽しみにしていただけたら嬉しいです。

2巻を読んだあと一巻を読み返して「本来こういう人間なんだよな…」や「昔はこうだったんだよな…」と味変感覚で読んで頂けたらさらに嬉しいです。

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