みなみかわが熱弁する“お笑い賞レース”の違和感 「お客さんも見たらダメ」
M-1優勝経験のあるウエストランド井口も「確かに」と納得する、“賞レースに最も大事な要素”をみなみかわが熱弁。
21日放送の『耳の穴かっぽじって聞け!』(テレビ朝日)に、ピン芸人のみなみかわが出演。近年感じているというお笑い賞レースへの違和感について語った。
お笑い界への提言
この日の放送は、2024年ブレイクタレントで6位に選ばれた人気急上昇中のみなみかわが、お笑いコンビ・とろサーモンの久保田かずのぶとウエストランドの井口浩之に対して“提言”を行う内容。
最近のお笑い界では賞レースが乱立しすぎていて、それぞれの賞の価値が薄まってしまった結果、自分のような「邪道」に走る芸人が増えていると訴えた。
「M-1とキングオブコントだけでいい」
昨年のブレイクタレントランキングでは5位のお笑いコンビ・令和ロマンに次ぐ順位だったことで「向こうは2人で5位、俺は1人で6位なんで、令和ロマンより上かな」とうそぶくみなみかわ。
M-1王者と肩を並べるようになった現状について「賞レースが数多く立ってきているので、芸人にとってはチャンスではあるものの、ある種“神秘性”が失われている」と独自の視点で分析。
その上で、近年のお笑い界について「賞レースはM-1とキングオブコントだけでいいんじゃないかな」「他は全部潰れればいい」と、極論ともいえる見解を述べた。
井口、久保田の反応は?
みなみかわ自身は2005年からお笑いコンビ「ピーマンズスタンダード」として活動していたが、コンビは2019年に解散。これまでに賞レースの受賞歴もないが、思ったことをストレートに言う性格や“腐り芸”がうけブレイク。世間では「遅咲き」「苦労人」のイメージがついて回ることも多い。
しかし、「(賞レースで)勝った人はスゴいと崇められて将来が約束される、そういう世界(が理想)」と、あくまで賞レースの重要性を強調。「そうじゃなかったら俺みたいな邪(じゃ)が生まれる」と独自の理論を展開した。
続けて「これ以上邪を生まないためにも(賞レースは)2つだけでいい、お客さんも見たらダメ」と熱弁するみなみかわに、賞レース優勝経験のある井口は「確かに増えすぎてて、この人も優勝、この人も優勝ってなってくると、ちょっと...」と一定の理解を示し、久保田も「そうだよなぁ...」と同調していた。
(文/Sirabee 編集部・びやじま)
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