『忍者ハットリくん』堀絢子さん死去パーマン、ドラえもんに続き…「寂しい」「今年はなんて年だ」

2024.11.25 18:00

提供：Sirabee

『忍者ハットリくん』でハットリくんの声を演じた堀絢子さんの訃報を受けて追悼の声が。ドラえもん、パーマンとのトリオ「ドラ・ハッ・パー」に思いを馳せる人も。

1981年から放送されていたテレビアニメ『忍者ハットリくん』で、主人公のハットリくんを演じた声優・堀絢子さんが、18日に老衰のため死去していたことを25日、所属事務所が公式サイトで発表した。89歳だった。Xでは堀さんを悼む声が多くあがっている。

【投稿】山田栄子が追悼

所属事務所が発表

「ぷろだくしょんバオバブ」の公式サイトでは、「弊社所属俳優　堀絢子　儀（89歳）　令和6年11月18日老衰のため永眠いたしました。ここに生前賜りましたご厚誼に深く感謝いたしますとともに謹んでご通知申し上げます」と報告。

「なお、通夜及び告別式は近親者のみにて執り行われました。誠に勝手ながらご弔問やご供物等につきましてもご辞退申し上げます」とし、「故人ならびにご遺族のご意向によりご通知が遅くなりましたこと、ご諒恕のほどお願い申し上げます」と結んでいる。

藤子作品3作で主演

堀さんは大学卒業後、劇団などを経て次第に声優の仕事が増え、『ガンバの冒険』のイカサマや、『新・ド根性ガエル』の五郎、『ムーミン』のミイなどを演じた。

とくに藤子不二雄作品では、ハットリくんのほか、『新オバケのQ太郎』のQ太郎、『チンプイ』のチンプイと3作品で主人公を演じていた。

「最後まで尊敬できる先輩」

『忍者ハットリくん』で忍者猫の影千代を演じるなど、堀さんと共演していた声優・山田栄子は、自身のXを更新すると「堀絢子さんが、天に召されました...22日に本番をひかえ、無念だったと思いますが...」と、堀さんが最後まで仕事に熱意を持っていたことを明かす。

「ソファーで台本を見ながら、大好きなお酒を横におき、そのまま逝かれたそうで...役者として最後まで尊敬できる先輩！　突然の事に悔しくて悲しくてなりませんが、先に逝かれた仲間の皆様と芝居をして下さいませ。合掌」と悼んだ。

「悲しい」追悼の声

Xでも「忍者ハットリくん」などのワードがトレンド入り。

「子どもらしからぬ大人びたセリフや振る舞い全てが憧れでした、お疲れ様でした」「やっぱりわたしにとっては忍者ハットリくんの声だからな。子供の頃みたもんな...」「ハットリくんと結婚しようと思ってたことがあったのでこれは悲しい...」「ハットリくんとチンプイが堀絢子さんだって知ったときはすごい驚いた。全然違うのにどっちもかわいすぎて、堀さんの声でよりキャラクターが好きになった」といった声がみられた。

パーマン、ドラえもんも

今年6月には、『パーマン』のパーマン1号こと須羽ミツ夫を演じた三輪勝恵さんが死去。9月には『ドラえもん』で長くドラえもんの声を演じた大山のぶ代さんが死去した。

相次ぐ訃報に、「ドラえもん（大山のぶ代さん）ハットリくん（堀絢子さん）パーマン（三輪勝恵さん）まさかこの3人が同じ年に揃って亡くなるとは...」「パーマン、ドラえもんが亡くなり、ハットリくんまで...今年はなんて年だ...」との声も。

1980年代には、この3作品が「ドラ・ハッ・パー」とのキャッチフレーズで、特番や映画でもセットで扱われていたこともあり、「ドラハッパーの3人が同じ年に亡くなったんだね。寂しいな」「こどものころの思い出が...」「ドラハッパーが天に召されたのは、より寂しさが大きいなぁ」「ありがとう、さようなら。昭和のドラハッパー」と思いを馳せる人もみられた。