須田亜香里「お酢との触れ合いがより楽しく増えていくきっかけになったらいいな」 “お酢偏愛”番組「お酢きびと」リニューアル
お酢をこよなく愛する“お酢きびと”が「お酢×〇〇〇」をキーワードに、お酢の素晴らしさを紹介する番組「お酢きびと」。11月14日(木)からは、「ミツカン presents Cheer酢!お酢きびと」(毎週木曜夜6:00-6:15、BS松竹東急[全国無料放送・BS260ch])として、外食チェーン店のお料理にお酢をかけて奇跡のマリアージュを発見するお酢専門バラエティにリニューアル。出演は、リニューアル前の「お酢きびと」で「ちょい足酢(たす)レシピ」を担当していた“なすなかにし”の那須晃行と中西茂樹、同じく「“酢”ポット探訪」を担当していた須田亜香里。これまでは同じ番組内で違う企画を担当していたが、3人で番組を行うことになった。そこで、リニューアルした番組の見どころや“お酢”への思いなどを番組収録直後に語ってもらった。
中西茂樹「47歳で新しい扉が開きました(笑)」
――2024年の春にレギュラー化された「お酢きびと」が、11月14日から「ミツカン presents Cheer酢!お酢きびと」にリニューアルされますが、内容はどう変わったのでしょうか?
中西:もともと“お酢”は好きでしたし、よく使っていたんですけど、より深く知ることができましたね。リニューアルする前、僕らは「ちょい足酢(たす)レシピ」というのをやってきて、いろんな食べ物にお酢をちょい足ししていたのですが、リニューアル後も食べ物にお酢をちょい足しするというのは変わっていないんですね。外食チェーン店の商品、ケンタッキーフライドチキンさんのチキンとか、ラーメン店“一蘭”さんのラーメンとか、そういうのにお酢を足していくんですが、これがすごく面白いんですよ。面白いというか、奇跡の連続ですね。放送はまだ先なんですけど、今日収録したお好み焼きもそうでした。
那須:お好み焼きに“お酢”って考えたこともなかったですからね。
中西:もう完成されてる味やと思っていたんですけど、すっごく合うんです!47歳で新しい扉が開きました(笑)。
那須:もともと美味しいものをお酢をかけることによって、また別のメニューになるという感じなんです。「まだまだ美味しい食べ方があるんだ!」って、僕もこれまでに何回驚いたことか。お酢ってすごいなって。
須田亜香里「お二人はそれぞれのお酢の特色を理解されてるので、追いつきたいです」
――須田さんは、レギュラー化される前から「お酢きびと」に出演されていましたが、今回リニューアルされることになったお気持ちを教えてください。
須田:私が担当していた「“酢”ポット探訪」は、お酢を使った料理がおいしいお店に訪れて、食材とお酢をどう掛け合わせて料理されているのかを確かめるという内容でした。それも発見や感動があって楽しかったんですけど、今回リニューアルして、お二人とご一緒させていただいて「ちょい足酢(たす)レシピ」に関わるようになったことでまた違った発見がありました。それと、やっぱりお二人、すごいなぁって思いました。ちょい足酢(たす)レシピ」をやってきただけあって、今回、お酢が5種類あるんですけど、「これが合うんじゃないかな?」っていう最初のチョイスが的確というか、すでにマッチしているんですよ。正解に近いものを最初から感覚で選んでらっしゃるので、お酢と触れ合ってきた数の多さ、経験値の差を感じました。お二人はそれぞれのお酢の特色を理解されているので、追いつきたいです。
那須:僕らもこの番組に出演するようになってから、「お酢ってこんなに種類があるんだ」って知ったので、まだまだ経験値というほどではないと思いますけどね。
――これまでは同じ番組内で、それぞれ違う企画をされてきましたが、3人になったことで何か変わったことはありましたか?
中西:これまで2人で寂しかったので嬉しいですね。
須田:本当ですか?(笑)
那須:一気に華やかになりました。
中西:これまで収録してたスタジオ、今よりも暗かった気がします。
須田:今回、私が進行させていただくことが多いので、結構失敗しちゃったり、噛んじゃったりして、「もう1回やらせてください!」みたいなこともあるんですけど、そういう時もツッコんで和ませてくれるのですごくありがたいです。
中西茂樹「共演NGじゃなくてよかった(笑)」
――お互い、どのような印象をお持ちでしたか?
中西:前からマネージャーに「収録で須田さんと一緒になることはないんですか?」と言っていたので、リニューアルをきっかけにご一緒できるのはうれしいです。
須田:あぁ、よかった。
中西:何回かそういう話をしていたので、もしかしたら“共演NG”って言われてるんとちゃうかって不安でした。
那須:避けられてたんや(笑)。
須田:そんなことないです! 番組収録では別々でしたけど、「お酢きびと」のイベント(2024年5月開催の『ニコニコ超会議』内で開催したイベント「須田亜香里の出張!ちょい足酢レシピ」)で一緒にイベントステージをやらせていただいて、その時はカップ麺にお酢をかけるというチャレンジをステージ上で行いました。
那須:あの時から亜香里ちゃんはキラキラしていました。
那須晃行「5種類のうち、どれが一番合うのかは放送を見てください」
――1回目の放送では“ケンタッキーフライドチキン”を取り上げていますが、あまり“お酢”のイメージがないですよね。
中西:僕は昔からケンタッキーフライドチキンが大好きで、すでに完成された味なので、「これ以上の味はないやろう?」って思ってました。
須田:私も最初は抵抗がありました。ケンタッキー大好きだから、衣とかがシナっとしたら嫌だなぁって。でも、かけてみたらそんな思いは無くなりました。お酢って意外と他の食材の味を邪魔しないし、主役にも脇役にもなれるというのは、以前、いろんなお店に行った時にも感じたんですけど、メインの料理にもなるし、隠し味にもなるんです。気づかないくらいの深みを出してくれるのがお酢だったので、ケンタッキーのチキンでもお酢ならではの隠し味的なものを感じました。
那須:“お酢”も5種類用意されています。5種類のうち、どれが一番合うのかは放送を見てください。あと、どのくらいの分量を加えればいいのかもお伝えしているので、そのへんもぜひチェックを。
須田:クリスマスの時に家族で食べるという人も多いと思うので、ぜひ試してほしいです。
須田、お酢をかけてみたいのは“ポテトチップス”「コンソメ味はきっと合うはず」
――ケンタッキーフライドチキンの他に、ラーメン“一蘭”、ドミノピザ、お好み焼きなど、さまざまな料理が登場する予定ですが、「これにお酢を足したたら美味しいんじゃないかな?」「これにお酢を足してみたい」といった、興味がある食べ物があれば教えてください。
中西:分厚いステーキにかけてみたいなぁ。
須田:いいですねぇ! 鉄板でジュージュー言って出てきたところに、最後にお酢を足してジュワー!っと。
中西:そうそう。
那須:想像するだけで美味しそうな感じがする。
中西:ステーキも大根おろしの和風ソースとかもあるじゃないですか。だったらお酢というのありかなって。
那須:醤油ラーメンとかにお酢をかけたことはあるんですけど、“うどん”にかけたことはないなぁと思ったので興味ありますね。和風な出汁なので、合いそうな気がします。
須田:言われてみれば、うどんとお酢って組み合わせは考えたことがなかったです。私は、ポテトチップスかな? 子どもの頃からポテトチップスが大好きで、高校生の時とかは一日1袋食べたりしていましたし。大人になると、“夜に食べるのは控えないと”とか“胃もたれするんじゃないか”とか思ったりするんですけど、だからこそお酢をかけてみてもいいんじゃないかなって。少量だったらパリパリがしなっとすることはないと思うんですよ。だから、ちょっと試したくなっていますね。コンソメ味はきっと合うはず(笑)。
中西:ポテチか。そういう発想もなかったなぁ。途中でお酢を足して味変するのもありですね。
那須晃行「この番組を見て「お酢っていいんだ」って思ってもらえるのが一番うれしい」
――最後に、「ミツカン presents Cheer酢!お酢きびと」の見どころを含めた読者へのメッセージをお願いします。
中西:たとえば、子どもがお家でお母さんがいるところで“お酢”をかけたりすると、「何してんの?」ってなるかもしれないですよね。そんなふうに「この料理にはお酢はかけてはいけない」って思っている方も多いと思うんです。僕らも最初はそうでした。「これは会わないんとちゃうかな?」って思ったりしてたのが意外と合うっていうのも多かったので、この番組きっかけで、固定概念を取り払うことができたら面白いんじゃないかなって思います。
那須:僕も、この番組を見て「お酢っていいんだ」って思ってもらえるのが一番うれしいかな。見て、「家に帰ってから、これ試してみよう」というふうになったらもっとうれしいですね。そんな感じで番組を見てもらいたいです。ケンタッキーフライドチキンとか、ドミノピザとか、食べてる人が多いと思うので、試すチャンスも多いはずなんです。ぜひ試してみてください。
須田:お酢って「酸っぱいだけでしょ」と思っている人の概念が変わればいいなと思います。お酢って意外と、深みを出してくれたり、甘みを引き出してくれたり、いろんな役割があるんですよ。私たちが企画してやっているのを見て、「あ、今度、あのお酢を買ってみようかな」とか「お家に置いてみようかな」っていうところから始めてもらったり、お酢との触れ合いがより楽しく増えていくきっかけになったらいいなと思います。お酢は健康にもいいですし、どこでも買えるので、ぜひぜひ試してみてください!
◆取材・文=田中隆信
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