深澤辰哉、冬月を演じる上での難しさは“ストレートなセリフ”「胸キュンゼリフから逃げてきた男なんです(笑)」＜わたしの宝物＞

2024.11.07 06:00

松本若菜が主演を務めるドラマ「わたしの宝物」(毎週木曜夜10:00-10:54、フジテレビ系／FOD・TVerにて配信)。本作は、夫以外の男性との子供を、夫との子と偽って産んで育てる「托卵(たくらん)」を題材に、大切な宝物を守るために悪女になることを決意した1人の女性とその夫、そして彼女が愛した彼、3人のもつれあう感情を完全オリジナル脚本で描く、ひりつく大人の恋愛ドラマ。このたび、WEBザテレビジョンでは、美羽(松本)の幼なじみ・冬月稜役を演じている、Snow Man・深澤辰哉にインタビューを実施。冬月を演じる上での難しさや視聴者に注目してほしいポイント、メンバーからの反応などについてたっぷりと語ってもらった。

自分でドラマを観れるかというのが不安です(笑)

――今回のドラマはラブストーリーとなります。これまで冬月を演じてきていかがですか？

こういった大人ひりつく恋愛ドラマに自分が参加する未来というのが、本当に今まで1回も見えたことがなくて。今回オファーをいただいて、正直今自分が持っているスキルなどでは全然補いきれない難しい役だなと感じていたので、すごくプレッシャーはありました。ですが、周りの共演者の皆さんやスタッフさんの支えのおかげで、なんとかいい物ができているのではないかな、と思っています。

あと、自分でドラマを観れるかというのが不安です(笑)。ラブシーンみたいなものをやったことがないもので…。誰も想像してなかったと思うんですよ。お芝居中は、集中しているので照れはないんですけど、いざ出来上がったものを見ると「俺こんな顔してんだ」とか、不思議な感覚でちょっと照れがあります。でも、すごく綺麗に表現はできたかなと思います。

――深澤さんは脚本の魅力をどんなところで感じていますか？

人間模様の表現とか、この時代にヒリヒリするような内容の作品で挑戦的だなと思いますし、それを脚本に落とし込んで描かれているっていうのはすごく魅力的だなと思います。その脚本に自分が関わることができて、すごく光栄です。

でも少し前の自分だったら、この作品に出演しているかわからないですね。自分の中でも大きな挑戦となりましたし…。ですが、クランクアップを迎えた時に、自分はきっと一回りも二回りも成長できているんじゃないかなという自信があります。

――冬月を演じる上でどんなところが難しいと感じていますか？

僕Snow Manのライブとかバラエティーで、胸キュンゼリフみたいなのから全部逃げてきた男なんですよ(笑)。どうしても笑いの方に持っていく癖があるんですけど、冬月のセリフは、「好き」などといったすごくストレートな言葉が多くて。

もちろん「ありがとう」は日常的に言うけど、なかなか女性に「好き」などと言ってきたことがなかったので、ストレートに思っている気持ちを女性にぶつけるっていうのが、あまりなかった経験で緊張しますし、難しいなと感じます。なので今思うのは、ちゃんとライブで向き合っとけばよかったなって(笑)。

――演じていくうちに、冬月の印象が変わったりしましたか？また冬月の魅力は？

印象としては、あんまり変わんないかなという気はします。すごくストレートで、ピュアな人なんだなっていうのは、1話からきっと最終話まで一貫して同じだと思います。でも、もう大人なのにちょっと子供心を忘れていない感じとかが間に出てきたりするのが彼の魅力。それをどれだけ表現できるのかっていうのを考えています。

でも本当に自分に似ています(笑)。真面目でピュアなところとか、子供心を忘れてないところとか…。ですが、似ているイコール少し間違えると、もう深澤なんですよ。監督にも「今深澤出たよ」とか言われたりしています(笑)。

松本若菜＆田中圭は例えるなら「お姉ちゃんとお兄ちゃん」

――深澤さんはドラマの出演者の皆さんといつも仲良くなられている印象ですが、松本さんと田中さんとはどのように距離を縮めていますか？

もうお二人が素晴らしく大人で。例えるなら、お兄ちゃんとお姉ちゃんみたいな感じです。お二人が、僕のことを受け入れてくれたっていうのが1番大きくて、若菜さんも圭くんもスタートの段階から比較的喋れていました。僕本当は人見知りなので、最初に仲良くなれれば、そこからずっと仲良くいられるんです。

今は3人集まった時に、正直何の話をしているのか覚えていないほど、たわいもない話で笑っていますし、盛り上がれています。すごくいい環境で、スタッフさんとも非常に仲良くさせていただいたりとか、いいチームに呼んでいただけたなと。

――深澤さんのモテエピソードはお二人に披露されましたか？

まだしてないです。絶対にモテてきた方にモテ話で勝負しても勝てるわけがないので…(笑)。年下の方と共演するときは話題作りとしてどんどん言っちゃうんですけど、お二人は大人で、その話題を出さなくても比較的距離を詰められているので。でももう少ししたらジャブだけ打ってみようと思います(笑)。

ドラマは「メンバーのために頑張りたいという気持ちは強い」

――「バラエティー番組などとは違う深澤さんが見られる」と、松本さんが取材でおっしゃっていました。どんな部分を視聴者やファンの皆さんに注目して観てほしいですか？

僕はどちらかというとバラエティー番組に出させてもらうことが多かったりするので、“バラエティーで何かをしている深澤”を見ることが多かったと思うんです。冬月を演じることで、このドラマでしか見せない表情や言い回しなどがたくさんあるので、そのギャップを楽しんでもらえたらなと思っています。

――このドラマをきっかけに「ライブでも胸キュンセリフを言ってみよう！」と思ったりは…？

ない…いや、わかんないですよ(笑)？　次は5大ドームを控えていますが、そういうシーンがあったら、もしかしたら自分で意識せずに言ってるかもしれない。冬月が降りてきちゃってるかもしれないので(笑)。この作品に入ってから自分の中で一皮向けたなっていう気はしています。

――今までにない深澤さんが見られるドラマだと思います。メンバーも視聴しているのではないでしょうか？

もちろん見てくれていると思うんですけど、みんなが言っているのは、「ふっかさんのラブシーン見れるかな」って(笑)。でもシンプルにメンバーがすごく応援してくれているというか、「撮影どう？」って気にかけてくれていて。

この作品のためにも自分は頑張りたいなと思うし、もちろんファンの皆さんのためにも頑張りたいなと思っています。でもやっぱり、メンバーのためにも頑張りたい。この作品が良くなるのが1番ですが、この作品をきっかけに「この人誰なんだろう」でSnow Manを知ってもらうチャンスにもなると思っているので、メンバーのために頑張りたいという気持ちは強いです。