『極悪女王』剛力彩芽「リングで感じたプロレスというジャンルの奥深さと役者との共通点」
昭和期の全日本女子プロレス(全女)を舞台にしたNetflixシリーズ『極悪女王』が大反響を呼んでいる。作品の中でクラッシュ・ギャルズのライオネス飛鳥を演じた剛力彩芽にも絶賛の声が殺到。その知られざる舞台裏を明かすとともに、ライオネス飛鳥も出演したラジオ番組『剛力彩芽は未来を編む』についても熱く語ってくれた!(全中後編の後編)
ーー本家に迫るという意味では、『炎のバイブル』をリング上でパフォーマンスする際の無表情さ加減もライオネス飛鳥さんと瓜二つでした。
剛力 そこに気づいていただけたのは、率直にうれしい! ジャガー横田さん役の水野絵梨奈さんが本格的にダンスをやっているので(LDH JAPAN所属)、あの場面の振り入れも担当してくれたんですね。(長与千種役の)唐田えりかさんと3人で当時の映像を観つつ、「こういう感じじゃない?」とか表情や動きを研究したんです。
ーーダンスの動きって自然にその人の個性が出ますからね。
剛力 そうなんですよ。たとえば飛鳥さんのダンスはリズムをあまり取らないのが特徴なんです。でも、足だけは細かくリズムを刻んでいる。唐田さんは「ダンスは苦手」と言っていましたけど、ニコニコ楽しそうな表情で歌うところは本家の長与さんも絶賛していましたね。
ーー『極悪女王』は単なるプロレスの物語という枠にとどまらず、昭和という時代を濃密に描いた点も支持されている理由だと思います。
剛力 今の時代はネットで情報が簡単に取集できることもあって、熱中できる対象が増えているじゃないですか。もちろんそれも素晴らしいことではあるんですけど、あの国民全体がなにかに熱狂するような“濃さ”はあまりないかもしれないですよね。国民の多くがテレビで放送される内容に熱を上げて、ダンプ松本という存在に敵意を向けるという……。それをすべて受け止めたダンプさんというのは本当にすごい。カッコよすぎる。胸が熱くなりますよ。
ーーこの『極悪女王』が剛力さんのキャリアにとって重要な意味を持つことは間違いないはずです。この作品を踏まえて、今後、役者としてどのように羽ばたきたいですか?
剛力 ひとつ大きな発見があって、試合のシーンはすごく俯瞰で自分のことを見ていたんですよ。あれだけリングで熱い闘いを繰り広げているのに、不思議と妙に冷静な部分があったんですね。結局、私は本物のプロレスラーになろうとしていたわけじゃなくて、役者として本物みたいに見られることが大事だったんです。似たように聞こえるかもしれませんが、この差はすごく大きかったです。アドレナリンが出過ぎてやりすぎちゃうと、演技として破綻しますから。
ーーそれは意外な視点ですね。
剛力 プロレスというジャンルは、そこが奥深いところだと思うんです。自分さえよければOKというわけじゃなくて、相手を光らせなくてはいけない。そのためには、どこか冷静である必要がある。すごく頭を使うんですよ。でもそれは役者にも通じるところがあって、カメラアングルとかを計算しながら共演相手のことを想像したほうが芝居としてよくなるはずなんですね。結局は相手を思いやることが大事。そこに気づけたことは自分の中で大きな成長に繋がったと思います。ーーさて、最近の剛力さんといえばラジオ番組『剛力彩芽は未来を編む』(ニッポン放送)に力を入れていると伺っています。10月26日の放送回ではライオネス飛鳥さんも登場しました(11月2日も登場予定)。番組内容を説明していただけますか?
剛力 10月から始まったばかりなんですけど、レギュラーを持たせていただくのは2年半ぶりなんですよ。今回、GaiXerさんという生成AIの企業がスポンサーについてくださっているので、そこに寄せた内容になっています。生成AIを使いながら過去の歴史からいろんなことを学んだり、未来のことを考えたりするんですけどね。テーマは毎回変わり、基本的には私が興味のあることについて掘り下げていく予定です。ちなみに2回目の放送では“塩”をテーマにしたんですよ。それは単純に私が塩好きだからなんですけど(笑)。
ーーもともとAIというジャンルに造詣が深かったとか?
剛力 いや、そんなことはまったくありません。これから勉強する感じです。たとえば「AI」と「生成AI」って何が違うのか? なんとなくAIというものに対するイメージはあっても、わかっているようでわかっていないことも多いですから。だから初心者目線でリスナーの皆さんと一緒にいろんなことを学んでいけたらいいなと思っています。
ーーなかなかアカデミックな番組になりそうですね。
剛力 漠然とフリートークで好きなことについて語るだけじゃなくて、AIを使って末来に繋がるいろんな可能性を探していきたいんです。ちなみに“未来を編む”という番組タイトルは、私が編み物好きということで決まったんですけど(笑)。ぜひ聴いていただいて、一緒に番組を盛り上げていただければと思います!
PROFILE◎ごうりき・あやめ1992年8月27日生まれ、神奈川県出身。2008年から雑誌『Seventeen』(集英社)の専属モデルを務め、2011年にドラマ『大切なことはすべて君が教えてくれた』で本格的に俳優デビュー。以降、ドラマ、映画、舞台、CMなど幅広く活躍。 4度目の上演となる舞台「No.9-不滅の旋律-」が12月21日より開演。
▽『GaiXer presents剛力彩芽は未来を編む』(ニッポン放送)毎週土曜日16:50~17:20。過去の成功パターンが通用しにくい現代において、未来を描き、具現化するための新たな思考法やスキルを習得する機会を提供するプログラム。過去の知見と最新のAIを組み合わせて、社会のために何ができるのかを考えていく。
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