「第14回ytv漫才新人賞」ROUND1、翠星チークダンスとマーティーが決定戦進出
読売テレビが主催する「関西で活動する芸歴10年以下の若手漫才師」を対象にした賞レース第14回ytv漫才新人賞。翠星チークダンスとマーティーがROUND1を通過した。
今年度を通して「事前ROUND」を3回にわたって行い、各ROUNDの上位2組、そして「敗者復活枠」として3回のROUND敗者の最高得点者だった1組の合計7組によって「ytv漫才新人賞決定戦」でタイトルを争う。
その最初の戦いとなるROUND1にはボニーボニー、タイムキーパー、タチマチ、フミ、ぐろう、ぎょうぶ、オーパスツー、マーメイド、天才ピアニスト、マーティー、うめすぴか、翠星チークダンス、全12組が出場。
ROUND1では、出場ブロックや順番に関係なく、1組目から会場が沸き、終始先の読めないハイレベルな展開に。審査員も得点付けに悩み、決勝進出ラインは1点差の大混戦となった。
賞レース常連組も名を連ねる中、勝ち上がったのは、8年ぶりにROUND1に出場した芸歴10年目の「翠星チークダンス」(376点で1位)と芸歴4年目の「マーティー」(371点で2位)の2組の漫才師たち。激戦の様子は放送終了後からTVerで配信中。
▼決定戦への切符を手に入れた2組のコメント◆1位通過376点 翠星チークダンス(10年目)――1位通過の感想を聞かせてください。
木佐 8年間、出させてもらえなかったので、最初は「通過したら『もっと早く出せや』とか悪態をつく可能性があるな」と思っていたんですけど、素直にうれしかったです。思ったより心はきれいでした。
ちろる 素直にうれしいんですけど、たぶん出順もよかったと思うんです。出順が最後で、温かい状況でやらせていただいたので、私が引いた出順のおかげかな、というのもあります。
木佐 すべての出順は相方が引いているので、過去の大会を振り返っても、たしかにいつもいい出順なんですよ。
ちろる 今回もうまいことハマってくれた感じがしました。
――非常にウケていましたね。
木佐 大会の傾向的に、7番や8番の人が通過しているイメージがめっちゃ強くて、出順が最後だと「お客さん、疲れてないかな」と思ったんですけど、最後まで温かくて、審査員の方やMCの方々のおかげもあって、最後までめちゃ盛り上がってました。会場の熱が持続していたので助かりました。
――決定戦までどのように過ごしますか。
ちろる 食生活を整えて、ますダイエットしながら、ビジュアルが一番いい状態で出られるように。髪型も変えて全体的に調整をしていきたいと思います。健康的に過ごす、というのを第一に心がけたいです。
木佐 まず手見せ審査を8年ぶりに通過してROUNDに出場できた時点で、オーディション帰りに後輩たちとごはんへ行くのにタクシーで行きました。今日も自分を追い込むために、朝、家にタクシーを呼んで読売テレビまで来たので、通過してなかったらほんまに恥ずかしいところでした。なので、決定戦までの役半年間も、自分を追い込む期間になると思います。いつも賞レースのたびに、元同居人のダブルヒガシ・大東さんにいろいろと“枷”を付けられるんです。「賞レースに負けたら半袖の服を全部捨てなあかん」とか、「25万円かけて永久脱毛に通わなあかん」とか、「北海道で味噌ラーメンしか食べたらあかん1泊2日の1人旅行に行ってこい」とか。これまでそういう罰を散々こなしてきたんで、次はもう罰を受けなくていいように。ダブルヒガシさんも優勝されているので、今回は決めたいです。
◆2位通過(371点)マーティー(4年目)――ROUND1を通過した感想を教えてください。
ホソ 正直、呼ばれると思っていなかったので、びっくりです。初めての手見せ審査で初めてのラウンドだったし、緊張はあまりしていなかったのがよかったのかなと思います。
――ホソさんは今日、前回チャンピオンの空前メテオ・大門さんからもらったジャケットを着用して挑んだそうですね。
ホソ これまでもちょこちょこ着ていたんですけど、まさかここで、縁起がいいです。昨年、大門さんは決定戦で衣装を変えていたので、僕も決定戦は変えないといけないのかな。縁起がいい感じでいきたいです。
真平 まず、うれしいです。でも、終始ホソが「大門さんにもらったジャケットのおかげ」みたいに言ってますが、完全に、僕が書いたネタのおかげです。
ホソ それはわかってるねん(笑)
真平 ジャケットは完全に関係ありません。
ホソ わかった上で「縁起がいいから」って言ってるよ(笑)。正直、名前を呼ばれたときは頭の中が真っ白やったんですよ。わけがわからなさすぎて、マーティーって名前が「自分らか?」っていうぐらいに。
真平 正直、ほかのコンビを見た感じだと「負けてるかな」っていう感触やったんです。だから、名前を呼ばれたときはちょっと顔面の気は抜いてましたね。まさかテレビカメラで抜かれると思っていなかったので、気を抜いていました。
――ROUND1の中では最若手の通過となりました。
ホソ 僕ら、劇場(よしもと漫才劇場)に入れたのも今年1月で遅かったんで。
真平 まだ半年しか経っていないのでびっくりしました。
ホソ 本当にびっくりです。去年は、ぐろうさんとか空前メテオさんらが出てたのを家のテレビでずっと観ているだけやったんで、とりあえずよかったです。しかも同じ4年目で通過できたのはよかったです。
――決定戦まで半年間ありますが、どう準備していきますか。
真平 ほかの賞レースとの兼ね合いになってくるのかなとも思っていて、どのネタをどこでやるか、みたいなのも考えていきたいです。今は動画でも残ったりするので、そういうのも考えながら、ネタを作りながら。まだやっていないネタをやったりしながら、ですかね。
ホソ 僕は言われたことをしっかりやって決定戦に備えたいです。あとは、縁起を担いで衣装を変えるだけですね。
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