水着写真が1千万バズ!身長180cm「デカ女ブーム」の旗手・ウクライナ出身 美女コスプレイヤーを直撃
今年5月下旬ごろに突然、X(旧Twitter)のトレンド入りをした「デカ女ブーム」という言葉と共に、投稿したポストが1,347万インプレッション、7.4万いいね!(9月9日時点)と大バズリを記録しているウクライナ出身180センチの美女・アニャ(Xでのユーザー名は『ネトーチカ』)さん。戦争がキッカケで日本に移住し2年が経ち、現在は憧れていたコスプレイヤーとして活動している。ヨーロッパと日本の文化の違いや、コスプレへのこだわりなどを訊いてみた。(前後編の前編)
――SNSに投稿した上野駅で撮影した写真で一気にフォロワーが伸びたそうですね。
アニャさん たまたまSNSで、「デカ女がいい」と書いているツイートがあったんですよね。それで、みんな本当にそうかな?と思って上野駅にある低い天井のところで写真撮って軽い気持ちで投稿したんです。
――それをきっかけに「デカ女ブーム」という言葉がトレンド入り。反響もすごかったと。
アニャさん 思わぬアクシデントというか、そんなにバズると思ってなかったです。それまでは身長が高いからヒールを履くのはやめていたし、日本にそぐわないなという気持ちがあったんです。「デカ女ブーム」のおかげで高身長も長所なんだなと思えるようになりました。
――ちなみに身長はおいくつですか。
アニャさん 180センチです。ウクライナでは大きい方ではないんですよ。ちなみに父は195センチです。お母さんが160センチ、お姉ちゃんは165センチでこれはウクライナでとても小さい方ですね(笑)。
――スタイルの良さにも反響があると思うのですが、運動などしているんですか?
アニャさん 「身長高くてスポーツできるんでしょ」とコメントでもよく言われるんですが、オタクなんで運動は嫌いです!(笑)
――どうやってスタイルを維持しているんでしょう。
アニャさん ヨーロッパでは外見を気にしている人はあまりいないと思います。日本に来たら女の子たちがみんな可愛くて綺麗になる努力をしていると感じました。それに衝撃を受けて自分もそうしなきゃなと思いましたね。納豆とか魚であったり日本食を食べるようにして10キロ痩せました。元々健康的な食べ物は好きなので自分にはあっていたんだと思います。
――コスプレは、いつからしているんでしょう。
アニャさん 2022年に来たときは勉強のことや、日本語を覚えるのでいっぱいいっぱいでしたが、2023年になってから少しできる余裕ができたので、「東京ゲームショウ」(日本最大級のゲームイベント)に行ってアクションRPGの『NieR:Automata』の2Bのコスプレをしました。コスプレ自体が初めてだったのでメイクもうまくいかなかったし、コスプレのルールもよくわからない状態でした。露出対策でタイツを3着くらい履いたことで、単に太ったように見えて、後悔と反省いっぱいです。ただ、非常に勉強になる機会になりました。――こだわりはありますか?
アニャさん こだわりというか、コスプレをする際にメイクをすごく頑張らないといけなくて…。例えば3Dゲームのキャラクターである2Bは、割とヨーロッパ人の顔に近いので、彫りが深くてもコスプレしやすいです。私の好きな作品は日本人顔のキャラクターばかりなので彫りの深い顔だと難しい。なので日本人の顔に近づけるのが腕の見せ所ですね。
――日本とヨーロッパのコスプレ文化の違いがあれば教えて下さい。
アニャさん ヨーロッパのコスプレ文化でいうと、キャラクターの衣装を着てかわいく笑っているだけでハッピーなんです。自分のやりたいようにやるし、やりたくない細かいことはしない人が多いですね。その文化を見てきたので日本でコスプレを始めて、X(旧Twitter)で知らない人に「なんで手袋してないんだ!わかってないのか」と言われたこともあります。日本はオタク先進国だからコスプレのレベルが高いし厳しいなと思いました。
――全然違いますか。
アニャさん 日本のコスプレをする人たちはキャラクターを再現する際にもどういう表情やポーズでやるのかと研究していて、こだわりの強さを感じています。あと、びっくりしたのが今年の夏コミ(夏開催の「コミケ」)に参加したとき、すごく暑くて汗だくになって大変だったんですよ。なのに日本人は汗を書いていない人が多くても、なにかすごい技術を持ってるんじゃないかと(笑)。
――なるほど(笑)。では日本の好きなところを教えてください。
アニャさん 安心安全なことですね。夜歩いてても大丈夫だし。電車で強盗される危険性も少ない。それに1人で映画館や喫茶店に行けることも!ウクライナの友達に1人行動のことを言ったら「鬱なの?」と言われます(笑)。あと、ヨーロッパだと、働いた後は仕事を全部忘れて夜ご飯のことを考えるんです。日本の生活は仕事もそうだしプライベートも忙しい人が多いですよね。自分以外の社会のことをみんなが考えているし、忙しいのに自分の生きがいを極めていったり、他人のことを考えるのはすごいです。
――日本の忙しさについて具体的に、なにかエピソードはありますか?
アニャさん スイスに住んでいる友達から「来月日本に行くからずっとガイドしてよ」と連絡が来たときに私は「来月、忙しいから難しい」と返事をしたんです。そうしたら「ずっとガイドできないぐらい忙しいって何?」とすごくショックを受けていました。日本に来る前の私なら気持ちはわかりましたが…それぐらい日本人化したなと感じますね(笑)
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