木ドラ24「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」の記者会見に菅井友香、中村ゆりか、ちせが出席

菅井友香×中村ゆりか、役の見どころを語る「樹の過去も明らかになり、色々な状況の樹をお届けできる」「わりと甘々な感じの冬雨が多く見れるんじゃないかな」＜チェイサーゲームW2＞

2024.09.16 12:02

9月19日(木)にスタートする菅井友香と中村ゆりかW主演の木ドラ24「チェイサーゲームW2 美しき天女たち」(毎週木曜深夜0:30-1:00ほか※第1回は深夜0:40-1:10ほか、テレ東系ほか)の記者会見が都内で行われ、菅井と中村、共演のちせが出席した。

レズビアンを主役にした復讐愛憎劇の続編

2024年1月期に放送された「LGBTQ+」「労働問題」「セクハラ」などの社会課題に鋭く切り込み、レズビアンを主役にした復讐愛憎劇『チェイサーゲームW パワハラ上司は私の元カノ』の続編となる同ドラマは、Season1では語られなかった樹(菅井)と冬雨(中村)が別れた後から再会するまでの1年の空白期間、さらに、再会後の二人を軸に繰り広げられるさまざまな人間模様を描く。

Season1に続き、カフェの店長で、忘れられない冬雨を無意識に探してしまう主人公・春本樹を菅井が演じ、中国大手コンテンツ会社「ヴィンセント」を退社後、帰国し専業主婦になったもう一人の主人公・林冬雨を中村が演じる。また、高校時代に樹の家にホームステイしていて、樹の初恋相手・パク・ヨルム役をちせが務める。

菅井「Season2では樹の過去も明らかになる」

最初に、キャラクターの見どころを聞かれた菅井は「まず、最初に、W2として春本樹を引き続き演じさせていただけること、本当にうれしいです。作品を応援して下さるみなさんの愛のおかげだなと感じています。今作は、また新たなキャラクターが出てきたり、シチュエーションもSeason1の時よりいろいろな場所に行って冬雨と過ごしたり、過去を描いたりと、より深いところをお届けできるようになったので、その一つ一つが見どころです。役柄としては、今作で樹の過去も明らかになり、色々な状況の樹をお届けできるかなと思うので、そこも楽しんで見ていただけるように頑張りました。宜しくお願いいたします」と笑顔であいさつを。

続けて、中村は「私も菅井さんと同じように、今回『チェイサーゲームW2』で、林冬雨役として参加することができで、本当にうれしく思っています。Season1より今作の方は、ガラッとまた新たな人生を切り開いていくような形で、すごくより深い二人の愛情が芽生えてる姿が描かれているじゃなかなと思っています。家庭環境だったり、二人の関係性だったり、私たちの周りを取り巻くキャラクターの方々も見どころ満載にしてくださっているので。そういった部分も楽しみにしていただけたらなと思います。Season1の冬雨は、パワハラ上司で始まったのできつい印象があるかと思いますが、今作はわりと甘々な感じの冬雨が多く見れるんじゃないかなと思います。結構感情豊かな部分が多い気がしているので、そういったところも冬雨のかわいらしいところだなと感じています」とコメント。

さらに、ちせは「(パク・ヨルムは)新しいキャラクターとして登場していて、樹の初恋の相手なんですが、樹とは真逆の性格で。けっこう明るくて、言いたいことをちゃんと言えて、また、二人とは違う性格を持ったキャラクターだと思いました。これまでの二人の関係性に加わって、新しく登場するヨルムによって変わるストーリーを楽しみにしていただけたらなと思っています。さらに、引き続き二人の関係性がより深まるのも楽しみにできたらなと思います」と語った。

中村、菅井の呼び方を明かす「ゆうかなので“ゆっか”って呼んでます」

Season1から引き続きの共演となる菅井と中村。今作で、再び共演してみての感想を、菅井は「引き続き、中村さんとご一緒出来て本当に安心でした。ゆりかちゃんを頼りにさせてもらって、前回もそうでしたが、今回は、一緒に台本を読みながら、ここは本当にこういう行動するかな？とか話し合い、また、監督やスタッフチームのみなさまとも一緒に考えて、そういう時間を作りながらとれたことが、またありがたかったです」と感謝を口に。

そして、司会から「ゆりかちゃんって呼んでらっしゃるんですね？」と聞かれた菅井は、笑顔で「ゆりかちゃんって呼ばせていただいてます」と答え、一方、中村は「ゆうかなので“ゆっか”って呼んでます」とお互いの呼び名を明かした。

一方、菅井との共演について中村は「やっぱり前作をご一緒して、今作もご一緒できるのは、より楽しかったですし、信頼をして一緒にお芝居できる環境で臨めたので、何か困ったことや台本上で思ったことがあれば二人で相談しあって、監督と話し合ったりとか、そういう環境をお互いで作れたからすごい良かったなと思ました」とコメントし、続けて、「現場に入る前も、ゆっかから、こういうシーンどう思う？と自主的に相談をしてくれたりとかして。そういう誠意のある瞬間が格好良く見えたし、一緒にできて良かったなと改めて感じました。また、もちろん現場に入って気付くことも多かったので、その時に、それぞれのこのシーンに対する思いを監督と話し合って、そのシーンを少し変えたりする時もありました」と振り返った。

ちせ「菅井さんは頼もしいお姉ちゃんでした」

今作の見どころの一つを、冬雨の甘々な部分と答えた中村。前作と見た目の雰囲気が少し変わった印象の冬雨について、中村は「前回は、赤のリップや赤のネイルなど赤を強調して、強い女性を醸し出していたんですけど、今回は色をなくして、リップも普通のピンクでネイルもピンクでナチュラルにしました。そういった形から優しくなっていく瞬間と、嫉妬したりやきもちやいたりと激しい感情の揺れ、泣いたり笑ったりと喜怒哀楽を見せる冬雨が、今作では見れると思います」と語った。

また、日本で初演技に挑戦したちせ。出演を振り返り、ちせは「日本に来て初演技で、撮影に入る前から菅井さんとレッスンをさせていただいたり、ヨルム役をについて一緒に話す機会がありました。ヨルムは、今までにやったことない役柄だったので、精一杯向き合いましたし、Season2を盛り上げられるように頑張りました。菅井さんは、役柄について話をしたりと真剣に向き合ってくださったので、本当に頼もしいお姉ちゃんでした」と菅井への思いを明かす。

そして、菅井は「韓国の方とお仕事っていうのがなかなかなかったので、最初緊張しちゃってたんですが、ちせちゃんがすごくフレンドリーに話してくださるし、撮影の合間は韓国語を教えてくださったり。それが現場でリラックスできたので、すごくありがたかったなと思いました」とコメント。

菅井「続編が決まってからいろいろな言語でメッセージを送ってくださった」

今作の反響についていかがでしたか？と聞かれた中村は「前作のさまざまなシーンを切り取ってすごいクオリティーの高い映像を作って送ってくださったり、ファンレターも(樹と冬雨コンビの)“いつふゆ”ファンの方がたくさん送ってくださったり、グッズとかも作ってくださったりと、物に残してくださるくらいこの作品を好きでいてくれてる方が多くいらっしゃって、気持ちが伝わり嬉しかったです」と笑顔を。

続けて、菅井は「続編が決まってから、SNSとかにいろいろな言語でメッセージを送ってくださって、励みになりましたし、“いつふゆ”ファンミーティングをSeason1の放送の後に開催させていただいたんですけど、その時に、ファンの方が二人のアルバムやグッズを自作してくださって、それを今回の撮影現場に持っていき、お守りのようにして、喜んでいただけるようにと力が入りました」と語った。

菅井＆中村、撮影で苦労したことを明かす

撮影で特に苦労したシーンについて聞かれた菅井と中村。少し考え込む様子を見せるも、中村は「仕方ないと思うんですが…天気に振り回されることがあり…。大事なシーンの当日、撮れるか撮れないかとずっと答えが出ないような状況があり、厳しいのかな…と思いながら。でも、最後は、天気が味方してくれて、撮れました」と明かした。

そんな中村のコメントをうなずきながら聞いていた菅井は「天気には左右されたし、二人での寒いシーンの撮影の時は太陽が早く沈んでしまって。二人で凍えてたので、おしくらまんじゅうしながら温まってました」とエピソードを披露。

また、待機時間について菅井は「お菓子とかをお互いプレゼントし合ったりして、甘いもので栄養撮ったりしてました」と語り、中村は「私がいつも持っているマッサージガンがパンダの形をしていて、空き時間にそれをずっとやっていたら、ゆっかが、“それをかわいい”って言って、“私も持ってくる”って言って(笑)。でも、“探したけどなかったから新しいの買った！”って持ってきて(笑)。そしたら、ちせも大きいの持っていて(笑)。みんなでマッサージをしていました」と話すと、会場からは笑いが起きた。

中村「一瞬素になったり真顔になったりする瞬間あって」

今作の撮影で新たに知ったお互いの一面について菅井は「ゆりかちゃんは決める時は決めるすごい役者さんだなといつも思っていますが、それ以外はギャップがあって。撮影の時、見えないようにマイクを付けてるんですが、撮影の合間に“マイクどっかいっちゃった～”って探してて、気付いたら足の裏にマイクがあって(笑)。どうやったら足の裏にマイクがつくんだろう？ってみんなで爆笑していました。おっちょこちょいなとこがかわいいです」と中村の意外な一面を暴露。

一方、中村は「撮影期間の前半はお互い元気だったんですが、後半になるにつれてだんだん疲れのピークが来たのか、一瞬素になったり真顔になったりする瞬間あって。控え室戻って“ふっ”って(笑)。喋らない時間とかがあったりしましたが、でもお互い気を許しあった空気を感じてるんだなと思いました」と振り返り、菅井が「ゆりかちゃんだったからこそ見せられる顔だったのかなと思います」と笑顔を見せた。

菅井、中村、ちせが視聴者へメッセージを送る

最後に、放送を楽しみにしてる視聴者へ、菅井は「改めまして、いつも熱い応援やお声を届けてくださりありがとうございます。今回、チーム一丸となってできる限り、存分に楽しんでいただけるようにと、スタッフの皆さんもベストを尽くしてくださいました。共演者の皆さんも全力でお届けしています。皆様に、“ありのまま生きていいんだ”と思っていただけるような物語になっているかなと思いますので、毎週の楽しみにしていただけたらうれしいです」とメッセージを送った。

続けて、中村は「本当にありがたいことに、この作品を楽しみにしてくださってる方々が大勢いて、私たちはそのおかげでシーズン2に励むことができました。今回、この作品は大きなテーマになっているかと思います。人生の選択や新たな人生を切り開いていくこと、家族とか仕事とか、いろいろな日常を過ごしていく中で、当たり前の日々がどういうふうに送られていくんだろうっていうのも、このドラマはリアルに追求して描かれているんじゃないかなと思います。9月19日(木)から放送スタートなのでぜひ楽しみにしていてください」と視聴者に呼び掛けた。

そして、ちせは「まず、すごい応援してもらえるこの作品にシーズン2の登場人物として出演させていただくことを光栄に思っています。日常もそうですが、非日常に対してのさまざまな悩みだったりの解決になれるような作品になれたらなって思っています。みなさんどうぞ宜しくお願いします」と会見を締めくくった。