

真楪伶、AKB48時代は「必要とされていないと思っていた」卒業後の理想像は“余裕のある大人”

AKB48を2024年2月に卒業し、芸名を本名の馬嘉伶から改名した真楪伶が、1st写真集「奇跡と出会った瞬間」を7月11日(木)に発売する。アイドルから新たな道へと進む彼女の“卒業旅行”を兼ね、インドネシア・バリで撮影。6年ぶりの水着や初のランジェリーにも挑んだ同書の撮影エピソードや今後の展望を、真楪伶に語ってもらった。
写真集発売は夢「ファンが喜んでくれた」
――写真集発売の反響はいかがですか?
私は写真がすごく好きで、写真集を出すことが夢だったので、夢がかなってファンの方がすごく喜んでくれています。
――発売が決まったのはAKB48在籍中ですよね?
在籍中ではありますが、卒業は決まっている状態でした。卒業に対する寂しい気持ちはもちろんあるんですが、今後自分の力で何ができるか、どこまでできるのかということはすごく楽しみにしていました。写真集の発売が決定していたことも笑顔で卒業を発表できたきっかけの一つです。
写真集発表まで7カ月我慢もXで“匂わせ”
――卒業後、ファンの方に届けられるニュースがあるというのはうれしいことですね。
写真集のお話を頂いたのは去年の11月頃でしたが、発表できたのは5月だったので、7カ月間も内緒にしていたんです。SHOWROOM配信でも、普段はファンの方になんでも言うんですけど、「これは絶対に言っちゃいけない」とずっと意識していて、たまに言っちゃいそうでちょっと怖かったです(笑)。頑張って我慢して、やっと長い期間の秘密を重大発表できて良かったです。
――真楪伶さんのXの投稿をさかのぼると“匂わせ”はしていますよね?
あれはちゃんと許可を取りました!(笑) “卒業旅行”と言いつつ、周りにメークさんがいることが分かるように写真を載せて、ちょいちょい匂わせていたんです。ファンの方も、私が急に海外に行っているし、しかもたぶん一人じゃないし、疑問には思っていたと思います。普段はファンの方に喜んでもらえるような報告をする性格なので、どこに行くとも誰といるとも言っていなかったから、怪しいと思っている方もいたみたいです(笑)。実は写真集の撮影だったので、みんなびっくりしたと思います。
AKB48卒業の翌週に撮影「卒業旅行みたいな気分」
――撮影はいかがでしたか?
すごく楽しかったです。卒業の翌週に撮影しに行ったので、本当に卒業旅行みたいな気分で、お仕事感は全くなかったです。
――今回の撮影のテーマはどういったものを考えていましたか?
アイドルを卒業してタレントになって、名前の漢字を本名の「馬嘉伶」から「真楪伶」に変えたんです。その変化のはざまの“今しか撮れない私”がテーマでした。それと、男女問わず、みんなに「きれい、かわいい」と思っていただけるように頑張りました。
――頑張ったとはどのように?
例えば、私は体がきれいな女性に憧れるので、特に体作りを頑張りました。腹筋を毎日欠かさず鍛えていて、おなかにきれいな線が入るようになりました。背中も腕も頑張って鍛えましたよ! なんかめっちゃ自慢してるみたいじゃないですか?(笑)
バリに向かう飛行機で「むくんで50点の体に…」
――せっかく頑張ったので自慢していいと思います(笑)。撮影から少し時間がたちましたが、今はいかがですか?
めちゃめちゃ太りました(笑)。実は100点の体でバリに行くつもりだったんですけど、飛行機でずっと座っていた状態だからか体がむくんで、50点の体になったんですよ。それで、撮影が終わって日本に戻ったらなぜか80点くらいの体になったんです。撮影の時に50点の体だったのが悔しくて、写真集を一番きれいな状態にするために、20点の体作りをしようと毎日スイーツを食べていたら、今は10点になりました(笑)。でも本当にすごく努力して、腹筋も背筋もきれいに撮れたので注目してほしいです!
――では2冊目の写真集があれば、さらに仕上げられる伸びしろがあるんですね。
1回目の経験があったから、またチャンスを頂けるならもう油断しません。飛行機の中でも何も食べません!
AKB48卒業から3カ月「最初は怒涛の日々でした」
――卒業からは3カ月ほどがたちますが、心境はいかがですか?
最初は怒涛の日々でした。卒業して、数日間連続でお仕事して、写真集の撮影に行って、撮影が終わってもいろいろとバタバタしていて。そのまま舞台の稽古が始まって、舞台の本番を迎えて、と落ち着いていなかったから、卒業した寂しさはあまり実感していなかったんです。2月に卒業したんですが、3月のAKB48のコンサートで19期生の研究生たちがお披露目されていたのを見て、私の知らない子がAKBの衣装を着ているということで、『私はもう卒業したんだ』とだんだん実感が湧いてきました。
――個人で仕事するようになって、グループに所属していた頃とは感覚も違いますか?
グループにいた頃は、努力して認めていただいてお仕事を頂くことが多かったんですけど、今は努力して自分でチャンスをつかむという形に変わりました。AKB48はすごく恵まれているので、たくさんの方に見ていただける環境でしたが、今はグループにいた時以上に自分のやりたいことを明確に伝えないといけないんです。「やりたい」だけじゃダメで、強い意志じゃないとチャンスを頂けないので、お仕事の意識を変えないといけないなと感じました。難しさも感じていますが、それ以上に楽しんでいます。
「とある“文字”のお仕事と、とある“イラスト”のお仕事」とは?
――Xには「とある“文字”のお仕事と、とある“イラスト”のお仕事の締め切りに追われている」という投稿もありました。
私の匂わせをめちゃめちゃ見ていますね(笑)。“文字”のお仕事は、この写真集の最後のロングエッセーのことです。締め切りのギリギリまで夜更かしして、頑張って考えて文章を出したら、すごく褒めていただきました。写真だけじゃなく、私のロングエッセーで、今までの私とこれまでの私と、これからの私をぜひ知っていただきたいんです。
――「とある“イラスト”」は、どういったお仕事でしょうか?
私がデザインした「ぱみぃ」といううさぎのキャラクターのグッズを出したり、LINEスタンプを出したりすることを、去年の4月頃からしているんです。私の匂わせでたぶんバレていると思いますが、そのぱみぃに関する締め切りがあって頑張りました!
“あるもの”が進んでおります。ぱみぃに関しては「やるならLINEスタンプだけじゃなくて、一つのブランドにしたら?」とアドバイスを頂いて、グッズを出したり、専用のSNSアカウントを作ったりするようになりました。最初は趣味のようなものでしたが、今後は趣味だけじゃなく、クリエーターとしても活動していきたいなと思っています。
つい最近も「初めての美術館」(毎月第2・4日曜朝8:00-8:30、TOKYO MX)という番組でぱみぃのインスタグラムを紹介させていただきました。一つ一つの投稿がつながって、「永遠に終わらない1枚の絵」になっているんです。ぜひフォローしてください!
AKB48時代は「自分は必要とされていないと思っていた」
――真楪伶さんが今後、成し遂げたい夢についても聞かせてください。AKB48には8年在籍されましたが、例えば8年後はどんな存在になっていたいですか?
8年後ですか…難しいですね。余裕のある、心がきれいな人になりたいです。私は自分のことですぐにいっぱいいっぱいになっちゃうんですよ。
今は少し落ち着いてきたんですが、AKB48にいた頃は「言われたことを全部やらないといけない」と思っていましたし、「やらないと自分はいつ消えてもおかしくない」「自分は必要とされていない」と思っていたので、言われたことを全部やって、向いていないと分かっているようなことに対しても、チャンスがあったら挙手して「やります」と言って、結局いっぱいいっぱいになってしまっていろいろとできなくて。余裕がなかったんです。
そうやって今までの活動を客観視して、改めて自分のやりたいことを考えることで、少し選択肢ができました。だからこれからは、もっと心に余裕を持って、自分が楽しいと思うこと、ファンの方が真楪伶を見て幸せだと思えることだけをしようかなと思っています。
やりたいことを勉強して「自信があります」と言えるような人に
――8年後、余裕を持てるようになった真楪伶さんはどんなお仕事をしていると思いますか?
以前、「AKBINGO!」(2008~2019年、日本テレビ)という番組に出演させていただいた時に、ありがたいことにたくさんの方に知っていただき、「面白い」と言っていただきました。だからバラエティー番組などでもっと頑張りたいなという気持ちは、卒業を決めてからさらに強くなりました。
ファッションモデルにも挑戦したいですし、デザインにも興味があります。ちょっとずつやるのではなくて、ちゃんと「モデルです」「デザイナーです」「クリエーターです」と言えるように、自分のやりたいことをしっかり勉強して、胸を張って「自信があります」と言えるような人になりたいです。
――最後に改めて、写真集の発売を楽しみにしている方にメッセージをお願いします。
今まで、AKB48でたくさんのメンバーと一緒に活動してきましたが、この作品は“真楪伶の作品”になっています。この写真集のためにたくさん努力してきましたし、5年後、10年後も「これは私の最高の作品です」と笑顔で人に言える作品になっていると思っていますので、皆さまぜひ手にとって見ていただけたらと思います。
それと、お渡し会も開催します! 8月4日(日)に東京のHMV&BOOKS SHIBUYA、10日(土)に大阪のHMV&BOOKS SHINSAIBASHI、11日(日)に愛知の星野書店 近鉄パッセ店です。絶賛受付中です!(笑) お待ちしております。
◆取材・文=山田健史
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