

韓国合宿の第一関門・個人レベルテストの順位発表 ハイレベルな闘いを制したのは?<Nizi Project Season 2 Part 2>

JYPエンターテインメントとソニーミュージックによる日韓合同オーディション・プロジェクト「Nizi Project Season 2」。韓国編となる「Part 2」の第3話では、遂に最初の関門となる個人レベルテストの順位を発表。めざましい成長を見せた参加者の内、見事1位となったのは誰なのか。また、「2回、最下位になったら脱落」という厳しいルールの中で、1つ目の最下位になってしまうのは…?セイタ、エイジ、タイガ、トモヤのパフォーマンスと結果発表を考察と共に振り返る。
セイタの優しい性格が、パフォーマンスではネックに
12名の参加者は、この韓国合宿で4つのミッションに臨む。それぞれのミッションでキューブを与えられ、4つ全て揃えばデビューが決まる。グループのメンバーの人数は現時点では未定だが、3回のレベルテストのうち、最下位の12位に2回なってしまったら、その時点で脱落。審査の基準は、日本合宿での「可能性と素質」から「実力重視」に。また、グループの中で、どれだけ個性や特徴を見せられるかが重要になってくる。
個人レベルテストに9番目に挑むセイタは、面倒見が良く、参加者たちから「一番悩みを打ち明けやすい相手」に選ばれている。だが、彼自身も大きな悩みを抱えていた。それは「練習ではうまくいくのに、大事な時に限って、プレッシャーや緊張で結果を出せない事」。他の参加者の成長が羨ましく、不安にもなり、人知れず涙を流していた。
トレーナーからは、「セイタの良さはエネルギーがあるところで、自信を持ってやれば、良い結果が出せるはず」と励まされた。「自信を持つ」という事について、ずっと考えてきたセイタは、今まで練習に励んできた自分を信じる事だと答えを出し、リラックスして楽しんでパフォーマンスしようと心に決めた。
Stray Kidsの「CASE 143」を、堂々とパフォーマンスするセイタ。そんな彼を笑顔で頷きながら見守るJ.Y. Park。だが見終わって、まず告げたのは「歌声が不安定」な事。彼は、セイタが普段から息を止めて話している点を指摘し、人は緊張や心配事がある時にそうなる、と説明した。だが、必ずしも欠点ではない、とも告げた。セイタの話す前に考えて言葉を選ぶ慎重な性格が、仲間たちから信頼され、頼られている理由だからだ。セイタの配慮のある性格を認めつつ、歌に影響を及ぼしている為、もう少しリラックスして話したりパフォーマンスできるように、とアドバイスした。
ボーカルの面では残念だったが、「ダンスは本当に良くなった」と高評価。感情表現の幅も大きくなり、驚くほど成長した、と、笑顔で伝えた。そして、「来てください」。参加者たちから大きな拍手が起きた。席に戻り、「本当にムリだと思ってた」と一気に緊張が解け、泣きそうになるセイタ。実は彼は、キューブを追加ではなく、その場で貰うのは初めてだった。それだけに喜びもひとしおだった。
内向的な性格のエイジ
次は、エイジ。日本合宿の最終順位が4位だった事について、悔しかったか期待以上だったかを尋ねられた彼は、「ダンス・レベルテストでは1位だったのに、最終4位となって少し残念だった」と正直な気持ちを打ち明けた。
エイジが選んだ曲は、Rainの「How to Run From the Sun」。地域オーディションの時にJ.Y. Parkから「Rainに初めて会った時の感じ」と言われた彼にぴったりの選曲だ。パフォーマンスについては心配していない、と言うJ.Y. Park。「問題はボーカル。この曲は、どれくらい感情的に歌って感動を与えられるか、が課題」と、エイジの表現力に期待を寄せた。
歌に自信の無いエイジは、音程と発声に集中して練習を重ねたが、トレーナーから「強く歌わなくちゃという考えばかりだから、感情が入ってない」と言われ、Rainのマネではなく、エイジ自身がどう歌いたいのかを考えないと、と厳しい指摘を受けてしまった。失恋の哀しみがまだよくわからない事に加え、元々感情を表に出す事が苦手な彼は、壁にぶつかる。内向的な性格で、他の参加者のように仲間からアドバイスをもらったり、悩みを相談したりできず、1人でつらさを抱えていた。
だが勇気を出して、ハルに感情表現が上手くできない事を相談。もちろんハルは快く相談に乗り、親身になってアドバイスした。そのおかげで、少しずつ表現が豊かになってきたエイジ。自分なりの表現ができるように努力を重ねた。
エイジのパフォーマンスを嬉しそうな表情で見つめるJ.Y. Park。「歌が…」と言った後、しばらく間が空き、ボーカル・レベルテスト9位だった彼は緊張しながら次の言葉を待った。続いた言葉は「とても良くなりました」。ホッとするエイジ。ダンスの上手さに加え、ボーカルの実力が大きく伸びた事で、「立派なアーティストになる可能性が高い」と、今後の彼に期待を高める言葉を贈った。
称賛の後、J.Y. Parkは「でも」と続け、歌に感情を込める事に集中しすぎたせいで、ダンス・レベルテスト1位のダンスではなかった、と残念がった。だが、歌が終わった瞬間、本来のレベルの高いダンスを見せた、と笑うJ.Y. Park。エイジも無事、キューブを獲得した。
迷いの中で、もがくタイガ
続いて、タイガ。彼はJYPの最長練習生だが、日本合宿のレベルテストでは、ダンス13位、ボーカル14位、と大きな悔いが残る結果だった。韓国合宿では良い結果を残そうと、最大限の努力を重ねるが、トレーナーから厳しい指摘が続く日々。試行錯誤してみるものの、結果が付いてこず、何が正解なのかわからなくなってしまっていた。
不安を抱えながらも、精いっぱいのパフォーマンスを見せようと個人レベルテストに臨んだタイガ。曲は、Stray Kidsの「MIROH」。心配そうな表情で見守っていたJ.Y. Parkは、「タイガくんに関しては、長期練習生としてのプレッシャーも理解できるし、応援する気持ちが大きい」と前置きした後、チームミッションで克服した欠点が、また戻ってしまった、と残念がった。ダンスのラインが全く見えなかったし、ボーカルも不安定だった、と…。そして、「一番長い期間トレーニングを受けたのに、相対的に練習量が足りなく見えるのが歯がゆい」と、成長が見られないもどかしさを伝えた。
「練習方法か気持ちか…何かが変われば、今からでも良い結果が出せると思う」とのJ.Y. Parkの助言に対し、タイガは「心が一番変わらなければいけない部分だと思う」と、自身の問題を自覚しているようだった。彼が一生懸命がんばっているのがわかるからこそ、J.Y. Parkもつらそうだった。
初心に戻って基礎練習を続けたトモヤ
重い空気の中、最後に登場したのは、日本合宿最終1位のトモヤ。彼が選んだ曲は、J.Y. Parkの「Who’s your mama?」。ダイナマイト・バディの女性に骨抜きになった男性が「お母さんはどんな人?どうやってこんなふうにキミを育てたの?」とアプローチする、コミカルでセクシーな歌だ。トモヤがこの歌を選んだのは、明るくてイタズラ好きな普段の自分を見せられると思ったから。
練習で歌ってみせると、トレーナーからは「発音が崩れてるし、リズムが活きていない」とダメ出しが。独特のリズム感にうまく乗れず、歌もダンスも思わぬ苦戦を強いられる。だが練習方法を見直し、シンプルだがグルーヴ感のあるダンスをモノにするには、基礎を改めて練習する事が必要だと感じた彼は、初心に戻って基礎のダンスを繰り返した。
「面白い!トモヤのステージを見て良かった、と思ってもらえるようにしたい」と、筋トレ風の自作の振付を交えて披露したトモヤなりの「Who’s your mama?」に、J.Y. Parkは大笑い。思わず「ヘイ!」と声を上げてしまうほどノリノリで楽しんだ。パフォーマンスが終わるや否や、参加者たちからもJ.Y. Parkからも大きな拍手が起こった。
J.Y. Parkは「これはオーディションのステージではなく、公演みたいだった」と、最上級の賛辞を贈った後、スグに「来てください」とキューブを渡した。このトモヤのステージが良かったのは、基本のテクニックがしっかり出来ていたからだ、とJ.Y. Parkは言った。トモヤの練習方法は正しかったのだ。
緊張の順位発表
いよいよ順位発表。まず最下位から発表する事になり、キューブが貰えなかったミラク、ソウダイ、タイガに緊張が走る。最下位となったのは、ミラクだった。そして、11位はタイガ、10位がソウダイ。彼らは今回、追加キューブも貰う事ができなかった。
発表が続き、残るはベスト3に。「3位は、“最下位の逆襲”、ケン」と、J.Y. Parkが発表すると、参加者たちが嬉しそうに拍手した。「最下位だけは避けたい」と願い、順位が1人1人発表されるたびに、「そろそろ…」と思っているうちに気づいたら3位でビックリした、と後から振り返っていた。
そして、1位と2位は、順位を決める際、J.Y. Parkが迷いなく選んだツートップ。どちらを1位にするかは、スタッフたちの意見も加味して決めたそうで、1位はユウ、2位がトモヤとなった。日本合宿最終8位だったユウの成長が評価された結果だ。
次回はチーム対決。果たしてどんな組み合わせで、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか。後がなくなったミラクの逆転にも期待したい。
オーディション番組『Nizi Project Season 2<完全版>』は、Huluにて独占配信中(毎週金曜日夜10時に新エピソードを追加)。また「Nizi Project Season 2」の特集は、朝の情報番組『Day Day.』(日本テレビ系)で毎週に放送されている他、サポーター代表のヒロミと“ニジプロキャスター”森圭介アナウンサーが参加者のパフォーマンスを見ながら実況する『実況!ニジプロ2』(毎週土曜昼2:30-3:00、日本テレビほか)も放送中だ。
◆文=鳥居美保
個人レベルテスト 順位
1位 ユウ
2位 トモヤ
3位 ケン
4位 ユウヒ
5位 ハル
6位 ユウキ
7位 エイジ
8位 ショーン
9位 セイタ
10位 ソウダイ
11位 タイガ
12位 ミラク
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