『第19回祇園お笑い新人大賞』で優勝したバリボ山本(中央)

ジャルジャル考案のお笑い新人大賞でピン芸人・バリボ山本が優勝「一人で先が見えなかった」

2023.02.21 21:11
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お笑いコンビ・ジャルジャルが生み出した芸人たちによる賞レース『第19回祇園お笑い新人大賞Presented byジャルジャル』(吉本興業)が19日(日)、東京・銀座 博品館劇場にて開催され、ピン芸人のバリボ山本が優勝した。

今回は熾烈な予選を勝ち抜いた(という設定の)8組に加えて、当日その場で発表される敗者復活組1組を加えた計9組が優勝を目指して争った。なお、タイトルに“第19回”と謳われているのは、ジャルジャルが芸歴19年目のため。実際は2020年の『第17回祇園お笑い新人大賞』以来、2度目の開催となった。MCを務めたのは、お笑いタレントの東野幸治と女優の川島海荷。

トップバッターは、2020年の大会で第3位となったブラックデビル。揺るぎなき独自の理念を持つアテネと、膨大な知識を誇るKによる唯一無二な孤高のお笑いユニットだ。黒ずくめの服装とソリッドな発言で近寄りがたい雰囲気を醸す2人だが、今回披露したのはリズミカルなあるあるネタ。東野から「手応えがあったんじゃないですか?」と聞かれるも、アテネは顔色ひとつ変えず「理解したフリはせんでいいですよ」と言ってのける。

2組目に登場したのは結成7年目のコンビ、オレンジャーズ。漫才では、テンションの高いベタなボケをするたっくんに風間がかなり強めにツッコんでいく。披露後、たっくんが場を盛り上げようと大袈裟に話したエピソードを、風間がすぐさま否定するなど噛み合わない2人を、東野は「一生懸命やってるのは伝わりました」とフォローする。

3組目は、今大会唯一のピン芸人・バリボ山本。ネタでは観客やMC陣からもらったネガティブな言葉をバレーボールのレシーブのように全て受け止めながら、「お前や!」という決め台詞で観客を爆笑させる。ネタ後は「いろいろな言葉のボールを投げてくれたんでやりやすい試合でした。(優勝の自信は)あります」と晴れ晴れとした表情を見せた。

4組目は、一日三色。ボケの松村ボルテージが、現在の相方である佐藤健(『るろうに剣心』で有名な俳優の佐藤健ではない)のツッコミに惚れ込んで結成したコンビだ。しかしその後、佐藤はある2つのパターンでしかツッコめないことが判明。漫才中もその2パターンで乗り切ったものの、松村は「本来やりたいネタではないんですけど、できる限りのことはやりました」と浮かない表情を見せる。

5組目の諸田・津沼は、勢いのあるツッコミをする諸田と前のめりなボケを見せる津沼によるコンビ。結成1年目で進出した2020年の大会では徐々に舞台の後ろに下がってしまい、最下位という残念な結果になった。その悔しさを繰り返さないようにと自主ライブでネタを磨き、再びこの舞台に帰ってきたのだが……。

6組目は結成2週間で決勝に進んだ、なにわブラザーズだ。Liamの話す英語をボケだと思い込んでいるタケと、日本語をまったく理解できないLiam。傍から見ると噛み合っていないように見える漫才を力づくで披露すると、東野は「どこまでがボケなのか、わからないところもありましたね」とコメント。

7組目は、敗者復活戦を勝ち抜いたパワージャングル。2020年に続いて2度目の決勝に、ガッツポーズをしながら登場。関西出身のボケ・盛山と、東京出身のツッコミ・関は勝ち上がった勢いそのままに漫才を披露するものの、段々と2人の掛け合いが噛み合わなくなり、最後は言い合いに。ネタ後も「ちゃんとやれよ」(盛山)、「自分が正しいと思うなよ」(関)と罵り合う2人に、東野は「まだ漫才が続いてるのかな」と話しかけ、場を収めようとした。

8組目は、2020年に続いて2度目の決勝となったヤングマッスル。小江出が本番前、袖で「絶対優勝するぞ」と叫んだことで声を枯らしてしまい、実力を発揮できなかった。さらにネタ終了後、ツッコミ・助にもハプニングが起こってしまい、散々な結果になる。

トリを務めるのは、人気コンビのチェリーベリー。アイドル的な人気を誇るちえりとツッコミの別府による男女コンビは、テレビ番組のレギュラーを7本持つ売れっ子。しかしネタ後、別府に「お前」と言われたちえりが「解散しましょう。ネットニュースにしてください」と言い出す一幕も。東野が「そういうやりとりは楽屋で」とたしなめると、ちえりは「東野さんって絶対女心がわからないタイプですよね」と勇んで返した。

今回の審査を行うのは会場の観客と配信の視聴者。投票の集計中には、2020年に優勝したタッチワゴンがリズムネタを披露したのだが、前大会同様、今回もネタを何度も繰り返そうとして、MC陣を困らせた。投票の結果、優勝はバリボ山本に決定。大きな拍手が起こる中、登場した山本は頭を抱えて喜びを噛み締める。そして、「コンビを組んで漫才やってたんですけど。ピンになって先も見えなくて。やっててよかった」と嗚咽しながら絶叫する。

東野の「お客さんに(言葉を)もらう?それで終わろうよ」と言うと、山本が再び観客と掛け合い、会場は一層の大きな拍手に包まれた。

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