写真集を発売する森元流那にインタビュー

森元流那、占い師の一言で上京…3年で大人気YouTuberに “大人の階段を上った記念”に写真集発売

2022.04.20 07:30
写真集を発売する森元流那にインタビュー

チャンネル登録者数200万人超の3人組YouTuber・ばんばんざいの妹キャラ・るなこと森元流那が、20歳の節目に「森元流那写真集 Mine #るなになる」を4月20日から発売。YouTuberとなって3年、個人チャンネルも合わせると250万人超えの登録者数を誇る彼女が、いかにして現在の人気を獲得したのか。これまでの道のりと、今後の展望を聞いた。

「出したい」と言っていた写真集「かなうとは思っていなかった」

――まずは写真集が決まった時の心境を聞かせてください。

写真集は以前から「出したい」と言っていたんですが、正直本当にかなうとは思っていなかったんです。自分の能力がそこまであるかも不安だったし、売れるかどうかも分からないし。今までは実感もなかなかなかったんですが、自分の目でちゃんと完成した本を見るのが今日初めてだったので、「あ、本当に出すんだ」とやっと実感しました。

――ご自身の希望だったんですね。

はじめは20歳の時にスタイルブックを出そうと思っていたんです。でも、ばんばんざいとしてスタイルブックを出すことが決まったので、それだったら被っちゃうなと思って。被るのも面白くないし、普段とは違うものを出したいなと考えて、写真集を撮っていただきました。

――「20歳の節目で写真集を出したい」という思いが実現したんですね。

出すだけじゃなく、本当にいろいろな人に見てもらえるか不安だったんですけど、予想以上に多くの方が興味を持ってくれていると伺ったので、ちょっと安心しました。

ばんばんざいは「本当にきょうだいみたい」

――YouTubeを始めたきっかけを聞かせていただけますか?

元々YouTuberになりたいと思っていたわけではないんです。事務所の方からお話を頂いたことがきっかけなんですが、他の二人は地元が同じということもあって仲が良くて。私は絡んだことのないタイプの二人すぎて「絶対無理だ」と思っていたんですけど、今では大丈夫になりました。

――YouTube上ではきょうだい関係として表現することも多いですよね。

視聴者の方からきょうだいのように見てもらうことが多くて、私たちはそういう意識はなかったんですけど、自然とお姉ちゃん、お兄ちゃん、妹というキャラになっていきました。今では自分たちも普段からきょうだいや家族のような感覚です。

――女性同士は打ち解けていくのも想像できますが、元々知り合いだったわけではない男性をお兄ちゃんと思えるまでになるものでしょうか?

私も「絶対無理だ」と思っていたんですけど、ぎしくんは変な壁もないし、例えば彼が裸でいたとしてもなんとも思わないくらい、本当に家族のような関係です。今では家族以上にずっと一緒にいるから、一緒にも寝られるし、本当にきょうだいみたいです。

ばんばんざいは言ってきたことを達成してきた

――ばんばんざいとしてのチャンネル登録者数は200万人以上もいますが、いつごろから手応えを感じていましたか?

去年の夏に100万人いった辺りからですね。それまでは、しばらく40万人くらいで止まっていたんですよ。一日に増える登録者数も少なかったので「ここまでなんだな」と思っていたんですが、夏休みの辺りにいろいろなきっかけがあって一気に登録者が増えて、「ばんばんざいが知られるようになってきたんだな」と感じるようになりました。

――YouTubeを始めて3年でここまで成功しているのは本当にすごいですよね。

これまで、ばんばんざいは言ってきたことをどんどん達成してきているんです。できないこともあるんだろうけど「成功するしかない」「言ったことは達成しよう」という感覚になっています。他のグループにはない“家族感”が強みになっているんじゃないかなと思います。

――森元さんにいたっては写真集まで出して、芸能人になった感覚はありますか?

それはまったくないです。チャンネル登録者数が少ないころから、自分の中ではずっと感覚が変わらないんです。だから「すごいね」と言われても実感がそこまで湧かないんです。

――欲が出たりはしないものですか?

鼻が高くなってしまうのはばんばんざいらしくないし、自分でも気持ち悪いと思っちゃうので、そこは大丈夫です(笑)。

――では、「写真を出したい」という思いは、自分の名前を売りたいというよりはご自身の記念的な感覚ということですか?

今まで頑張ってこなかったら出せなかったと思うし、「写真集を出せるような人になる」という目標があったので、せっかく20歳になったんだったら出したいなと思っていました。

写真集は今回限り…?

――他のメンバーの反応はいかがでしたか?

ビビッていましたね(笑)。写真もあまり見せていないんですけど、2、3枚見せただけで「うわぁ!」となっていました。でも、中身はその2、3倍以上にやばい。想像を超えていると思うので、もっとビビると思われます(笑)。

――実の家族は何か言っていましたか?

家族にはまだ見せないです。お母さんには一応送ろうと思っているんですけど、お父さんには「見たいなら見てもらう」くらいの感じ。お父さんも反対はしていなかったんですが、「今回限りで終わる」って約束したんです。

――写真集が今回限りなんですか?

そうですね。今回は20歳という大人の階段を上った記念だったので挑戦したんですけど、今後も続けるという願望は今のところないです。というか、やり切る覚悟で臨んだので!

――今作が大好評で、次回作の要望があっても?

あっても、今は作るつもりはないですね。最初で最後の1冊になるんじゃないかなと思います。

夜行バスの待ち時間に人生を変える出来事

――上京されたきっかけについても聞かせていただけますか。

16歳ごろに上京しました。占い師さんに「東京においで」と言われたんです。私、高校に行っていなくてアルバイトをしていたんですが、周りはキャピキャピと楽しそうにしていて、高校に行っていない自分が悪いんですけど、悔しい思いもあったんです。

せっかくの“花のJK”でいられる時期に、自分はずっとたこ焼き屋さんでアルバイトをするのかと思ったら「何かできないかな」と思って。そこからSNSを本格的に始めて、いろいろなことに挑戦したりするようになったんです。

そのころに、とある用事で東京に来たんですが、帰りの夜行バスを待つのに1時間空きができて、たまたま占いに行ったんですよ。そうしたら「今すぐ東京に出ておいで。そうしたら夢がかなう。今しかチャンスがない」と言われて、「やばい。それは東京に出ないと」となって、すぐにアルバイトで稼いだお金を使って出てきたんです。そこから今のお仕事につながっていきました。

――すご腕の占い師さんだったんですね。その方は今何をしているんでしょうね。

知らない(笑)。本当に顔も覚えてないくらいなんですけど、その方が人生を導いてくれました。たまたま立ち寄ったビルの隅にいたので「なんとなくやってみようかな」とお願いしたんです。初めての占いだったので、めっちゃ真に受けて。今思えば信用しすぎで危ないな、と思いますけどね(笑)。

TikTokをちょっとやっていて少し知名度があったので、東京に出てきたらいろいろなところから声が掛かって、今に至るという感じです。

父に「縁を切る」と言われても決意変わらず

――家族は反対しなかったんですか?

お父さんはガチで怒っていました。「縁を切る」とまで言われたくらい。でも、その時は「切られてもいいや」というくらいの思いでした。本当は(縁を切るのは)嫌だったし、何回か「取り消そうかな」とも思ったんですけど、そこで曲がったらそれまでの時間が意味のない話し合いになってしまうから、曲げずに行こうと思って。負けず嫌いなところもあるので。

――今後の野望は?

具体的には目標がまだ決まってないんです。とりあえず今はYouTubeを全力で頑張って、そうしているうちにやりたいことが見えてくるのかなと思っています。

写真集撮影で頑張ったシーンは…?

――今回の写真集で特に頑張ったのはどの点ですか?

お気に入りのポイントはいっぱいあるんですけど、海のシーンが印象深いですね。真冬くらい寒くて、風もやばくて。めっちゃ目に砂が入るし、髪の毛が湿気で終わったりとかして、目を開けるのもいっぱいいっぱいだったんですけど、頑張りました。

――お風呂のカットやランジェリーなど、体を張った撮影も多いようですが、一番頑張ったのはこの海のシーンなんですね。

そうですね。お風呂カットは、私よりもスタッフさんの方が頑張っていました(笑)。シャボン玉を一生懸命作ってくれたり、泡がなくならないようにお湯をずっと動かしてくれていたりしたので、みんながワチャワチャしてくれたから、緊張感も解けて撮影できたのかなと思います。

普段の妹キャラとは違った大人な私を見られる

――恥ずかしさはなかったですか?

いや、めっちゃありました。一日目がやばかったです。普段、自分の体を見せることなんてないじゃないですか。だからすごく緊張していたんですけど、すぐに緊張は解けて、ちゃんと表情とかも作れるようになったのかなと思います。

――最後に改めて、ファンの方にメッセージをお願いします。

写真集を出したことについて「出してしまったんだ」と思う方もいると思うんですけど、私は本当に自信を持っているし、この本にすごく愛があるので、皆さんにもそこは受け止めてもらって、私のことをもっと知ってほしいなと思います。普段の妹キャラとは違った大人な私を見られると思うので、ぜひ皆さんに見てもらいたいです!

◆取材・文=山田健史

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