坂口健太郎、オーディション会場で“運命”変えた人物明かす「これがなかったら、多分モデルもやっていない」<余命10年>
2022.02.27 19:50
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俳優の坂口健太郎、小松菜奈が27日、都内で開催された映画『余命10年』高校生限定試写会イベントに出席。坂口が、“運命”を変えた人物を明かした。
坂口健太郎&小松菜奈、W主演「余命10年」
「涙よりも切ない」恋愛小説として、発売以来SNSを中心に反響が広がり続けているベストセラーを実写化した本作は、20歳で不治の病にかかり、もう恋はしないと心に決めた茉莉(小松)と、生きることに迷いながらも茉莉と出会い、恋に落ちていく和人(坂口)が織りなす感動的なドラマを描く。小松菜奈&坂口健太郎、ターニングポイント明かす
物語にちなんで、ターニングポイントを聞かれた小松は「映画に出会えたことですかね。18歳の時にデビューさせてもらったのが、映画から始まって。映画の現場に行って、映画のことというか、仕組みというか、こういう風に映画ができているんだなっていうことを知れて。すぐには気づけなかったんですけど、映画で生きたいなと思わせてくれたのが、映画だったので。一番の出会いだったと思います」としみじみ。映画の魅力を聞かれると「映画にかける時間もそうなんですけど、現場が本当に好きなので、現場でしかわからないこととかって、すごくたくさんあって。今こうやって表に出て、お話をさせてもらっているんですけど、その裏側には、いろんな人の思いだったりとか。それは、役者さんだけじゃなくて、スタッフさんもそうですし。いろんな部署ごとの人たちが、みんなで一緒に協力して、一つの作品を作るっていうことが、すごく自分の性格に合っていたというか。あ、これだ!って思えたのが映画でした」と答えた。
坂口は「モデルのオーディションかなあ。僕はモデルのオーディションで、オーディション会場を間違えちゃって。全然違うビルで待っていたんですよ。それも運命だなと思うんですけど、僕は多分30番目くらいの順番だったんですけど、僕が間違えて遅れちゃったことによって、最後になっちゃったんですね。もし僕がそこにいなかったら、多分終わっていたというか。坂口さんっていう人は来なかったって、終わっちゃってたと思うんです」と回想。
「間違えたビルにいた時に、声をかけてくれた警備員さんが、あそこで『ここは違うよ』って教えてくれなかったら、僕はこの場にいないかもしれない(笑)」としたうえで「これがなかったら、多分モデルもやっていないし、モデルをやっていたから、きっと今お芝居をやってて。毎回毎回、運命は変わっていくとは思うけど、その警備員さんに…もう今は背格好くらいしか覚えていないですけど、きっと変えてくれたのかなって思いますね」と感謝の気持ちを語り、カメラに向かって「警備員さ~ん」と笑顔を見せた。
小松菜奈「歯ぎしりで、歯が浮いちゃって…」
茉莉を演じるうえでこだわった点を聞かれた小松は「全部を、全身全霊でっていう気持ちで茉莉を演じさせていただいて。生きた感情でお芝居したいなって、入る前からずっと思っていたので、お母さんとの、今思っていることを吐き出すシーンは、カメラが回っていないところでも、本当に涙が止まらなくて。お芝居していても、何度も何度も気持ちが動きましたし、茉莉の台詞の一言一言が、演じているときも胸に刺さって。辛くもあり、切なくもあり、何とも言えない感情になりながら、お芝居していました」と回想。また、このシーンについては「撮影前は緊張しちゃって。それくらい、震えるというか。毎日、それをずっと考えてて。歯ぎしりがすごくて。奥歯を抜いてたんですけど、そのあととかも。歯ぎしりで、歯が浮いちゃって、抜くことがあって。ずっと茉莉のことを日々、1年間の中で考えていたので、すごい1年だったなって思ってます」とも明かした。
坂口健太郎、撮影でのこだわりは?
一方の坂口は「基本的には本当に、すごくシンプルに、茉莉のことを愛している男の子でよかったんですよね。もちろん、10年間の変化というのは、最初はちょっと頼りない和人から、徐々に彼女と出会ったことで変化が生まれて、大人になって、少しずつ精悍な顔つきになっていく。その変化はすごく難しい作業ではあったんですけど、もっと一番大事で、すごくシンプルなのは、茉莉のことをどれだけ愛するかというか」と返答。そして「多分、そこが嘘に見えてしまうと、きっとこのストーリー自体が、ちょっと希薄なものに見えてしまうだろうし。僕は、すごくシンプルだけど、本当に純粋に、茉莉ちゃんのことを好きでいようというのは、現場ではずっと思ってやっていましたね」と語った。(modelpress編集部)
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