有村架純「余韻に浸って」林遣都「自分では到底到達できない視点」舞台「友達」開幕
2021.09.03 20:00
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有村架純、林遣都らが出演する舞台「友達」が3日、東京・新国立劇場小劇場にて開幕した。
有村架純ら出演「友達」
気鋭の劇作家・演出家・加藤拓也と15名の多彩なキャスト陣が真夏の稽古場で練り上げてきた本作。和やかで楽しそうに響くタイトル『友達』とは裏腹、足を踏み入れれば、どこか怖いような滑稽なような不思議な別空間がただよう。原作は戦後日本を代表する作家の一人であり、「シュールで不条理」が代名詞の作家:安部公房の戯曲「友達」。その傑作に、演劇、映像両分野で新世代を代表し、常に心をザワつかせる世界観を私達に提示する加藤拓也が挑んだ。
そして、この特異で不思議で可笑しな関係性を演じる15名の役者陣も、まさに心がザワつく驚きの顔ぶれ。不条理な状況に追い込まれていく「男」を演じる鈴木浩介に迫るのは、安部公房スタジオ出身の祖母・浅野和之を筆頭に、父母・山崎一、キムラ緑子、3人兄弟・3人姉妹(林、岩男海史、大窪人衛、富山えり子、有村、伊原六花)の9人家族。そこに、内藤裕志、長友郁真、手塚祐介、西尾まり、鷲尾真知子が加わった盤石の布陣が小劇場空間に登場する。
なお東京公演は9月26日まで。大阪公演は10月2日~10日、サンケイホールブリーゼにて上演される。
また、東京公演の初日を迎えたキャストが心境を語った。有村は「お客様が観劇し終わったあと、心に残るものがどんなものなのかとても気になりますが、是非余韻に浸っていただけたら、と思います」と呼びかけ、林は「今回の作品は、自分の価値観とは違う次元で生きている役で、加藤さんは自分では到底到達できない視点を提示してくださいました。ずっと頭を働かせ、神経を張り詰めて稽古をしてきて、気が付くと1日が終わっている感覚でした」と稽古を振り返っている。(modelpress編集部)
鈴木浩介 コメント
この戯曲は、僕がかつて所属していた劇団青年座で初演された伝説的な戯曲です。今、こうして「男」という役を演じる機会をいただけるなんて、不思議なご縁を感じています。安部公房作品は初めてですが、演出の加藤拓也さん、共演の皆さんと、とにかくいつ初日が来てもいいくらいの覚悟で、練りに練り、深めに深め、稽古を進めてきました。男の日常があっという間に侵食されていく物語は怖いけれど怖すぎて笑えます。是非笑いながら観ていただきたいですね。山崎一 コメント
もともと別役実さんが大好きで不条理劇には長く親しんできましたが、安部公房作品は僕にとっては全く質感が違うもの。そこに、初めてご一緒する加藤拓也さんの視点を通して作られたこの世界観です。加藤さんの稽古の進め方から言葉、指示に至るまで初めてのことばかりの稽古場でした。この新世代の”得体の知れなさ“に出会えたこと、探求できたことに、ずっとワクワクし続けている自分がいます!是非、お楽しみください!
林遣都 コメント
舞台は、僕にとっての鍛錬の場です。そして、稽古は自分の余計な部分を削ぎ落し、時間をかけて芝居を追究できる大好きな場所なんです。今回の作品は、自分の価値観とは違う次元で生きている役で、加藤さんは自分では到底到達できない視点を提示してくださいました。ずっと頭を働かせ、神経を張り詰めて稽古をしてきて、気が付くと1日が終わっている感覚でした。それが何よりも楽しくて、役にも戯曲にも発見がとても多く、それをきちんと自分の身に落とし込んで、毎日の本番に臨みたいと思っています。
有村架純 コメント
安部公房さんの戯曲が演出家の加藤さんの手によって文字に起こされ、何度台本を読んでも、私の頭だけでは到底理解には辿り着けないだろうと思いながらの稽古でしたが、そんな時間も心底楽しく、カンパニーの皆様と一緒に、無事に初日を迎えました。とても幸せです。男と9人の家族による、正義の分断、正義のぶつかり合い。お客様が観劇し終わったあと、心に残るものがどんなものなのかとても気になりますが、是非余韻に浸っていただけたら、と思います。カンパニーの皆様全員で完走します!
【Not Sponsored 記事】
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