「2021年ヒット予測」エンタメ(俳優・女優)ライフスタイル(ファッション・美容)などのトレンド完全予測【モデルプレス独自調査】
2020.12.02 08:00
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年末恒例、女性向けエンタメ&ライフスタイルニュースサイト「モデルプレス」による「モデルプレスヒット予測」。6年目を迎える今年も、月間13億インプレッションを誇る自社SNSをベースに世論を巻き取った。読者のリアルな声に、モデルプレス編集部の目利きを加えて完成した2021年完全予測を部門別に発表する。<保存版>
【2021年ヒット予測】エンタメ部門 選考基準
エンタメ部門(俳優/女優/モデル/アイドル/アーティスト/インフルエンサー)は、以下の3つの観点で選出。【1】読者アンケート「あなたが来年ブレイクすると思う俳優、女優、モデル、アーティスト…は?」の結果(調査期間:2020年11月2日~16日)
【2】モデルプレス編集部30人の目利きによる審査
【3】2020年のモデルプレス内での記事露出回数
エンタメ部門のヒット予測は昨年に続き、自社SNS及びアプリなどを通じて読者アンケートを実施。単なる人気投票ではなく、読者から寄せられた説得力ある声を参考に、モデルプレス編集部30人の目利きによる審査、さらに2020年のモデルプレス内での記事露出回数を加味し、独自にポイント化した。
なお【ブレイク】については(1)既に近年で目覚ましい活躍を見せているが、さらにメディア露出が増加し国民的な知名度が上昇しそうな人物。「2021年の顔」になりそうな人。 (2)これまでにないジャンル、表現を打ち出し、鮮烈なトレンドを牽引しそうな新星(=ネクストブレイク) (3)これまで積み重ねてきたキャリアがありながら、また新しい形で光を浴びそうな人物(=再ブレイク) (1)~(3)のいずれかを基準とし、年齢は問わない。
なお、部門別トップ10のランキング完全版は2021年1月上旬に発表予定。
【2021年ヒット予測】ライフスタイル部門 選考基準
ライフスタイル部門(ファッション/美容/ヘア/ネイル/ダイエット/グルメ/テーマパーク/旅行)は、以下の3つの観点で選出。【1】市場を盛り上げることが確実と思われるもの
【2】感度の高いモデルプレス読者の心を捉えるもの
【3】海外トレンドを意識したもの
ライフスタイル編集部のそれぞれのカテゴリに詳しい担当者の目利きにより、特にヒットするであろうものを厳選した。
【2021年ヒット予測】総評
【1】<エンタメ>俳優・女優部門では、「青天を衝け」でのNHK大河ドラマ初出演が控える岡田健史、2020年も話題作でブレイク街道を邁進した森七菜のさらなる飛躍を予想。モデル部門では「Popteen」で絶大な支持を誇り、今後テレビ露出も期待される香音、アイドル部門では櫻坂46の1stシングル「Nobody’s fault」のセンターポジションに抜擢された森田ひかるを選出。
【2】<エンタメ>音楽シーンでは、「夜を駆ける」でデビュー1年にして音源チャートを席巻したYOASOBIの大衆への定着、ジャニーズJr.内で次なるデビューが期待されるTravis Japan&なにわ男子のさらなる勢力拡大が見込まれる。海外勢ではJYPエンターテインメントの実力派ボーイズグループStray Kidsが日本・欧米ともにブレイクの予感。人気急上昇中の女性YouTuberユニットくれいじーまぐねっとにも注目した。
【3】<ライフスタイル:ファッション部門>近年のビッグトレンド“サステイナブル”がさらに進化。ナチュラル系から一転、サステイナブル×ビビットカラーのアイテムが増加傾向となる。また、マスクストラップがコロナ禍の新定番アイテムとして普及。
【4】<ライフスタイル:美容部門>世界的にトレンドとなっている「SDGs」に根ざした、健康や地球環境に配慮した美容アイテムを指す“クリーンビューティー”の文化が浸透。ジェンダーフリーがさらに広まり、メンズ美容のニーズも高まり続けている。
【5】<ライフスタイル:グルメ・旅行関連部門>タピオカミルクティーなどの台湾グルメブームの流れを汲み、台湾カステラが新たな流行有力候補に。SNS世代の目には新鮮な、昭和レトロな雰囲気のクリームソーダも新トレンドとなる予感だ。また旅行業界全体が大きな転換期に立たされる今、人混みを避け自然を堪能するアウトドアレジャーが人気沸騰中。テレワーク推奨の企業が急増したことによりワーケーション需要も増加傾向にある。
▼以下個別解説
目次
- 【2021年ヒット予測】エンタメ部門 選考基準
- 【2021年ヒット予測】ライフスタイル部門 選考基準
- 【2021年ヒット予測】総評
- 【俳優部門】岡田健史(おかだ・けんし)
- 【女優部門】森七菜(もり・なな)
- 【モデル部門】香音(かのん)
- 【アイドル部門】森田ひかる(もりた・ひかる)
- 【アーティスト部門】YOASOBI(ヨアソビ)
- 【アーティスト部門】Travis Japan(トラビスジャパン)&なにわ男子(なにわだんし)
- 【海外アーティスト部門】Stray Kids(ストレイキッズ)
- 【インフルエンサー部門】くれいじーまぐねっと
- 【ファッション部門】サステイナブル×ビビットカラー/マスクストラップ
- 【美容部門】クリーンビューティー/ジェンダーフリーコスメ/眉メイク
- 【ヘア部門】オニオンバング/フェイスフレーミングカラー
- 【ネイル部門】インクネイル
- 【ダイエット部門】代替肉
- 【グルメ部門】台湾カステラ/クリームソーダ
- 【テーマパーク部門】東京ディズニーシー開園20周年/USJ「SUPER NINTENDO WORLD」
- 【旅行部門】アウトドア/ワーケーション/高級ホテルステイ
【俳優部門】岡田健史(おかだ・けんし)
「“黒岩くん”から2年で逞しく変化 王道をいく次世代ホープが初大河」<選出理由>
2018年に「中学聖日記」で鮮烈なデビューを飾ってから2年、今年はドラマが5本、映画が4本公開(予定も含む)と引っ張りだこだった岡田健史。同世代との青春群像劇から、重厚なサスペンスでのキーマン、妖怪ファンタジー時代劇まで丁寧な作品選びで役柄の幅を着実に広げている。
その中でも特に、今年ヒットを飛ばしたドラマ「MIU404」での新人刑事役の好演は印象的で、「中学聖日記」の"黒岩くん"のイメージを更新させた。
少年から大人への成長につれて、繊細さよりも逞しさを色濃く醸し出すようになった端正な顔立ち、プロテインのCMにも起用されるほどの肉体美、元高校球児ならではのストイックな内面…ジェンダーレスや個性派といった多様性がフィーチャーされる昨今、私達は彼の生き様を見て、“これぞ王道”とも言うべき魅力に今一度立ち返る。
それでいてInstagramで発揮している芸術的センスや、共演した先輩俳優を虜にする後輩力も兼ね備えており、映画「ドクター・デスの遺産―BLACK FILE―」、「MIU404」と続けて共演した綾野剛は「(岡田が)可愛くて仕方がない」と舞台挨拶で発言。実力派との現場では得られる学びを1つでも逃すまいと吸収している姿が頼もしい。
来年はドラマ「ウチの娘は、彼氏が出来ない!!」でチャラい大学生役を演じることが決まっており、新境地開拓に期待。さらに初の大河ドラマ「青天を衝け」も待機しており、役者として大きな飛躍を遂げる1年になるだろう。
<読者からのコメント>
・「『MIU404』での演技が印象的で、それ以降出てるとついつい見てしまう。来年の大河も楽しみ!」
・「かっこよくて、学校でも度々話題になります」
・「容姿端麗、鍛えられた逞しい心身、天性の表現者としてのセンス、真摯に情熱を持って俳優業に向き合う姿は来年も確実に人々の心を打つでしょう」
【女優部門】森七菜(もり・なな)
「超スピード出世の新ヒロイン 親近感と美声で全世代魅了」<選出理由>
間違いなく今一番旬で勢いがある女優・森七菜。ドラマ「3年A組―今から皆さんは、人質です―」で世間に“見つかり”、新海誠監督映画「天気の子」のヒロインの声優を務め一躍脚光を浴びた2019年を超える勢いで、2020年もブレイク街道を邁進。現在放送中の主演ドラマ「この恋あたためますか」も好調で、まさに超スピード出世中だ。
また、今年は映画「ラストレター」の主題歌「カエルノウタ」で歌手デビュー。CMでカバーした「スマイル」も話題となり、演技力と美声を兼ね備える“歌える女優”という点では新海監督の「君の名は。」でヒロインに声を吹き込んだ上白石萌音とも重なる。
初の朝ドラ「エール」でのヒロインの妹役もばっちりハマっており、幅広い年代からも支持。19歳相応のあどけなさと天真爛漫な素顔、豊かな表情は見る人を惹きつけて離さず、思わず「こんな子が身近にいてくれたら…」と妄想してしまうような親近感を老若男女に抱かせる。
2021年はSixTONES松村北斗とW主演を務める映画「ライアー×ライアー」も公開。快進撃は始まったばかりだ。
<読者からのコメント>
・「最近よくテレビで見るようになり、素朴ででも可愛くてなぜか気になる存在です」
・「小動物みたいで可愛くて天性の愛されキャラだと思う」
・「若手ながらに演技力が素晴らしく、物語ごとに人が違うようにみえるから」
【モデル部門】香音(かのん)
「ティーンが今なりたい顔 テレビ出演増で“最強かわいい”拡散へ」<選出理由>
“のんのん”の愛称で親しまれる香音は、雑誌「ニコ☆プチ」「nicola」で専属モデルを務めていた頃から“女子小中学生の憧れ”として同世代のカリスマ的存在。東京ガールズコレクションなどファッションイベントのランウェイに登場すると圧倒的な歓声が上がるほどで、2019年から「Popteen」専属モデルとして、ピン表紙を飾る人気モデルの座を掴む。
ぱっちりとした大きな目、柔らかい頬のキュートな愛されフェイスは、ティーンが憧れるなりたい顔として雑誌で特集されるほど。SNSではその整ったルックスを活かした「鬼滅の刃」竈門禰豆子のコスプレ姿などを披露し、既存のファンだけでなくアニメファンからも絶賛されていた。
2020年は「グータンヌーボ2」「ダウンタウンDX」「この差ってなんですか?」「ワイドナショー」などテレビ番組への露出が一気に増加。“SNS映え”のために部屋をピンク色に改造するほどの“可愛い”への探究心や、プロ級のドラムの腕前を持つギャップなども明らかとなり、出演の度に「可愛い」と話題となっている。年末年始特番にも出演を控えており、テレビ進出をきっかけに一気に国民的ブレイクもあり得る逸材だ。
<読者からのコメント>
・「テレビでも活躍していて、これからますます露出が増えると思う。可愛らしい雰囲気は若者からさらに支持を受けそう」
・「お顔が気絶するほどの可愛さ」
・「『Popteen』でも、ピン表紙を飾ったりバラエティなどでも大活躍したりしている」
【アイドル部門】森田ひかる(もりた・ひかる)
「何度もバズった“ダイナミックな坂道最小美女”満を持して最前線へ」<選出理由>
欅坂46としての活動に幕を降ろし、新グループとして生まれ変わった櫻坂46。そんな新たな道へと歩み始めたグループの先陣を切る、1stシングル「Nobody’s fault」のセンターポジションに抜擢されたのが、吸い込まれるような大きな目の愛らしいルックスで、オーディション時から圧倒的な人気を誇る森田ひかる。坂道グループの中でも“最小”の150.5cmでありながら、小柄さを活かしつつ全身を使ったダイナミックなダンスが特徴的で、射抜くような力強い眼差しは見る者を身震いさせるほどの迫力だ。
その存在を世の中に印象づける決定打となったのが、2019年の年末年始恒例の生放送音楽番組「CDTVスペシャル!」で披露した「黒い羊」でのパフォーマンス。センターの平手友梨奈に代わり、2期生として、そして自身にとっても初めてのセンターとなったが、繊細な表現力で楽曲の世界観を見事に創り出し、「小さいのに存在感がすごい」と大きな注目を集めた。
容姿・実力ともに高いポテンシャルを持ちながらも、縁の下の力持ちとしてグループを支えてきた次世代のエースが、いよいよ最前線に君臨。“小さな主人公”の覚醒を期待せずにはいられない。
<読者からのコメント>
・「櫻坂46としての1stシングルでセンターを務めていて、これから中心としてチームを引っ張っていきそう」
・「櫻坂46として初めてのセンターであり、欅坂46時代から評価されていた表現力で櫻坂46を引っ張っていく存在になると思う」
・「グループ自体が12月から再出発し、さらにそのグループのセンターを務めるということでアイドル界に新たな風を巻き起こしてくれるはず!」
【アーティスト部門】YOASOBI(ヨアソビ)
「SNS時代に奇跡起こした異例ユニット ジャンルの垣根越え定着へ」<選出理由>
1stシングル「夜に駆ける」が、今年の国内主要音源チャートを席巻した2人組ユニット・YOASOBI。Billboard Japanの総合楽曲チャート「Hot 100」では、5月から現在までTOP10入りを続けている。デビュー曲にして今年の音楽シーンを代表する1曲となり、異例の現象を巻き起こした。
メンバーは人気ボーカロイドプロデューサー(ボカロP)のAyaseと、幾田りら名義でシンガーソングライターとしても活動するikuraの2人。小説投稿サイトに投稿された小説を楽曲化するという異色のプロジェクトとして誕生した。ボカロPとしてティーンから支持されていたAyaseの影響もあり、TikTokを通して楽曲が拡散。また、独特の世界観を表現したMVや、アーティストたちが楽曲を一発撮りするYouTubeチャンネル「THE FIRST TAKE」に投稿されたikuraの動画の効果もあり一気に人気が爆発した。
現在は同曲がボカロジャンル、小説原作ということを知らない人も多く、既存の分類を超越して若者たちに定着。AyaseはボカロPとしては異例の“顔出し”をし、地上波テレビ番組にも出演。彼自身のファンも多い。
来年1月にはソニーミュージックより初めてのCDとなる1st EP「THE BOOK」をリリース。SNSネイティブ世代に生まれた異端ユニットが、メジャーアーティストとして一般層にも浸透するだろう。さらなる大型タイアップも期待される。
<読者からのコメント>
・「曲の作り方が独特で面白く、飽きないので今後もブレイクが続くと思います」
・「今年SNSで人気が出て、テレビ出演もするなど、来年はメジャー級の活躍が期待できる」
・「今も大人気ですが、これからもっともっと大衆向けアーティストとして広まっていく予感がします。CDデビューにも期待!」
【アーティスト部門】Travis Japan(トラビスジャパン)&なにわ男子(なにわだんし)
「東西ジャニーズJr.が切磋琢磨 不動の人気で勢力拡大」<選出理由>
今やデビュー組に負けず劣らずの活躍ぶりを見せているジャニーズJr.。中でもTravis Japan・なにわ男子は、東西それぞれの代表的存在として着実にキャリアを積み重ねており、10月に放送され話題となった、史上初のジャニーズJr.10グループが総出演した「ミュージックステーション」では、宮近海斗と西畑大吾の“2大センター”が並んでパフォーマンスをする場面も。昨今のジャニーズJr.を牽引しているグループであることを証明した。
確かなダンススキルに定評のある実力派のTravis Japanは2020年、新型コロナウイルス感染拡大の影響で単独コンサートツアーは中止となったが、8月に配信ライブ「Summer Paradise 2020 俺担ヨシヨシ 自担推し推し 緊急特別魂」で7人全員ジャニーズJr.初となるソロコンサートを開催。ロックミュージシャン・MIYAVIとのコラボレーションや、主演舞台「虎者 NINJAPAN 2020」を成功に収め、2021年には初の全国ツアーと「虎者 NINJAPAN 2021」が決定。“もっと見たい”と思わせるような、アイドルという枠を飛び越えたエンターテイナーとしてより一層輝きを増している。
関西発のキラキラアイドルとして2018年10月に誕生したなにわ男子は、2019年の勢いをそのままに、2020年も大活躍。関西ジャニーズJr.初主演ドラマ「年下彼氏」、単独初主演ドラマ「メンズ校」、「めざましテレビ」での冠コーナー、全国ネット初冠レギュラー番組「なにわ男子と一流姉さん」と、関西から全国区に進出。3月に開催予定だった両国国技館での初東京公演はやむを得ず中止となったが、配信ライブで8月に「Johnny’s DREAM IsLAND 2020→2025 ~大好きなこの街から~」や、11月に「Kansai Johnnys’Jr. DREAM PAVILION ~Shall we #AOHARU?~」を開催。華やかな王道路線を突き進みながらも、親しみのある最強グループとして進化を遂げている。
個人でドラマ・映画・バラエティに出演することも珍しくなく、東西それぞれのステージで輝きを放つ、まさに“ジャニーズJr.黄金期の再来”と言っても過言ではない現在。不動の人気を誇るTravis Japan・なにわ男子の2グループが、2021年も互いに切磋琢磨しあいながら、様々な場面で活躍することだろう。
<読者からのコメント>
・「Travis Japanのグループとしての実力はもちろんのこと、個人でドラマや映画に出たりとますます注目度が上昇している」
・「なにわ男子はまだ結成2年とは思えないほどの活躍だし、顔面偏差値も高くて何よりメンバーの愛され力がすごい」
・「東のトラジャ、西のなにわ、という構図ができ上がっている気がするし、東西どちらも活躍している今のジャニーズJr.は強い」
【海外アーティスト部門】Stray Kids(ストレイキッズ)
「J.Y. Parkも一目置く存在 等身大自己プロデュースで突き進む」J.Y. ParkやNiziUが日本でも話題になった、韓国の大手プロダクション・JYPエンターテインメント。同事務所に属する、異端とも言えるボーイズグループがStray Kidsだ。
リーダーのバンチャンがメンバーを選び結成したという、アイドルグループとしては異例の結成背景を持つ彼ら。楽曲制作もメンバー自ら行い、その完成度の高さにはJ.Y. Parkも目を見張る。今年リリースした「God’ s Menu」「Back Door」の2曲は、曲を聞いたJ.Y. Parkが、事務所が準備していた企画を全て辞めてまでもリリースさせることを決めた。結果的に「God’ s Menu」は自身初のMV1億ビューを記録。そして「Back Door」は、米TIME誌が選ぶ「2020年のベストソング10」にK-POPから唯一選出された。同誌はStray Kids自体を高く評価し、世界展開に期待を寄せている。
彼らの強みは、等身大の自分たちを全力で表現できるところ。過酷な練習生期間を越え、音楽業界といういばらの道を突き進んでいく様子を、大人になりきらない少年らしい屈託のない言葉やサウンド、そしてチームワークで表現する。だからこそ、彼らの音楽にはきれいごとも嘘も無い。
そして今年春、満を持して日本デビューしたStray Kids。コロナ禍で来日は難しい状況の中、「ミュージックステーション」や「CDTVライブ!ライブ!」にも出演した。K-POPやJYPエンタ自体が注目される昨今、彼らを見つけ、その魅力に気づく人が増えることは間違いない。自分たちらしく、ポジティブに前進する彼らの音楽は、日本でもさらに浸透していくだろう。
<読者からのコメント>
・「Stray KidsはJYPの中でも自分たちの楽曲で自分たちのストーリーを紡いでいくのがほかと違う印象。日本デビューもしたのでより日本でも注目されると思います」
・「『God’ s Menu』『Back Door』からさらに進化し、我が道を突き進んでいるなと思います。世界からも絶対に高く評価されるようになるグループ」
・「実力があるだけでなく、メンバー全員が仲が良く、見ていて癒やされる。日本でももっと人気が根付くと思います」
【インフルエンサー部門】くれいじーまぐねっと
「ティーンから絶大支持 #期限切れJK の快進撃始まる」<選出理由>
“くれまぐ”ことくれいじーまぐねっとは、23歳のUraNとエア、20歳の浅見めいからなる3人組女性YouTuberユニット。中高生を中心に人気を集め、現在チャンネル登録者数は68万人(11月時点)を誇る。
2018年、同事務所の中から突然集められグループを結成することになったという3人。試行錯誤の末、女子高生をターゲットにするため衣装を制服に。"#期限切れJK"とキャチコピーをつけ、ティーンズが共感できる動画で支持を拡大していった。
メンバーはモデル、女優、恋愛リアリティ―ショーなどそれぞれが個々にも活躍。全くタイプの異なる3人だが、集まると絶妙な化学反応で視聴者を引きつける。コロナ禍の影響もあり今年春からは共同生活を開始し、本当の家族のような安心感のある空気感でさらにファンを増やした。
YouTubeだけでなくTikTokなどSNS上での影響力も大きく、若者世代の新アイコンとして認知度が急上昇。テレビ露出も増加しており、今後は個性豊かなタレント性を生かしてYouTuberとしてだけでなくマルチな活躍が期待される。同事務所のぺこ&りゅうちぇるのように、ソーシャル上から生まれた新スターとして様々なメディアで目にする機会が増えるだろう。
<読者からのコメント>
・「JK・JCに大人気です!登録者数が60万人を超えてノリに乗ってると思います!」
・「ファッションショー系のイベントやテレビにも出ていて、YouTube界を超えて人気者になりそう!」
・「それぞれがモデルやタレントとして活躍してて、YouTubeも人気で勢いを感じます!」
【ファッション部門】サステイナブル×ビビットカラー/マスクストラップ
「進化する“サステイナブル” 2021年はファッションから気分を明るく」近年のビッグトレンド“サステイナブル(=持続可能な)”の流れは衰えることなく広がり、消費者も意識する時代に。製造過程における技術の向上が、サステイナブルをさらに進化させている。
10年以上前からサステイナブルな取り組みを行っているアパレルブランド「H&M」もこの傾向は続くと予測し、PR担当の須貝紗妃氏は「ファッション業界だけではなく、一般の方にもサステイナブルという言葉が浸透してきていると思います」と実感。
「H&M」が「Conscious Exclusive」(2020AW) として発表したコレクションには、サステイナブルやリサイクルにより調達した素材が50%以上使用されており、「洋服を作る際にエネルギーを使用しないようにしたり、水を使用する量を減らしたり、サステイナブルの次元が上がっています。ただ再利用しただけというよりは、より環境のことを考えてできたアイテムが多いです」と語る。
そして、カラーについては2020年に注目されたナチュラル系から一転、ビビットなアイテムが増加傾向にあるようで、「世の中を明るくしたいということも踏まえているのでは」と考察。
2020年前半には、新型コロナウイルスの影響によるおうち時間の増加からルームウェアブームもあったが、その反動か、「シンプルなものや着脱が簡単にできるものから、色柄ものやファッション性の高いもの、しっかりとしたシルエットのものに皆さん戻ってきているように感じています」と変化も。
カラフルなアイテムを身につけ、オシャレを存分に楽しむことで、ファッションから気分を明るくする時代が訪れている。
「機能性&オシャレが両方叶う コロナ禍の新定番アイテム」
“コロナ禍だからこそ”のファッションアイテムとして、もうひとつ注目したいのは、マスクストラップ。
マスクの紐部分に装着するストラップで、食事の際などケースに片付けたり机に置いたりせず、首からかけたままでOKのお役立ちアイテム。
韓国では機能性だけでなくオシャレアイテムとして、若者たちの間ですでに広がっており、多国籍9人組ガールズグループ・TWICEなどがオンラインコンサートのグッズとして取り入れたことでも話題に。
レース、ビーズ、レザー…と素材・デザインも様々。コーディネートにあわせ取り入れればファッションのポイントにも。
簡単な構造のため手作りする人も増加中で、新しい生活様式の新定番アイテムとしてさらに普及しそうだ。
【美容部門】クリーンビューティー/ジェンダーフリーコスメ/眉メイク
「世界のビューティー業界で流行 環境にも健康にも優しく」世界的にトレンドとなっている「SDGs(エス・ディー・ジーズ/持続可能な開発目標)」の風潮から、健康や地球環境に配慮した美容アイテムを指す“クリーンビューティー”の文化が浸透。
クリーンビューティーのリーディングブランドである「bareMinerals(ベアミネラル)」は、2018年よりブランド理念として、“THE POWER OF GOOD~ひとりひとりの美しさと幸せからGOODな連鎖反応を世界中へ~”を掲げ、ヴィーガンフォーミュラにこだわったアイテムを展開。
近年はクリーンビューティーを打ち出すアイテムや取り組みを発表するブランドも増え、2020年には、「GIVENCHY(ジバンシイ)」が「イドラ リソース」シリーズのジャーとボトルにて環境に配慮したリサイクル可能なパッケージを採用、「LANCOME(ランコム)」が再生ガラスを25%使用したボトルの「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」を販売、「SHIRO(シロ)」が3月にルミネエスト新宿に新業態デジタルストア「SHIRO SELF」をオープンしパッケージレスを選択すると通常販売価格から3%値引きするサービスをスタートさせるなどした。
また、日本独自の機関としては2020年4月に「一般社団法人日本ナチュラル・オーガニックコスメ協会(JNOCA)」が設立され、日本初のナチュラルコスメの認定基準制度がスタート。
「JNOCAナチュラル」「JNOCAオーガニック」の2つの認証基準があり、「原料の90%以上に、自然原料を使用している。および、自然原料のみから構成された成分を使用している」という共通基準などの条件が設けられ、具体的なアイテムとしては、「VINTORTE(ヴァントルテ)」の「ミネラルシルクファンデーション」が「JNOCAナチュラル」に認定。
これまで以上に環境に良いアイテムが明確化されることで、新たな基準として意識する消費者も増えていくだろう。
「高まるメンズ美容のニーズ ジェンダーフリーアイテムが続々登場」
美容業界でも性別にとらわれないジェンダーフリーの概念がすでに常識。それを象徴するかのように、「DIOR(ディオール)」にラウール(Snow Man)、「NARS(ナーズ)」に横浜流星など、2020年はコスメブランドの広告モデルに男性を起用し話題となる例も目立った。
そんな中、「Z&MA(ゼットエマ)」(2020年3月に日本上陸)、「JUICE(ジュース)」(2020年7月発売開始)などジェンダーフリー設計のコスメも次々登場しており、この勢いは加速しそう。
11月にはオーガニック・ナチュラルコスメを取り扱うセレクトショップ「Cosme Kitchen(コスメキッチン)」が、高まるメンズ美容のニーズに応え、全店で“メンズ向けコスメ”コーナーを設置。“コスメショップに男性は入りにくい”という感覚は過去のものに。
このほかにも、「ONLY MINERALS(オンリーミネラル)」から初のメンズビューティライン「SENSE.ONLY MINERALS(センスドット オンリーミネラル)」が11月に誕生するなど、メンズ美容のニーズは高まり続けている。
「マスク姿の印象は眉が左右 トレンドよりも“らしさ”を追求する時代へ」
新型コロナウイルスの影響を受け、“マスクメイク”という言葉が急速に広がった2020年。
顔の印象を左右すると言われている眉は、マスクメイクだからこそより重要な要素を占め、性別問わず取り入れやすい眉メイクへの注目度がさらに上がっている。
最近では、ナチュラルな並行眉、柔らかな印象のアーチ眉、そしてピンク眉などがトレンドとなったが、様々な分野で多様性が求められる中、眉もより個性を追求する時代へ。
そのツールのひとつとして、「ORBIS(オルビス)」「MAQuillAGE(マキアージュ)」などが近年、眉診断を打ち出し、それぞれに似合う眉やなりたい眉を提案している。
アイシャドウやルージュのように、その日の気分やファッションにあわせ、眉もイメージチェンジ。誰でも簡単に新しい自分を発見できるツールの登場が、難しいとされる眉メイクの悩みを解消してくれるかもしれない。
【ヘア部門】オニオンバング/フェイスフレーミングカラー
「2021年も韓国発ヘアに熱視線 ヌケ感抜群!マスクとも好相性」近年、ヘアスタイルのトレンドは韓国発が主流。“第4次韓流ブーム”と呼ばれる今、各方面で韓流の波はまだ収まりそうになく、2021年も韓国発のヘアスタイルは外せない。
中でも、数年前Red Velvetのアイリーンが披露したことをきっかけに注目され、最近ではIZ*ONEのチェウォンらK-POPアイドルが取り入れているオニオンバングがブームの予感。
オニオンバングとは、名前の通り玉ねぎの根っこの形に見える前髪のこと。流行中のシースルーバングよりも薄く、“ふわ可愛い”ヌケ感を演出できる。
おでこのチラ見せ範囲が広がることで顔全体の印象が明るくなり、マスクが手放せなくなった今だからこそ、チャレンジしたいヘアのひとつ。
「インナーカラーに続く新トレンド 手軽なイメチェンが人気急上昇中」
オニオンバングと並びブームを起こしそうなヘアと言えば、前髪から顔周りにかけてのみをブリーチしたフェイスフレーミングカラー。
2020年に流行した、アレンジの際にチラ見せさせ印象の変化を楽しむインナーカラーとは傾向が異なり、顔全体の印象をガラリと変化させるようフェイスラインを囲む点がポイント。
ミランダ・カーやカイリー・ジェンナーなど海外セレブも火付け役で、現在じわじわと話題になっている。
フェイスラインにハイライトが入ることで、骨格が強調される効果にも期待。印象に残る個性派カラーのほか、馴染み系カラーのグラデーションもオススメだ。
【ネイル部門】インクネイル
「“あなただけのアート”を指先に オンオフ問わない欲張りデザイン」まるで紙にインクを落としたときのように色味がじゅわっと広がり、本格的なアートを表現できる“インクネイル”に注目。
インクネイル自体は1、2年前に登場したデザインだが、現在、シンプルな中にひとクセあるデザインや質感に変化をつけたネイルが支持を受けているため、その流れを継いで人気が集まると予想。
ネイルサロン「esNAIL」の佐藤涼氏によると、「インクネイルは濃度を調整することで、オフィスネイルにもカジュアルなスタイルにも馴染みやすく、定番のニュアンスネイルと比べ奥行きがある」ところが特徴。
ジェルネイルでは出せない繊細なにじみ感が生まれ、インクの広がりにより全く同じものは作れないことからオリジナル性も。
また、インクが手に入りにくいセルフネイル派には、アクリル絵の具の使用がオススメで、「お水で絵の具を薄め、濃度を変えるだけで、同じ色でも違った質感になります」と佐藤氏。
サロン派、セルフネイル派、どちらも好みに合わせた自分だけの特別なアートをオンオフ楽しめる、“欲張りデザイン”となっている。
【ダイエット部門】代替肉
「美味しくヘルシーにコロナ太り解消 より身近になった代替肉がブーム拡大」欧米諸国を中心に増加し続けているヴィーガンの食事として流行していた大豆ミートなどの代替肉がブーム拡大の兆し。
2020年、新型コロナウイルスの影響による「コロナ太り」を解消する目的として、消費者の需要を汲み取り、大豆ミート等の代替肉を使用した商品を各社発表したことで、熱視線が注がれている。
中でも特筆すべきは、「フレッシュネスバーガー」(ザ・グッドバーガー)、「ドトール」(全粒粉サンド 大豆ミート~和風トマトのソース~)、「モスバーガー」(グリーンバーガー GREEN BURGER)、「CoCo壱番屋」(ココイチベジカレー+大豆ミートのメンチカツ)といった誰もが気軽に行くことのできる外食チェーンで展開されているという点。
さらに、「無印良品」からは大豆ミートシリーズが10月に発売され、自宅でも簡単に取り入れられると話題。
アレンジ次第で様々な料理に使用できる4種(ハンバーグ・ミートボール・ひき肉タイプ・薄切りタイプ)が登場しており、より身近になった代替肉は家庭でも活躍の機会が増えそうだ。
<自分に合ったダイエットを…“美尻トレーナー”岡部友が見解>
一方で、トレンドだけではなく体質や目的などによって自身に合ったダイエットを選ぶこともやはり大切。
近年のダイエットやトレーニングに対する傾向について、30kg以上のダイエットに成功したお笑いタレント・ゆりやんレトリィバァのパーソナルトレーナー・岡部友氏(美尻トレーナー)は、「知識としてまだ間違ったものも多く、努力の方向が間違っている人もいますが、それが一回りしてきたのではないかという感覚があります」と見解。
「それぞれの人に合った方法は全く違って誰一人同じものは当てはまらないので、全く同じトレーニングをすれば良いわけではない。自分にとって何が良いかを一人ひとりが知識を持った上で精査して納得してから行動する人が、2021年はより増えて欲しいという思いがあります」と呼びかけている。
【グルメ部門】台湾カステラ/クリームソーダ
「台湾グルメブームの流れを受け継ぐ、専門店も増加中の最注目スイーツ」果物やアイスを山盛りにした台湾風かき氷に、若者を中心に爆発的なブームを巻き起こしたタピオカミルクティー。これら台湾グルメブームの流れを汲む、新たな有力候補が台湾カステラだ。
台湾カステラとは、現地で「グーザオウェイダンガオ」と呼ばれる、屋台などでおなじみの昔ながらのスイーツの一種で、たっぷりの卵白を使ってふんわり焼き上げた極厚な見た目と、ふわふわしっとりな食感が特徴だ。
2020年以降、主要都市を中心にこの台湾カステラ専門店の出店が相次いでおり、今年だけでも、原宿・竹下通りの「雲(KUMO)」や「台湾甜商店」(東京)、「米米(ファンファン)」「黄白白(ファンパイパイ)」「澎澎(ポンポン)」(大阪)が台湾カステラの提供を開始。各地で徐々に店舗数を増やしつつある。テイクアウトに対応している店舗も多く、感染予防のため「外食を避けてなるべく自宅で食べたい」という顧客への需要にもマッチ。
思わず目を引く分厚いサイズ感と“台湾カステラ”という名前の響きの新しさ。さらには“カステラ”という熟年層にも馴染みの深い食べ物である点。これらの要因から若年層~熟年層まで世代を問わず人気を獲得し、次なるトレンドの目玉となるだろう。
「昭和レトロな可愛さが新鮮!昔ながらの飲料にネクストブームの予感」
スムージー、コールドプレスジュース、タピオカドリンク、そして2020年のダルゴナコーヒーにバナナジュース…平成~令和にかけて飲料ジャンルから食のトレンドが生まれやすい傾向にある。その次なる注目株が、昭和レトロな雰囲気のクリームソーダだ。
現在の食のトレンドとSNSは切っても切れない関係にある。ヒットの条件として、味の美味しさはもとより、いずれも写真投稿した際の見栄えの良さが大前提にあげられる。クリームソーダ特有のグラスに透ける鮮やかな色使い、80~90年代を感じさせるレトロな見た目はSNSとの親和性も高い。
また、外出自粛期間にSNS上では「#おうちカフェ」関連の投稿が盛りあがりを見せたが、withコロナの時代の到来により“自宅で再現できる”という点も新たにヒットの鍵を握るように。その例として「無印良品」のメロンソーダは、SNS上でアレンジレシピが一躍ブームとなり、ニューノーマルな日常に生まれた「巣ごもり消費」も売上を後押し。一時ネット・実店舗ともに売り切れ状態となった。
“昭和の味”として親しまれた昔懐かしいレトロな飲み物が、SNS世代の目にはかえって新鮮に映る。ネクストブームのドリンクに注目だ。
【テーマパーク部門】東京ディズニーシー開園20周年/USJ「SUPER NINTENDO WORLD」
「記念年に新ナイトエンターテイメント導入 周年ショーに注目」新型コロナウイルスの影響を受け、2021年3月下旬までに開催が予定されていたイベント・プログラムの一部中止が発表されている東京ディズニーリゾート。
2020年9月には、東京ディズニーランド史上最大規模となる開発エリア内に、ディズニー映画『美女と野獣』の世界が広がるエリアなどが誕生。そちらも引き続き話題を集めそうだが、2021年は9月4日に開園20周年を迎える東京ディズニーシーの新規コンテンツにも注目。
夜のメディテレーニアンハーバーを舞台に繰り広げられるナイトエンターテイメントとして、2020年に惜しまれつつも9年の歴史に幕を下ろした「ファンタズミック!」の後継「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」が導入されることがすでに決定しており、続報にも期待。2023年度開業予定の東京ディズニーシー8番目のテーマポート「ファンタジースプリングス」のお披露目前に、ますます注目度が高まりそうだ。
「“世界初”任天堂のテーマエリアが遂にベールを脱ぐ」
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、昨年夏の開業予定を延期していた、世界初となる任天堂テーマエリア「SUPER NINTENDO WORLD」が、2021年春に遂に開業を迎える。
「SUPER NINTENDO WORLD」はパーク初となる多層式エリアで、マリオカートや、人気キャラクターのヨッシーをテーマにしたライド・アトラクションのほか、レストラン、ショップなど、従来のテーマパークならではの体験はもちろん、実際に自分の全身を使って、飛び、ブロックを叩き、コインやアイテムを集めるなど、ゲームの楽しみをテーマパークに最適化した、これまでにない“アソビ体験”を取り入れた、新たなテーマパーク体験を届ける大規模エリア。総投資額600億円超の一大プロジェクトだ。
なお新エリア開業に先駆け、マリオの世界が散りばめられた飲食店舗と物販店舗が一体となった「マリオ・カフェ&ストア」が、パーク内ハリウッド・エリア内ハリウッド大通りに先行オープン済。マリオ&ルイージをテーマにしたフード&ドリンクや、マリオ&ルイージの帽子、ピーチ姫のクラウン(王冠)など、ゲームでおなじみのアイコンをモチーフにしたグッズも展開。ゲームの世界でのパーク体験をより思い出深いものにするためのアイテムとして役立つはずだ。
【旅行部門】アウトドア/ワーケーション/高級ホテルステイ
「“密”回避のレジャーに一躍脚光 多彩なバリエーションで利用拡大」2020年は、旅行の意義や旅すること自体の価値が見直される1年となった。業界全体が大きな転換期に立たされる中、人混みを避け自然を堪能するアウトドアレジャーが人気沸騰中だ。
中でも、90年代に第1次ブームを巻き起こしたキャンプが、旅のトレンドの代表格に。自然に囲まれ野外で寝食をする、ある意味旅の“原点回帰”ともとれるシンプルさと非日常感が最大の魅力だが、3密回避、少人数・ひとりでも楽しめるという点がニューノーマル時代のニーズともマッチ。お笑いタレント・ヒロシのソロキャンプ動画の人気もキャンプブームを加速させ、“おひとり様”で楽しめるレジャーとしても注目を浴びるように。アウトドア関連グッズの売り上げも右肩上がりだ。
また、近年アウトドア業界では、グランピング(グラマラス(glamorous)×キャンピング(camping)の造語、主にテントの設営や機材持ち込み不要の手軽なキャンプ体験を指す)の台頭により、これまでアウトドアに興味関心のなかった新たな女性層を獲得してきた。2021年は“何もない”自然を堪能する旅の魅力が改めて見直されると共に、無人駅や辺境の空き地を活用したグランピング体験、車中泊やキャンピングカーで各地を渡り歩く旅、屋内でキャンプ気分を楽しむ街キャンプなど、従来より広い意味でとらえたアウトドアの形が幅広い層のユーザーを取り込み、人気を拡大していくだろう。
「旅先がオフィスに、仕事と休暇を兼ねた旅行の新たな選択肢」
コロナ禍の影響で、過去に例を見ない苦境に立たされる旅行・宿泊業界が新たに着目したのがワーケーションという旅の形だ。ワーケーションとは「ワーク(work)」と「バケーション(vacation)」を掛け合わせた造語で、コロナ禍にテレワーク推奨の企業が急増したことにより、自宅外で仕事と旅行を同時に楽しむワーケーション需要が増加傾向にある。
例えば、北アルプスの麓にあり、避暑地としても人気の山岳リゾート・長野県白馬村にある「白馬樅(もみ)の木ホテル」では、リゾートテレワークに必要な設備を整えた特別スペース「ワーケーション白馬」をオープン。
全国各地で施設運営を行う星野リゾートも、雪景色や雲海を眺めながら仕事ができる「絶景オフィス(星野リゾート トマム)」、富士山一望の客室が作業スペースとなる「富士・絶景ワーケーション(星のや富士)」と、魅力的な観光エリアの地の利を生かした滞在プランを提案している。
また、テレワーク、ワーケーションを軸にした宿泊型複合コワーキング施設や、中・長期滞在を前提とした宿泊プランを販売する宿泊施設も増加傾向に。普段通りに仕事はこなしつつもオフィスや自宅では味わえない解放感を得られる点、そして「Go To トラベル」事業も利用を後押ししている。
仕事以外の時間を最大限活用して、温泉や食事を楽しむ。PCを閉じた瞬間から旅が始まる、ニューノーマルな旅のスタイルが2021年もより一般に定着し、受け入れられていくだろう。
「ご褒美×マイクロツーリズム需要にマッチ “NO密”でリフレッシュ」
海外旅行全面再開の見通しが不透明な状況の中で、親しみのある近場へ目を向けたマイクロツーリズムが急加速。“3密”や遠方への移動を避けつつ、自宅から1~2時間程度の移動圏内の地域やホテルを旅の目的地とするニューノーマルの旅行スタイルが2021年、新たなスタンダードとして定着する。
今年は「Go To トラベル」事業の実施に伴い、自費ではなかなか手の届きにくかった高価格帯のホテルや温泉宿に利用が集中。一部都道府県や地域でも、地元住民を対象とした旅行補助を独自に打ち出すところもあり、マイクロツーリズムの特徴である移動費を安価に抑えられる点が、旅の予算を最大限宿泊費に回す“コト消費”につながった形だ。
また今年開業した「キンプトン新宿東京」「ザ・カハラ・ホテル&リゾート 横浜」に続き、2021年も旅好きなら見逃せない日本初進出ホテルのニュースが控える。マリオット・インターナショナルが展開するNY発ホテルブランド・W(ダブリュー)ホテルの国内第1号「W大阪」、日本初・世界で2軒目となるフォションが手掛けるラグジュアリーホテル「フォションホテル京都」がそれぞれ同年3月に開業予定だ。
激増した在宅時間で溜まったストレス解消、近場の非日常空間で過ごすご褒美体験を求め、また少しずつ旅を再開しようと考える旅行者のニーズに応える高級ホテルステイという選択肢が、2021年も継続して選ばれていく。(modelpress編集部)
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