15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ

【ハンサム15周年レポ・セットリスト】小関裕太&松岡広大が涙の誓い「ハンサム、絶対にこれからも続けていきます!」

2020.02.17 04:00

アミューズ所属の若手俳優による恒例のファン感謝祭、通称「ハンサム」の15周年を記念したライブイベント『15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」』が15日・16日の2日間、東京・両国国技館で開催された。16日の公演には神木隆之介、桜田通ら歴代出演メンバーが“15th Anniversary Guest”として参加。先輩・後輩総勢21人のコラボパフォーマンスが実現した。【16日夜公演レポート】

2005年から歴史を重ね、歌、ダンス、ミュージカル、フィルムなど形を変えながらも一貫して“ファンに直接感謝を伝えるイベント”を追求してきたハンサム。15周年プロジェクトとなった今回は小関裕太、甲斐翔真、松岡広大を筆頭に、初参加の鈴木仁、渡邊圭祐らフレッシュな13人で「チーム・ハンサム!2020」を結成、そこに佐藤健、三浦春馬ら歴代ハンサムも加わり新アルバム『15th Anniversary SUPER HANDSOME COLLECTION「JUMP↑」』を昨年11月に発売。同作を引っさげてハンサム史上最大規模となる両国国技館でのライブ開催に至った。


“これぞハンサム” 先輩の頼もしさ、後輩のフレッシュさが融合

15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
“15年分のおもてなし”をコンセプトに、ハンサムたちがホテルのボーイやコックに扮したオープニング映像。豪華な生バンドが控える広いステージの階段に、メンバーのシルエットが浮かび上がると大歓声が沸き起こった。1曲目は新曲の「Beautiful Stranger」。アッパーなダンスチューンにのせて、それぞれが力強い目線のカメラアピールを披露。レジェンドハンサムの1人である植原卓也が作詞を担当したラップパートは松岡と太田将熙がクールに歌いこなし、会場のボルテージを一気に引き上げる。

15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
今回から先頭で後輩を引っ張る立場となり、すっかり頼もしくなった小関、甲斐、松岡、「DearDream」での音楽活動経験を煽りやMCで発揮する太田&正木郁、そこに負けじと初々しさで惹きつける新人ハンサムたち。オープニング3曲で“これぞハンサム”といったバランスを見せたあと、新人ハンサムの田川隼嗣、福崎那由他、藤原大祐、細田佳央太、三船海斗が制服姿で人気曲「キミノリズム」をパフォーマンス。とびきりフレッシュな5人が女性ファンの母性をくすぐったかと思えば、続く「桜の街」は小関&甲斐コンビがミディアムチューンを力強くもしなやかに歌い上げ、もはや貫禄すら感じさせる歌唱力で魅了する。

15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
ハンサムおなじみの女装VTRをはさんでユニットパートへ。石賀和輝・甲斐・田川・福崎・細田の「A(C)」、鈴木・藤原・正木・松岡の「MASQUERADE」、太田・小関・三船・渡邊の「Secret Kiss」。ポップだったりセクシーだったり、テイストの異なるダンスチューンでそれぞれの個性が光るが、中でも“新人にして最年長”の渡邊は彫刻さながらの整った顔面と色気を「Secret Kiss」でいかんなく発揮。おでこを突き合わせる振り付けには悲鳴にも近い歓声が飛んだ。

15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ

“レジェンドハンサム”との化学反応 神木隆之介は「Thrill」で魅了

中盤に差し掛かり、いよいよハンサム15周年の真骨頂とも言えるレジェンドハンサムたちの参戦。「Butterfly」で植原、水田航生、「君だけのHERO」で猪塚健太、風間由次郎、松島庄汰、「White Serenade」で桜田が登場、そこに現役ハンサムたちがそれぞれ加わり、歌い継がれた曲ながら新鮮な化学反応を生み出す。

そして多彩なハンサムオリジナル曲の中でも随一の人気を誇る「Thrill」では青柳塁斗、神木が登場。“禁断の果実”というキャッチーなフレーズとともに繰り出されるキメポーズに、会場のファンは「待ってました」とばかりに黄色い歓声を上げる――ハンサムライブになくてはならないコール&レスポンスだ。

15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
客席を通りながら、先輩・後輩ハンサム総勢21人がステージに勢揃いした「Dear My Girl」は15周年ならではの豪華で感慨深い光景に。神木は「雨降ってたでしょ?本当に寒い中ありがとうございます」とファンを気遣いながら「ペンライトきれい!(ボードやうちわなど)推しのために色々作ってきていただいて。皆さんの気持ちがすごく嬉しいですし、僕たちも頑張ってお返ししなきゃと思います」と感謝。そんな神木に松岡が「りゅうさ~ん!」と抱きつく一幕もあり、神木は「出る前に(松岡が)『先輩たちのために(会場を)アゲていきますんで、待っててください』と。すごいよね、頼りがいがある。嬉しいですよ」と後輩の成長を喜んだ。

ハンサム恒例、胸キュンシチュエーションで競い合う“キュンファイ”バトルも復活を遂げ、ライブは後半戦へ。WEAVERの杉本雄治が作曲、植原が作詞を手掛けた新曲「春の花」は歴代ハンサムメンバーのみでしっとりと歌い上げ、ファンへの変わらぬ思いを伝えた。

15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」【16日夜公演】写真提供:アミューズ
そこから現役ハンサムによる「Feel The Same」「PARTY RIDE」で会場のテンションを一気に引き上げ、ラストは全員揃ってタオルを振り回し「無礼講!!!」。そのアンサーソングとしてFLOWのTAKEが作詞・作曲を手掛けた新曲「親孝行!!!」へと続き、会場全体が拳を突き上げるお祭り騒ぎで本編は幕を閉じた。

小関裕太が涙「ハンサムは大事な場所。これからも続いていったらいいな」

【モデルプレス独占カット】小関裕太、松岡広大(16日夜公演)/写真提供:アミューズ
【モデルプレス独占カット】小関裕太、松岡広大(16日夜公演)/写真提供:アミューズ
アンコールは現役ハンサムメンバーで「君がいれば」「I Treasure You」と新曲2曲を披露。最後の挨拶の時を迎えると、小関が「初めてハンサムライブに出たのが2012年で、8年経つんですけれども、僕はこの中でも一番長くハンサムにいさせていただいて、初めてアルバムが出た時も見ていたし、ハンサムには色んな思い出がこもっています。今回、先輩のハンサムの皆さんがゲストとして出てくださって嬉しかったんですが、メンバーがこれまでと全然違うので、ちゃんと次のハンサムが受け入れてもらえるんだろうか?っていうのは、すごく心配な部分も正直ありました」とこれまでの心境を振り返るにつれ、目には大粒の涙。

「こんなはずじゃなかったのに…おかしいな」とあふれる感情に戸惑いながらも「とにかくハンサムを大事にしたいという思いで、他の仕事と同時進行で必死にやってきたこともあったし、15周年をちゃんと完成させたいという思いで、今回ちょっと先輩面してやってきました。この大きな舞台で、ちゃんと15周年が完成した、次に繋がるなと思えたのも、来てくださった皆さんのおかげです。ハンサムライブをやるのは正直本当に大変だけど、大事な場所で、これからも続いていったらいいなと思っています」と思いを語った。

松岡広大「僕らが皆さんの希望になるから」

そんな熱い言葉を隣で聞き「もらい泣きしちゃったよ」とはにかむ松岡も「正直なところ、右に同じくという感じ」と“同志”に共感。

「15周年という節目にこんな大きなところでやれるということで、プレッシャーもありました。だけど本当に素晴らしいステージをみんなで作れたと思います」と一つの達成感を述べた上で「ハンサム、絶対にこれからも続けていきます」と宣言。「そして、皆さんが一年で苦しかったこと、悲しかったこと、辛いこと、全部こっちにぶつけてきてください。それを僕らが全部パフォーマンスとして笑顔に変えてみせます。僕らが皆さんの希望になるから。それは約束します。ハンサム15周年だけれど、僕たちにしかできない、皆さんと作り上げるこのジャンルを、もっともっと歴史のあるものにして、先輩の意志を継いで頑張っていきたいと思います」。

「そのためには皆様の応援が必要なんですけれども、応援してくださいとは言いません。応援してくれるような男に僕らがなるので、待っていてください!」という松岡の熱い言葉に、割れんばかりの拍手と歓声で応える会場。これには先輩の神木も「後輩たち素敵でしょ?本当にパワーがあって素敵だなと感動しました」と笑顔を見せ、「もう一回最後に…自分の推しの名前を叫んでみようか?」と提案。両国国技館にこの日一番の歓声が飛び交う中、「すごく素敵です!皆さんの声が我々のパワーになっております。この声を心に刻み、今後どんなお仕事においても人として皆さんにお返しできるように頑張ります」と改めていちエンターテイナーとしての誓いを述べた。

【モデルプレス独占カット】甲斐翔真、藤原大祐(15日昼公演)/写真提供:アミューズ
【モデルプレス独占カット】甲斐翔真、藤原大祐(15日昼公演)/写真提供:アミューズ
そして「想いを一つに!」という太田の言葉を合図に、21人全員で「With You」を歌唱。先輩・後輩の垣根を越えた、涙と笑顔の入り交じる温かなクライマックスを迎えた。

15周年にして初めて、22曲のセットリスト全てをハンサムオリジナル曲で構成したライブが実現。アニバーサリーにふさわしい“原点回帰”と“集大成”、そして次世代への期待を感じさせるステージとなった。(modelpress編集部)

『15th Anniversary SUPER HANDSOME LIVE「JUMP↑ with YOU」』16日公演セットリスト

「ハンサム」15周年プロジェクトメインビジュアル/写真提供:アミューズ
「ハンサム」15周年プロジェクトメインビジュアル/写真提供:アミューズ
【チーム・ハンサム!2020】
石賀和輝、太田将熙、甲斐翔真、小関裕太、鈴木仁、田川隼嗣、福崎那由他、藤原大祐、細田佳央太、正木郁、松岡広大(18時公演のみ)、三船海斗、渡邊圭祐

【チーム・ハンサム!】
青柳塁斗、猪塚健太、植原卓也、風間由次郎、神木隆之介、桜田通、松島庄汰、水田航生

M1. Beautiful Stranger
チーム・ハンサム!2020

M2. THIS IS THE TIME(2019 Remix)
チーム・ハンサム!2020

M3. Brand New World
チーム・ハンサム!2020

M4. キミノリズム
田川隼嗣、福崎那由他、藤原大祐、細田佳央太、三船海斗

M5. 桜の街
甲斐翔真、小関裕太

M6. A(C)
石賀和輝、甲斐翔真、田川隼嗣、福崎那由他、細田佳央太

M7. MASQUERADE
鈴木仁、藤原大祐、正木郁、松岡広大(18時公演のみ)

M8. Secret Kiss
太田将熙、小関裕太、三船海斗、渡邊圭祐

M9. Butterfly
鈴木仁、正木郁、松岡広大(18時公演のみ)、植原卓也、水田航生

M10. 君だけのHERO
田川隼嗣、藤原大祐、細田佳央太、猪塚健太、風間由次郎、松島庄汰

M11. White Serenade
石賀和輝、甲斐翔真、小関裕太、桜田通

M12. Thrill
太田将熙、小関裕太、渡邊圭祐、青柳塁斗、神木隆之介

M13. Dear My Girl
チーム・ハンサム!2020、チーム・ハンサム!

M14. So Free!
チーム・ハンサム!2020

M15. 春の花
チーム・ハンサム!

M16. Feel The Same
チーム・ハンサム!2020

M17. PARTY RIDE
チーム・ハンサム!2020
青柳塁斗、猪塚健太、植原卓也、風間由次郎、神木隆之介、松島庄汰、水田航生

M18. 無礼講!!!
チーム・ハンサム!2020、チーム・ハンサム!

M19. 親孝行!!!
チーム・ハンサム!2020、チーム・ハンサム!

<アンコール>
EN1. 君がいれば
チーム・ハンサム!2020

EN2. I Treasure You
チーム・ハンサム!2020

EN3. With You
チーム・ハンサム!2020、チーム・ハンサム!

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