同性愛公表のロバート・キャンベル氏、現在の心境明かす
2018.08.21 13:31
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今月12日に同性愛者であることを公表した日本文学者で東京大学名誉教授のロバート・キャンベル氏が、21日放送の日本テレビ系情報番組「スッキリ」(毎週月曜~金曜あさ8時)に出演。公表後の心境を明かした。
ロバート・キャンベル氏、同性愛者であることを公表
自身のブログにて、同性愛者であることを公表したキャンベル氏。先日自民党の衆院議員が性的指向や性自認のことを「趣味みたいなもの」と発言したことについて「笑ってしまった」とし、「同性愛者、両性愛者、トランスジェンダーの人々をひっくるめて『生産性がない』ので『支援』に値しないという別の議員が発した言葉も、お粗末すぎて、反論する気持ちも起きません」と言及していた。続けて「私自身、20年近く同性である一人のパートナーと日々を共にして来た経験から言うと、この国で、性指向のために身に危険を感じたことは一度もありません」と自身の経験とともに同性愛者であることも明かした。
公表後の心境は「空気が軽くなった」
MCの加藤浩次から、公表から約1週間が経った現在の心境を尋ねられ、キャンベル氏は『いつもと同じ、だけれど空気が少し軽くなった』とフリップに書き込んで回答。キャンベル氏によればカミングアウトには「この人には言っているのにこの人には言っていない」などの“段差”があるといい「『ちょっと空気が軽くなった』と言ったのは、段差がなくなったんですよ。一瞬にしてでこぼこがなくなったから、薄い膜が取っ払われて、ちょっと空気がおいしいなっていうのがある」と説明した。
困難を抱えている当事者たちから「勇気をもらった」というメッセージが沢山届いたことも明かし、自身の発言が力を持っていることを実感したというキャンベル氏。
また「日常の中で知ってくださっている方はたくさんいて。これまでパブリックな言説のなかで発言はしてこなかったので、あ、ちょっと大変なことになったというのはありました」と同性愛を隠していたわけではなく、反響に少し驚いた部分もあったという。
カミングアウトをして良かったかを聞かれると、「僕自身はとっても良かったと思っている」と明かし、LGBTの人たちは同じような性格ばかりに捉えられてしまうが、付き合い方やカミングアウトについて多様な考えを持っている人がいることを説明。そのうえで「“攻撃・排除はしないけれど手を挙げないでほしい”というこの国の空気」が「人々のポテンシャルを妨げている、できることを出来なくさせてるというか、そういう人たちの生きづらさを増やしている、というのは実感した」などとコメントした。(modelpress編集部)
情報:日本テレビ
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