松本穂香×松坂桃李「この世界の片隅に」で夫婦役 ドラマ化に「衝撃だった」
2018.05.05 06:00
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TBSは7月期の日曜劇場枠(日曜よる9時)で、ドラマ「この世界の片隅に」を放送。このほど、神奈川県内のスタジオにてキャスト発表会見が行われ、ヒロイン・すず役を女優の松本穂香(21)、すずの夫・北條周作役を俳優の松坂桃李(29)が演じることが発表された。
同作は累計120万部を突破した、こうの史代の同名マンガ(双葉社刊)が原作。太平洋戦争の最中、広島県の江波から呉に嫁いだヒロイン・すずが、嫁ぎ先の北條家で暮らすかけがえのない日常を丹念に描いていく。脚本は「ひよっこ」「ちゅらさん」などで知られる岡田惠和氏、演出は「カルテット」「逃げるは恥だが役に立つ」などを手掛けた土井裕泰氏、音楽は久石譲氏が担当。
また原作マンガは2016年11月にアニメーション映画化され、ヒットを記録した。
「このドラマを観た方に、それぞれの大切なものを考えるきっかけを届けられたら。正直大変なこともあると思うんですが、すずさんのように明るく前向きに精一杯頑張りたい」と気合十分だ。
映画『日本のいちばん長い日』など、戦争を題材にした作品も経験しているとあって「今回は、軍ではなく、広島で暮らす人々の日常がメイン。その人たちの生き抜く強さや、身近な日常に小さな笑いが転がっていることをテレビを通して感じられるのではないかと思う。そこに確かな幸せがあることを、観る人に気づいてもらえるようなものを届けていきたい」と今作にかける思いを語った。
そんな松坂は、松本について「雰囲気がすずさんにぴったり。顔合わせなどでも『緊張します』って言うんですけど、緊張している感じがなくて、肝が座っている女性なんだなと感じてます」と話していた。
出演が決まってから広島に足を運び、すずが生きた街を体感したという松本。普段の生活でも役作りに励んでいるそうで「普段から下駄を履いて生活しています。ワンコの散歩や近所に行くときも下駄を履いて歩いてます」と小さな努力を積み重ねているようだ。
また、当時の雰囲気を再現するため、呉市の古民家をスタジオのオープンセットに移築。取材会ではまだ移築作業中ではあったが、細部までこだわりが詰まったセットに「本当に住める家。美術さんすごい!」と感激の松本。松坂も「作品への愛情が細かい部分に出ていて、『やばい、がんばろう』って思いました」と気合を入れ直した。
なお、撮影は5月8日のクランクインを予定、広島・岡山でのロケも予定されている。(modelpress編集部)
また原作マンガは2016年11月にアニメーション映画化され、ヒットを記録した。
松本穂香、3000人のオーディションでヒロインの座を掴む
ヒロイン・すず役は約3000人の中からオーディションで決定。見事その座を勝ち取り、ゴールデン帯連続ドラマのヒロインに初挑戦する松本は、「正直嬉しいというより信じられない気持ちでいっぱいでした」と結果を聞いた時の心境を振り返り、「オーディションの時からすずさんをもっと知りたいと思っていたので、じわじわと嬉しさがこみ上げてきました」と喜びいっぱい。「このドラマを観た方に、それぞれの大切なものを考えるきっかけを届けられたら。正直大変なこともあると思うんですが、すずさんのように明るく前向きに精一杯頑張りたい」と気合十分だ。
松坂桃李が夫役「戦争を知らない僕らの世代がやる意味は大きい」
一方、物静かだが情熱と優しい心を持ち合わせるヒロインの夫・周作を演じるのは5年ぶりの同局連続ドラマ出演となる松坂。「役をいただいたことよりも、この作品を連ドラでやるという衝撃のほうが強かった。ドラマだからこそできる、映画とは違った時間の積み重ねで、視聴者に届けられるのは楽しみでワクワクしました」とオファーを受けた際の思いを語り、「戦争を知らない僕らの世代がこの作品をやらせていただくことの意味は大きい。この世代でしか伝えられないことを、この時代を生きて伝えていきたい」と責任感を滲ませながら意気込んだ。映画『日本のいちばん長い日』など、戦争を題材にした作品も経験しているとあって「今回は、軍ではなく、広島で暮らす人々の日常がメイン。その人たちの生き抜く強さや、身近な日常に小さな笑いが転がっていることをテレビを通して感じられるのではないかと思う。そこに確かな幸せがあることを、観る人に気づいてもらえるようなものを届けていきたい」と今作にかける思いを語った。
松本穂香&松坂桃李、初共演で夫婦役 互いの印象は?
今回2人は初共演にして夫婦役に挑戦。松本は、松坂がキャスティングされる前から周平役に松坂を思い描いていたといい「お母さんと『松坂さんがあうよね』と話していました」と明かすと、松坂は「キャスティングいただいてありがとうございます。それで決まったのかも」といたずらっぽく話し、「こういうことってあるんですね。嬉しいです」と照れ笑いを見せていた。
そんな松坂は、松本について「雰囲気がすずさんにぴったり。顔合わせなどでも『緊張します』って言うんですけど、緊張している感じがなくて、肝が座っている女性なんだなと感じてます」と話していた。
方言にも注目 松坂桃李は厳しい指導に怯える?
物語の舞台は昭和19年頃の、軍港として栄えた広島県呉市。2人は方言にも挑むこととなるが、松坂は「方言は壁を感じる高いハードルでもありますが、それと向き合っていったとき、方言が味方になる瞬間がある。呉の方が聞いてもちゃんと喋っているなと思ってもらえことを目指して向き合っていきたい」と覚悟を滲ませつつ、「スタッフの方や監督も広島出身なので結構厳しいかもしれない(笑)」と怯えて見せる一幕もあった。出演が決まってから広島に足を運び、すずが生きた街を体感したという松本。普段の生活でも役作りに励んでいるそうで「普段から下駄を履いて生活しています。ワンコの散歩や近所に行くときも下駄を履いて歩いてます」と小さな努力を積み重ねているようだ。
また、当時の雰囲気を再現するため、呉市の古民家をスタジオのオープンセットに移築。取材会ではまだ移築作業中ではあったが、細部までこだわりが詰まったセットに「本当に住める家。美術さんすごい!」と感激の松本。松坂も「作品への愛情が細かい部分に出ていて、『やばい、がんばろう』って思いました」と気合を入れ直した。
尾野真千子、田口トモロヲら実力派俳優が集結
ほか、ヒロイン・すずが嫁ぎ、家族として新たな生活を始める北條家の面々には豪華実力派俳優陣が集結。周作の姉・黒村径子役には尾野真千子、周作と径子の父・円太郎役には田口トモロヲ、母・サン役には伊藤蘭がそれぞれ決定。また北條家の隣に住む刈谷幸子役を伊藤沙莉、北條家の近くに住む主婦・堂本志野役を土村芳、鈴の妹・すみ役を久保田紗友が演じる。
豪華キャストの集結に、松本は「私自身、まだまだ経験が少ない中で素晴らしい方々とご一緒できるのは、知らないものがたくさん見れそうでワクワクする。上手くやろうとせず、その場でお芝居を受けて感じたことを大事にしたい」と声を弾ませた。一方の松坂は、それぞれ久しぶりのタッグを組むこととなる脚本・岡田氏、演出・土井氏についても触れ、「どちらもお世話になっている好きなお二人。このタイミングで呼ばれてご一緒するのは嬉しいんですが、すごく緊張します。前作からの歳月の中で『どんなもんじゃい』っていうプレッシャーもありますが、いい緊張感の中で素晴らしい先輩方と作品を届けていきたい」と話した。
なお、撮影は5月8日のクランクインを予定、広島・岡山でのロケも予定されている。(modelpress編集部)
原作者・こうの史代 コメント
脚本を拝見し、夢にも思わないほど素敵でうれしくなりました!飛行機が離陸する時のように力強く走り出し、悠然と飛び立ってくれたなと感じています。こんなに魅力的なキャストのみなさんに演じていただけるのでも楽しみです。重厚感のある傑作になると確信しています。
【Not Sponsored 記事】
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