中条あやみ、女優としての苦悩を明かす 広瀬すずに感じた焦りと刺激
2017.10.30 12:00
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モデルで女優の中条あやみが、30日発売の雑誌「CYAN issue 015(2017 WINTER)」の表紙に登場。同誌による特別インタビューが先行公開された。
中条あやみ「CYAN」でカバー&巻頭22P
同誌では、“中条あやみ20歳”等身大の姿をカバー&巻頭22ページに渡ってクリップ。約2年半前から定期的に出演している近しい関係だからこそ見せられる、“ありのままの姿”で誌面に登場。
さらにインタビューでは、女優としての苦悩エピソードなども語っている。その一部が今回公開された。
中条あやみ、19歳から20歳へ。苦悩のエピソード
(出演作 『チア☆ダン』と『覆面系ノイズ』が、中条にとって重要な作品になったということを受けて…)もちろん今までのお仕事も、すべて大事な役なのですが、実際は高校生をしながら演技をしていたから、半分部活のような感覚もあったし、学生として逃げれる日常もあったから、そこまでちゃんと深く考えていなくて。お仕事しているんだって感覚が、自分の中で明確にはなくて。
それこそ『チア☆ダン』で、主演のすず(広瀬すず)とか自分よりも年下の子が、役をちゃんとお仕事というか、プロフェッショナルとして演じている姿を間近にみて「これがプロっていうことなんだ」って少しショックを受けて。
今まで年上のお姉さん方とか、大人の姿をみてすごいなぁとか思っていた部分とはまた違う感覚というか。すずも普段は高校生のはずなのに、仕事しているときは全くそんなこと感じさせないし……。
― ちょっと焦った?やばい、みたいな。
そう、焦ったんですよ。で、20 歳になるのに、私はいったい何をやっているんだろうみたいな。それで『チア☆ダン』の役作りも含めて焦りが重なっちゃって。変に気負ってしまったせいで、自分の中のペースを変えちゃったというか、変にハードルを上げちゃっていたりもして。
『チア☆ダン』ではキャプテン役のはずが、全然キャプテンっていう感じで振る舞えないし、結構悩んでいて。結果、悩んでいたのも役にも合っていたのでそこは良かったと言っていただけましたが。
そんな中ですぐ『覆面系ノイズ』をやらせていただくことが決まり。大人気の漫画が原作だから、また違うプレッシャーを感じちゃって精神的に大変で……。
踊りも苦手だけど「歌も本当に苦手だからどうしよう……」って(笑)。正直、両方一生来ないで欲しいと思っていた役柄だったから、自分の中では「これは20歳になるための大きな修行なんだ」みたいな感じでしたよ。
― 誰か相談できる人はいたの?
はい、『チア☆ダン』の時は、みんな女の子だったから「どうやってキャプテンらしくしたらいいか分かんない!」って素直に言った時は「私達も協力するから!」って力になってくれて。映画そのまま、本当にいいチームワークで助けられたし、助け合えた作品だったなって思います。
中条あやみ、女優としての展望
― これから参加してみたい作品とか、演じてみたい役ってあったりする?いつかハリウッドに行きたいっていう夢を持っていたんですけど、漠然とそう思うより、最近はこの監督の作品に出たいとか、この人と一緒にやりたいっていう思いが芽生えてきました。
― それは国内外問わず?
そうですね。例えばなんですけどジム・ジャームッシュの『オンリー・ラヴァーズ・レフト・アライヴ』っていうヴァンパイアの映画を観てから、彼の世界観がかっこいいなって思っていて。そういうオシャレでクールな映画にも参加してみたいなって。
あとはシャーリーズ・セロンが『アトミック・ブロンド』っていうアクション映画やるんですけど、そういうアクションとかも結構興味があったりして。
あと旅する映画とかもいいなって。『スタンド・バイ・ミー』てきな(笑)
中条あやみ、20歳の誕生日エピソード
― いよいよ20歳を迎えたよね。お祝いはしてもらったかな?はい、ちょうど深夜0時にピンポーンって、友達が自宅にプレゼントを持ってきてくれたんですよ!みんなで写真を撮ったり、すごく嬉しかったです。
― 家族は?
翌日から映画のプロモーションで福井に行かなければならなかったこともあったので、家族は実家の大阪にいたんです。それなのに、出発前にポストを見たら、お母さんからのお手紙とプレゼントが入っていて……。それを見て、朝から1リットルくらい泣きました(笑)。
― それは嬉しいね……!
「20年前のこの日。雪が沢山降っていて……」みたいな私の生まれた日のエピソードなんかが書かれていて。自分の母親ながら、本当にいいお手紙で(笑)。友達にもですが、本当に感謝でしたね。
(「CYAN issue 015」より)
中条あやみ「CYAN」で見せる“20歳のいま”
中条は同誌にて、椅子の上で飛び跳ねたり、変顔を見せたり、とびきり可愛いスマイルを見せたりしているが、これらは全てカメラマンの指示によるポーズではなく、撮影現場の穏やかな雰囲気だからこそ生まれた正真正銘、そのままの彼女の姿。モデル、女優として著しい成長を見せる中条の“20歳のいま”が切り取られている。(modelpress編集部)
情報:カエルム
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