はな、“国宝級”のマニアックトーク炸裂「午後3時にランデブー」
2017.09.04 12:43
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モデルでタレントのはなが4日、都内にて開催されたイベントに出席し、国宝級のマニアックなトークで会場を沸かせた。
はな、国宝の魅力語る
“国宝応援大使”に任命されたはなは、大学時代に美術史を専攻し、日本美術、東洋美術、仏教美術を通して仏像に心を奪われたそう。「国宝応援大使になったことがきっかけで国宝の魅力を再発見することになりました。美術館や博物館に足を運ぶと、足を止めて見入ってしまう作品の多くは国宝なのですよね」としみじみと語った。
続けてはなは、「私が思う国宝の魅力は作品の余白にあると思っています」といい、「作家の思いや技術とは別に、後世の私たちが作品の前に立ったときに、自分だけの物語を想像できる余白、そういった空気に包まれている作品こそが国宝なのかなと思っています」と目を輝かせ、「国宝と聞いてしまうとどうしても身構えてしまう方が多いと思いますが、そうではなくて、自分だけのストーリーを紡ぐ楽しさをみなさんにも味わって頂きたいと思っています」とメッセージ。
また、仏像のどんなところに惹かれたかを尋ねられると、「やはり、かっこいいところですよね」とにっこり。「仏像が初めて日本に誕生したのは飛鳥時代だったのですが、今から1400年以上前のことです。そういった仏像たちと今でも同じ空気を吸って、会話を楽しめて、お互いを守り合っている存在であることにグッときます」と熱弁を振るった。
仏像界のダーリンとは?
そんなはなに、「今すぐにでも観に行きたい国宝は?」との質問が飛ぶ一幕も「私の仏像界のダーリンが東寺の立体曼荼羅にいらっしゃる帝釈天様です」と話し始め、「帝釈天様とは、午後3時にランデブーをしているのです。ちょうど立体曼荼羅に西日が入って来る時間帯で、帝釈天様がいらっしゃる所に、ふわっとした光が入ってきます。それに包まれる帝釈天様が本当にかっこよくて。お会いしていないので、久しぶりに会いに行きたいなと思っています」と笑顔を弾けさせた。大学時代は知識を頭の中に詰め込んで仏像を観に行っていたというはなだが、「今はもっと心で自由に楽しむようにしています。仏像に限らず、作品の前に立って色々な対話を楽しむようにしています。国宝をたくさん観て回ると、例えばお寿司屋さんに行ったときに大トロをたくさん食べたような、幸せな気分になるのです」と満面の笑みを浮かべた。(modelpress編集部)
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