「LARME」系女子も「新種のギャル」?編集長が語る共通点は“モデルの陰の姿”
2016.05.19 13:23
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17日、都内にて女性誌『LARME』の中郡暖菜編集長によるトークショーが開催され、「博報堂ケトル」の嶋浩一郎氏が聞き手となり、「『小悪魔ageha』とギャル文化、そして『LARME』が生まれるまで」をテーマにトークを展開。ギャル雑誌『小悪魔ageha』の編集者を経て創刊当時26歳で編集長に就任した中郡編集長は、“LARME系女子”とギャルに共通するメンタリティーについて語った。
異例のヒット『LARME』とは?
『LARME』は、「甘くて、かわいい 女の子のファッション絵本。」をコンセプトに2012年9月に創刊。“絵本”のように世界観のあるビジュアルでファンを増やし、“LARME系女子”という1つのトレンドを創出し、出版不況が叫ばれる中、異例の売れ行きを記録。同誌は隔月刊で、白石麻衣(乃木坂46)、中村里砂、菅野結以、渡辺美優紀(NMB48)などがレギュラーモデルとして活躍。ターゲットは10代後半から20代で、現在15万部の売上を記録している。
「生まれつきエビちゃんじゃなくたって」
元々学生時代からギャルサーに入っていたという中郡編集長は、「ギャルとは何かを中学生の時から追い求めていた」とギャル文化に精通。一見すると、無関係に見えるほど、テイストが違う『LARME』と『小悪魔ageha』だが、中郡編集長は、「age嬢もLARMEも新種のギャルだと思います」と持論を展開した。
中郡編集長の『ギャル』の定義は「マジョリティーな存在ではなくアウトサイダーで、クラスに30人いても一握りの人しかギャルにならない。ギャルは常に少数派」。「こうじゃないといけないというのがない」と自由なメンタリティーこそが象徴で、そういう意味で、“LARME系女子”も一種のギャルだという。
ギャルにとって「努力すれば結果が出る」も重要なテーマだと続け、かつて『小悪魔ageha』で「生まれつきエビちゃん(蛯原友里)じゃなくたって」というキャッチコピーがあったように「生まれ持ったものだけで勝負しなくていいというのがギャル」と説明すると、嶋氏は「ギャルって全然努力しない(イメージ)というか、一般的な男の人はそういう感覚で見ていないよね」と中郡編集長の論に感心していた。
モデルの陰の努力を告白
質問コーナーでは、観客から「どうしてもクールにすましているイメージの『LARME』とギャルの泥臭さが結びつかない。彼女たちにとっての努力は何ですか?」と疑問の声が。中郡編集長は努力の過程を見せることを避けるモデルが多いと明かし、「めっちゃ腹筋していたり、プロテイン飲んだりとか、本当はすごい努力してるのに、そういうのは『載せてほしくない』と言われたり」と陰の努力を告白。
また、「順位じゃないところで評価されたい。誰かと比べてどうのよりも自分自身に真面目に向き合っているという感じで、他人へのライバル心はあったとしても周りには見せない」とメンタルの特徴を説明し、「ストイックであることは間違いない」と断言。見えないだけで、そこにはギャルと共通する泥臭さが残されているようだ。
多岐に渡ってトーク
このほか、トークショーでは同誌の創刊の経緯や、ヒットを生み出したコンセプトに対するこだわり、『小悪魔ageha』編集者時代に手がけた企画など、多岐に渡ってトーク。
同誌の読者を中心に多数の観客が集まり、盛り上がりを見せた。(modelpress編集部)
中郡暖菜(なかごおり・はるな)プロフィール
1986年生まれ。学生時代から出版社で編集の経験を積み、大学卒業後、女性誌の編集部員を経て、2012年女性向けファッション誌 『LARME』創刊。徳間書店最年少の26歳で編集長に就任する。出版不況が叫ばれる中、約1年間で同誌を人気雑誌に成長させた。嶋浩一郎(しま・こういちろう)プロフィール
1968年生まれ。1993年博報堂入社。コーポレート・コミュニケーション局で企業のPR活動に携わる。2001年朝日新聞社に出向。スターバックスコーヒーなどで販売された若者向け新聞「SEVEN」編集ディレクター。2002年から2004年に博報堂刊『広告』編集長を務める。2004年「本屋大賞」立ち上げに参画。現在NPO本屋大賞実行委員会理事。2006年既存の手法にとらわれないコミュニケーションを実施する「博報堂ケトル」を設立。
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