急増する“めがね女子”の生態 すっぴんブームとの親和性、色気出すカギにも
2015.06.08 11:15
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今、おしゃれアイテムとしての“めがね”が新たなムーブメントとなっている。昨年9月に創刊された“めがねライフスタイル・マガジン”「optical(オプティカル)」は即日完売の反響。10代後半~30代前半の女性をターゲットとした原宿・表参道のストリートファッション誌「Soup.(スープ)」は、今月23日発売の8月号で“おしゃれめがね女子”を大特集し、めがねを取り入れたライフスタイルを多角的に提案する。
トレンドの変化と“めがね女子”の生態
ここ数年でめがねブームが一気に盛り上がり、レンズが入っていないダテめがねもファッションアイテムとして定番化。そして今年、特に人気が高まっているのがよりクラシカルで優しげな雰囲気になれるラウンドタイプのフレーム。かつてジョン・レノンがかけていたことでも有名だが、最近は有村架純や広瀬すず、川口春奈、元AKB48の前田敦子といった芸能人がこぞって丸めがねをかけたプライベートショットをブログにアップしている。「この2~3年でめがねの熱いブームが起き、一段落しつつありますが、今は『めがねならなんでもいい』というわけではなく、より洗練されたおしゃれアイテムとしてめがねを楽しむ人が増えてきた印象」と語るのは「Soup.」の大崎安芸路編集長。昨年頃から積極的にめがねファッションを取り上げてきた同誌は、今年6月号で丸めがねをかけた有村架純を表紙に起用。読者から大きな反響があったことを受けて、8月号・9月号と連続で“めがね女子”の特集を組むことになった。
「少し前までは大きめのウェリントンタイプが人気でしたが、今はメタルフレームの丸めがねなど、華奢でレトロなタイプがトレンド。『Soup.』としては、その人の個性やTPOに合わせて、色々なタイプのめがねをアクセサリー感覚で楽しんでもらえるよう提案していきたい」。ファッションだけでなく「コーヒー」「読書」といったライフスタイル面もセットで提案。「東京のストリートの女の子は品や清潔感、透明感、どこか知的なにおいがするのが特徴であり、そこにめがねがマッチする。特に今の女の子たちにとっては、話題のパンケーキ屋さんに行ってそれをSNSにアップするのがおしゃれなライフスタイル。読書やコーヒーなども自分たちをおしゃれに見せる要素であり、無理して高い洋服を買うというよりも『めがねをかけてコーヒーを飲んでいるおしゃれな自分』という要素をどう揃えて、自分のテンションを上げていくか。そういったライフスタイル全般を提案することが重要だと考えています」。
すっぴんブームとの親和性
また昨今のすっぴん&ナチュラルメイクブームとめがねの親和性も高い。「濃いギャルメイクには似合わなかった華奢なめがねが、ナチュラルメイクの流れで注目されるようになりましたね。そしてそのナチュラルメイクすらしていない時も、めがねをかけるだけでおしゃれにごまかせる。サングラスは気取った感じに見えるから恥ずかしいというカジュアル系の女子も、めがねならデイリーに取り入れやすいし、サングラスよりも品の良さや知性を感じさせることができます」。個性的なめがねは、いわゆる“男ウケ”とは相反するもののようにも思えるが、同誌は逆に女性の“色気”を引き立てるアイテムとしても指南。「最近は“めがね萌え”の男性も増えてきているし、『Soup.』としては『いい男はめがねをかけている女の子が好きだ』という考えです。イメージとしては、彼もめがねをかけて図書館でデートを楽しむような。8月号の表紙を飾る小松菜奈さんや岸本セシルさんは、女性からの人気はもちろん、透明感のある色気で男性人気も高い。彼女たちを理想として、めがねをかけることでトゥーマッチではない色気を出せるという“めがね女子”の魅力を知ってもらいたい」。
今後も雑誌として“めがね女子”を全面的に押し出す方針。「めがねのイメージがない人も表紙に起用して、新しい魅力を引き出していこうと思う」と編集長。9月号はE-girlsのAmiがめがねをかけて表紙に登場するといい、新たな読者層の開拓も期待できそうだ。(modelpress編集部)
情報提供:「Soup.」(モール・オブ・ティーヴィー)
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