前田敦子、ぐうたら女子に 引きこもりで“食っちゃ寝”の毎日

2013.08.20 12:15

女優の前田敦子が主演する映画「もらとりあむタマ子」が、アジア最大級の映画祭「釜山国際映画祭」A Window on Asian Cinema部門に出品されることが20日わかった。また、日本での公開日が11月23日に決定した。

同作は、音楽チャンネル「MUSIC ON! TV(エムオン!)」で放送中のワンシュチュエーション短編ドラマ「タマ子」を映画化。前田扮する主人公のタマ子は東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝食っちゃ寝の毎日。そんなタマ子がちょっとした一歩を踏み出すまでの1年を、秋に始まり夏に至るまで四季を通して描かれる。前田の演技が高い評価を得た「苦役列車」に続き、日本映画界を牽引する山下敦弘監督と再びタッグを組んだ作品で、短編ドラマを経て長編映画として劇場公開されるだけでなく、国際映画祭に出品されることは異例のこと。

今回の映画化と「釜山国際映画祭」出品に関して前田は、「大好きな山下監督と『苦役列車』に続いてまたご一緒させていただき、去年の秋から撮影をスタートして、季節ごとに少しずつじっくりと撮ってきた作品なので1本の映画として劇場公開されることがとても嬉しいです。釜山国際映画祭に出品されることが決まったと聞いて、更に喜びが増しました」と歓喜のコメント。新境地を開拓した役柄については「タマ子は食べているか寝ているかで(笑)仕事もしていないし実家でダラダラしている女の子という設定ですが、別に特殊な女の子ではなく、実は誰もが持っている気持ちの一部なんじゃないかなと思います。私もどこか共感してしまうところがあります。そんなタマ子の日常をたくさんの人に楽しんでいただけたらと思います」とコメントを寄せている。

一方山下監督は、前田について「逆ギレが得意で、ぐうたらで、口だけ番長というどうしようもない性格のタマ子を前田さんは迷いのない目で演じ切ってくれた。その結果、短編という形でのTV放映だった企画から、劇場公開作品という形へと作品が変化していった。その理由は何か? 答えは簡単。それは“あっちゃんが素晴らしかったから!”の一言に尽きる」と絶賛した。

また、脚本は山下監督と大学時代からコンビを組み続け、昨年は「ふがいない僕は空を見た」が高い評価を得た向井康介氏。この2人によるオリジナル映画は07年公開「松ヶ根乱射事件」以来6年ぶり。さらに、主題歌にはアーティストの星野源の楽曲「季節」を起用された。(モデルプレス)

■映画「もらとりあむタマ子」あらすじ

タマ子は東京の大学を出たものの、父親がひとりで暮らす甲府の実家に戻ってきて就職もせず、家業のスポーツ店も手伝わず、ただひたすらに食っちゃ寝食っちゃ寝の毎日。起きてると思ったら、マンガを読みふけるかゲームをするか。かつての同級生とも連絡を取らず、ニートというよりもまるで引きこもり。「就職活動くらいしろ!」という父親の言葉にも「いつか動く!でもそれは今じゃない!」と意味不明な言葉で自分を肯定しつつも、ようやく書いた履歴書の応募先は芸能プロダクション?!それでもタマ子を応援せずにはいられない父…。四季を通してダメダメなタマ子はあらたな一歩を踏み出せるのか? タマ子の明日はどっちだ?!
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