<真崎ゆか「Tokyo REAL Style」 Vol.40>私を強くするもの

2012.08.08 12:40

2011年度「第44回日本有線大賞」にて「有線放送協会賞」を受賞、2011年レコチョク新人アーティストランキング第5位を獲得。2012年8月8日には詩音・SIMON・K.J.とのフィーチャリングで話題となった楽曲を収録した2nd ALBUM「Tears of Heart」をリリース。

せつなく・儚い…数々の叶わない恋をテーマにした真崎ゆかの世界観が共感を呼び、今多くの女性たちから注目されるR&Bシンガー「真崎ゆか」が放つモデルプレス連載「Tokyo REAL Style」Vol.40。


私を強くするもの

よく「“本当の愛”って何だろう」…って考えることがあります。

生きていく上で、誰もが少なからず色んな“愛情”に触れ、自分なりの“愛情表現”をして、きっと色んな“愛”の形が行き交っている。

でも、“本当”の意味を考えると、“嘘”を考えなければいけなくなる。“嘘の愛”なんて考えたくないな…。

世の中には、二面性を持ったものがたくさん存在していて、本当があれば嘘があって、表があれば裏があって、上があれば下があって、勝ちがあれば負けがある。だから私たちは常に色んなことに葛藤しもがきながら生きているんだと思います。

私は、恋愛をテーマに歌詞を考えることが多いですが、きっとどんなことを考えても最終的には“愛”っていうモノがついてまわる。恋をする気持ちだけじゃなくて、大切な友達や家族のことを想ったり、自分自身のことでさえも、やっぱりそこには“愛”っていう言葉が浮かぶんです。

きっと多くの人が、歳を重ねたり経験を重ねることで、人と人との間に生まれるその大切な感情に気付いていくモノだと思います。私は、愛情不足で育ってきたわけではないし、むしろ家族には本当にたくさんの愛情を注がれて育ってきたと思います。

だけど学生の頃は、ちょっとしたことで疎外感を感じてしまったり、友達関係が上手くいかず自分は孤独だと思ってしまったり…まわりがまったく見えなくなって、人の優しさに気付けないこととか自分に余裕がなくて人に優しくできないこともたくさんありました。

そしてそんな自分自身が嫌になることも…。私はいつからか、自分の感情を押さえ込むようになっていました。

そして、優しい言葉をかけてくれる人に対しても、「この人は何を企んでるんだろう…」って考えたり、「いつかは裏切られるんじゃないか…」って考えたり、常に人との間には、厚い壁や不安を感じていました。

今思うと、それは知らぬ間に自分で作り上げてしまったものでしかなかったのかも。だから、誰かの愛情を純粋に受け止める余裕なんかなく、はけ口もない。

そんな私が、自分の心を解放してすべてさらけ出せる場所、それはノートでした。中学生の頃に見つけたその場所は、今でも私が色んなことをさらけ出せる、一番素直になれる場所。

ただ昔と今で変わったことは、自分以外の誰かの存在を、書き出した言葉の中に今はちゃんと感じていられるっていうこと。昔は、自分のことしか見えていなかったから、ただただひたすら自分の感情を書き出していたんです。

ツライ時や落ち込んでいる時に、友達や家族や応援してくれている人の存在や気持ちを、今は素直に受け止めることができます。そこには必ず、“愛情”というモノが感じられます。

見返りを求めないこと。与えるモノでも与えられるモノでもなく、自然と人と人との間に生まれるモノ。生まれる感情。きっとそれが“愛”。

“本当”とか“嘘”とか考える余地もないくらい、いつの間にか溢れ出てくるモノなんじゃないかな。そして、自分が心を開くことができた時や素直な気持ちを打ち明けた時、かっこつけずに心に正直になれた時に、どんどん深くなっていくモノ。

何かに葛藤し、もがいている時、まわりが見えなくなった時、自分だけでは判断できなくなった時、“愛”があるその方向に自然と導かれて行くんだって思っています。

それに気付けた時に、きっとどんどん自分の心が強くなっていく…。そんな風に、自分の心に正直になろう…心の声にもっと耳を傾けて素直になろう…そしたらツライ過去よりも失ったものよりも、きっともっと大切な何かを感じ取ることができるんじゃないかな…と、私はこの1年考えながら詞を書いてきました。

今までももちろんリアルな感情を書いてはいたけれど、もっともっと深い愛っていうものを、自分でも感じたかったんだと思います。その為に自分自身と向き合うことや人と向き合うことを怖れずに、素直になることが大切…素直になれない人や素直に涙を流す場所がない人にも、自分の心にそっと耳を傾けてみてほしい…そんな想いを込めて作ったのが、2ndアルバム「Tears of Heart」です。

このアルバムに入っている楽曲は、どの曲もかなりたくさん悩んで歌詞を書いてきました。何度も何度も書き直した曲もあります。途中で、自分の弱さと向き合うことが辛くなった時もあったから…。

それでもこうして完成させることができたのは、私という人間をいつも見守ってくれている家族や友人、応援してくれている人たち、身近にいるスタッフの存在を常に感じていることができたから。

だから今回のアルバムでは、せつなさやツラさを乗り越えて、大切な人の存在を感じながら前向きな気持ちになってほしいって想いを乗せた曲が多いんです。

このアルバムを聴いて、みなさんにとっての大切な人の存在をもっともっと感じてもらえたら嬉しいです。本日8月8日にリリースする2ndアルバム「Tears of Heart」、ぜひぜひ聴いてください。

そして、悲しみも涙も怒りも、そして素直な愛の気持ちも、このアルバムを聴きながら吐き出してもらえたら嬉しいです。


今週の真崎ゆか私服コーデ

テーマ「ラフスタイル」
テーマ「ラフスタイル」
Tシャツ(ZARA)…¥1,990
デニムPT(古着)…¥4,000
ネックレス(PAPILLONNER)

Tシャツにデニムっていうシンプルな組み合わせは大好きでプライベートでは良く合わせるんだけど、最近ZARAで発見したこのTシャツは、バックスタイルが全部レースになっていて、カジュアルダウンしすぎずに着られるので重宝してます!

海で水着の上に着ても可愛いかもしれない…

以前までは、こういうシンプルなコーデの時は大振りなアクセをジャラジャラ付けていたんだけど、最近では小振りなものを付けることで落ち着いた印象になるようにすることが多ですね♪

真崎ゆか(まさきゆか)プロフィール

真崎ゆか
真崎ゆか
生年月日:1986年3月4日、血液型:A型、出身地:埼玉県、特技:ダンス、ハンドボール、マッサージ

2009年、ユニバーサルJで行われた日韓共同オーディションでレコード会社の目に留まる。音楽活動と並行して自身もヘビーユーザーであった人気アパレル「MURUA」でビジュアルプレス/ショップスタッフとしての活動も開始。

新世代R&Bシンガーとして2010年11月、シングル「LOVE SONG」で念願のメジャーデビュー。雑誌「JELLY」、「BLENDA」などの人気ファッション誌でも特集が組まれた。

3rdシングル「Lady Luck」(2011年7月発売)は、日本テレビ系ドラマ「ゴシップガール セカンド・シーズン」エンディングテーマに起用。さらに、4thシングル「Change Myself」(2011年8月発売)はフジテレビ系ドラマ「明日の光をつかめ2」主題歌に起用された。

2012年7月4日には、R&Bシンガー「詩音」とのせつなすぎるガールズコラボソング「SWEET PAIN feat.詩音」をリリース。楽曲に注目が集まるとともに、女性誌「JJ」の専属ブロガーモデルが出演するミュージックビデオも話題を呼んだ。(モデルプレス)


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