芦田愛菜、華やか“大人メイク”に称賛と当惑の声 女優として“打ち破るべき壁”が見えた
女優の芦田愛菜の「大人メイク」が話題になっている。大人の女性へと成長していく姿に称賛の声が集まる一方、従来のナチュラルメイクのイメージが強かったことから戸惑う人もおり、そうした反応そのものが彼女にとって「大きな壁」になっていると見る向きがある。
芦田の「大人メイク」が話題になったきっかけは、主演声優を務めるアニメーション映画『果てしなきスカーレット』(11月21日公開)のジャパンプレミア。5日に都内で開催され、芦田は劇中のキャラクターそのままの華やかなドレス姿で登壇したが、この時のメイクは濃いめのアイシャドウにアイライン、落ち着いた色味のリップという大人路線だった。舞台映えするくっきりメイクで、大人びた印象を受けるものとなっていた。
これに対して、SNS上では「芦田愛菜ちゃんの濃いめのメイクいいわ」「聡明な大人の女性という感じでステキ」「美しい…愛菜ちゃん、大人になったなあ」「メイクが王女様っぽくて衣装と合ってる」などと称賛の声が続出した。
その一方で「うーん、私の中の愛菜ちゃんのイメージと違うなあ」「キレイなんだけど愛菜ちゃんが濃いめのメイクしてると複雑」「親戚の子が急に大人になったみたいな感覚ある」「まだナチュラルメイクでいいのでは」などといったコメントも相次ぎ、芦田のメイクの変化に戸惑っている人たちが少なからずいるようだ。
TPOに合わせたメイクとの見方もあったが、先日NHK BSで放送された『芦田愛菜とめぐる「不思議の国のアリス」ワンダーランド』や、レギュラー出演しているテレビ朝日系『サンドウィッチマン&芦田愛菜の博士ちゃん』などでも大人っぽいくっきり系メイクとなっていた。長らくナチュラルメイクだったが、最近になってメイクが「大人路線」に進化したようだ。
芦田といえば、子役時代に日本テレビ系『Mother』やフジテレビ系『マルモのおきて』などでブレイクし、当時は「国民の孫」とも称された。
小学校の高学年になってからは仕事をセーブしながら受験勉強に励み、2017年に偏差値70以上の複数の難関中学に合格。その中から慶應義塾中等部に入学し、そこから名門の慶應義塾女子高校へ進み、2023年に私立最難関クラスといわれる慶応義塾大学法学部の政治学科への進学を果たした。
この才色兼備ぶりにより、21歳となった現在は「理想の娘」というイメージが拡大し、親世代を対象にした調査で「子どもに目指してほしい“理想の大人”」ランキングで芸能人トップに選ばれたことも。また、2019年の「天皇陛下御即位をお祝いする国民祭典」で当時15歳にして祝辞を述べたり、今年3月に国連開発計画(UNDP)の親善大使に就任したりしたと、清楚でクリーンなイメージが年々高まっていた。子役時代の印象に加え、20歳を超えてからも「清楚でかわいらしい」というイメージが強くあることが、視聴者の大人メイクへの戸惑いの声につながっているのだとみられている。
かわいらしいイメージがあるのは決して悪いことではないが、芦田にとって「大人の女性」への成長は女優としての大きな課題だ。「かわいい愛菜ちゃん」のイメージが固定化すると、どうしても演じる役の幅が狭くなってしまうためだ。
芦田は「かわいい系」の役柄にとどまらない抜群の演技力の持ち主であり、子役時代からのイメージを覆して殻を破ることができれば、女優として大きく飛躍できるのは間違いない。大人の女性への成長の必要性を本人も自覚し、そのための変化の一つとして「大人メイク」に挑戦しているのではないだろうか。
ただ前述したように一部の視聴者に戸惑いがあるのも事実で、昨年11月に芦田が高級ブランド「ディオール(DIOR)」とコラボした際もネット上で物議を醸した。かわいらしさに加えて「親しみやすさ」が彼女の大きな魅力であるため、ハイブランドとの組み合わせに当惑する人たちがいたのだ。しかし、これも彼女が「大人の女性」へと成長するための大事な一歩なのだと考えられる。
大人の女性への成長という課題と、その進化に対する視聴者の戸惑いは、芦田にとって「大きな壁」になるだろう。この壁を打ち破って「大人の女優」への成長を果たした時、芦田愛菜はさらなる才能の広がりと新境地を見せてくれるはずだ。
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