ヒロド歩美

ヒロド歩美、五輪キャスターに異例の抜擢 快進撃ウラに「英語力」と「取材の距離感」

2025.10.21 18:03
提供:ENTAME next

フリーアナウンサーのヒロド歩美が、2026年2月6日に開幕するミラノ・コルティナ冬季オリンピックのテレビ朝日系中継番組で、松岡修造と共にキャスターを務めることが決まった。フリー転身3年目にして「異例の大出世」と業界内で話題になっており、スポーツキャスターとして大躍進しそうだ。

史上初めてイタリアの2つの都市で開催されるミラノ・コルティナ冬季五輪。テレビ朝日系のオリンピック番組は、メインキャスターに松岡、キャスターにヒロドという、同局系『報道ステーション』のスポーツコーナーでおなじみの布陣となる。

松岡は2004年のアテネ五輪から12大会連続となる“安定の起用”だが、今回が初の五輪キャスターとなるヒロドについては「異例の抜擢」として大きな注目を集めている。

ヒロドといえば、早稲田大学卒業後の2014年に大阪の朝日放送(現・朝日放送テレビ=ABCテレビ)に入社。同年7月に同局制作の『速報!甲子園への道』(テレビ朝日系)のキャスターとして番組デビューを果たした。ほとんど野球の知識がない状態から必死に勉強し、高校野球の取材に奔走した。

さらに入社後は熱烈な阪神タイガースのファンになり、タイガースの試合中継でベンチリポーターを担当。2016年からは朝日放送・テレビ朝日の共同制作による『熱闘甲子園』のキャスターに就任し、全国的に「高校野球のお姉さん」として親しまれるようになった。

2017年からは情報番組『サンデーLIVE!!』(テレビ朝日系)のサブキャスターを務めるなど活動の幅を拡大。2023年4月にフリーへ転身すると、同時に『報道ステーション』のスポーツキャスターに起用された。一方で朝日放送時代から続けていた番組にも継続出演している。

『報道ステーション』では野球以外の競技の取材も数多くこなしたことで、フリー転身3年目にして五輪キャスターへの大抜擢に至った。「異例」とされるのは出世のスピードだけでなく、ヒロドが「非キー局出身者」であるためだ。

独立後に全国区で活躍するフリーアナはNHKや在京キー局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・フジテレビ・テレビ東京)の出身者がほとんどだ。ヒロドと同じ朝日放送出身の宮根誠司や中部日本放送(CBCテレビ)出身の石井亮次らのような例はあるが、準キー局や地方局出身で全国区のメインに上り詰めるのはレアなケースだ。それを踏まえても、ヒロドが独立3年目で五輪キャスターに選ばれたことが、いかに快挙であるかがわかる。一方でネット上には今回の大抜擢を疑問視する声もなくはない。しかし、テレビ業界でのヒロドの評価は極めて高い。実力を心配するよりも、五輪キャスターにとして期待以上の働きをみせるのではないかと見られているのだ。

その根拠の一つとなるのが、視聴者からの好感度の高さだ。『報道ステーション』のスポーツキャスター就任当初から「明るくてコミュニケーション能力が高い」「声が聴きやすく情報が入ってきやすい」といった好意的な意見が多く、現在に至るまで批判的な声はほとんどない。

また、外国人選手へのインタビューで通訳なしに流暢な英語を操る姿も高く評価されている。ヒロドは高校時代、英語のスピーチコンテスト近畿大会で優勝し、全国大会でも3位に入賞。2010年に入学した早稲田大国際教養学部も「英語一本のAO入試だった」と明かしている。その英語力は取材現場で大きな武器になっており、五輪キャスターとしても大きな強みだ。

さらに、取材相手に対する姿勢もヒロドの魅力のひとつ。スポーツ情報サイト「web Sportiva」の2023年のインタビューで、「選手を取材する際、距離感などで心がけていることはありますか」と問われ、次のように答えている。

「大前提として、当然のことなのですが、まずは選手の方々や競技をリスペクトすること。あと、取材に入るだけでも選手の方々を邪魔していると思うので、この時間は当たり前じゃないという思いでいます。たとえ選手の方々が時間を割いてくれたとしても、それに驕ってはいけないと心がけています」

「取材に割いてもらった時間は当たり前じゃない」という謙虚さとリスペクトを忘れず取材に臨む姿勢は、彼女の誠実さを物語っている。

初の五輪キャスターでその実力を発揮できれば、ヒロド歩美はフリーアナウンサーとしてさらなる高みへと駆け上がることになりそうだ。

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