GANG PARADE

GANG PARADE「エンターテイメントを見せていくスタイルにしっくりきている」、2年間の活動を凝縮したフルアルバムに込めた思い

2025.07.05 18:00
GANG PARADE

音楽事務所・WACK所属の11人組アイドルグループGANG PARADEがメジャー3枚目のフルアルバム「GANG RISE」をリリースした。フルアルバムは約2年ぶりとなり、シングル・デジタルシングルを含む2枚組20曲を収録した豪華な内容になっている。今回はヤママチミキ、ユメノユア、キャン・GP・マイカ、ココ・パーティン・ココ、ユイ・ガ・ドクソン、月ノウサギの6人が2年間の活動の振り返りや、新録曲について語ってくれた。

10年目で見えてきた「エンターテイメント集団」としてのアイドル像

ーー2年ぶりメジャー3枚目のフルアルバム「GANG RISE」がリリースされました。2年間溜めに溜めたパワーを全部ここに詰め込んだみたいなアルバムですね。

ヤママチミキ: 2年間で培った関係値をフル活用したアルバムです。

ーー「2年ぶんの溜めパンチ」みたいに、パワーを出し切ったような作品だと思いますが、どんなアルバムに仕上がりましたか?

ココ・パーティン・ココ:GANG PARADE史上本当に豪華な作品になりました。今年活動10年目を迎えるっていうこともあってその集大成になっていると思います。本当にライブを地道にやってきたたくさんの方とのご縁がすごく詰まっています。新体制になって、もう3年目にはなるんですけど、3年間やってきた、今のメンバーでの良さや、今の人数だからこそできたりすることもあり、最新のGANG PARADEを知ってもらえるアルバムになっていると思います。

ーー去年(2024年)はたくさんシングルが出ていましたが、アルバムは2年ぶりとなり、10周年イヤーに突入となりますね。どんな2年間でしたか。

ユメノユア:再始動してからの2年間は、それまでのギャンパレらしさが本当に今の自分たちにとって合ってるのかをちょっと模索しはじめた2年間だったと思うんです。今までやってきたことの良さも踏まえつつ、この時代、この状況でのGANG PARADEって何なんだろうっていうのをみんなで探して作ってきた2年間でした。なので、その再始動前のGANG PARADEとはまた少し形は変わってると思うんですけど、でも大事にしたいなっていうものは守りつつも、進化を求めて歩んできた2年間だったんじゃないかなと思います。

ーー なるほど。そうして10年目に突入して、今のGANG PARADEのアーティスト性はどのようにとらえていますか?

ヤママチミキ:最近のGANG PARADEはTikTokでネタ系の動画をアップしててきづいたんですけど、流行を追うのではなくて、自分たちが、GANG PARADEとして見せたいものがあって、お客さんもそういうものを求めてるんじゃないかっていうのに気づきました。アイドルではあるけど、「エンターテインメントを見せる」のが一番、今のGANG PARADEとしてしっくりくるのかなっていうのは最近すごく思いました。

ーー自分たちの見せたいものを突き詰めていく「エンターテイナー集団」ということですね。確かにファンネームも「遊び人」ですし、しっくりきますね。

一同:(笑)

メンバーによるアルバム新録曲解説!作詞・振り付けの制作秘話も

ーーアルバムの話に戻りますが今回は2年分の歴史を感じるアーティストの方たちが参加していますね。WANIMAさんから大森靖子さん、草野華余子さん、KEYTALK…アーティストさんたちと多数関わっていく中で、変化がありましたか?

ユイ・ガ・ドクソン: この2年間の進化…。元々、破壊と再構築みたいなのを続けてきたグループだったんですけど、この2年間はなんかじわじわじわじわ「構築」をしてきた気がしてます。変化があった時にゼロから始まるっていうよりも、積み上げてきたものを残しつつ、さらに積み上げていくことが繋がってきた2年間でした。

ーー ギャンパレのみなさんは、歌詞や振り付けなども、自分たちで創作をしているなっていう印象があります。

キャン・GP・マイカ: そうですね、今回も全曲振り付けをやらせてもらってます。

ーー自分たちで創る、というのはいつごろから?

キャン・GP・マイカ:振り付けに関しては再始動してすぐの時は、作詞したメンバーが振り付ける曲もあったり、一緒に月(月ノウサギ)と作ったりとか、作詞した子中心に、3人とか4人とかで作ったりとかもありつつ、1人で作らせてもらうこともあったりしていました。

キャン・GP・マイカ:私自身は自分の成長のためにも、ガッツリ振り付けをやらせてもらっています。去年くらいから外部のアイドルグループにも提供させてもらうようにもなってきています。この2年間、再始動してからは「どう見せたら面白いか」とメンバーでも分かり始めてきました。それまでは曲もいろんなジャンルがありすぎて、「これをどう、どうやったらGANG PARADEになるんだろう?」と考えてきたんです。今回のこのアルバムを作っている時に、いろいろな参加アーティストさんにすごく褒めてもらえることが多くて、今までやってきたことは間違ってなかったんだっていう自信にも繋がりました。今はメンバーからもいろんなアイデアがポンポン出てきて、「何でもやってみよう!」みたいにマインドが変わってきた気はします。

ーーすごいですね。メンバーも「やったるで!」みたいな感じなのでしょうか?

ユイ・ガ・ドクソン: でも歌詞に関しては、実は全員提出はしてるんですよ。採用された人の歌詞が使われています。

ーーそうなんですか?全曲分の作詞を全員がチャレンジしていて、採用されないこともある…。楽曲制作も戦いなんですね…!

ユメノユア: でも、ずっと昔からずっとそうなんですよ。

ココ・パーティン・ココ:一期のBiSからずっと続くWACKのスタイルですね。

月ノウサギ:昔はほとんどメンバー作詞だったんですけど、今回楽曲を作ってくださった方たちがほとんど作詞をしてくださってるので、むしろ新鮮な感じです。こうやってGANG PARADEを思ってもらえてるんだっていう発見がそれぞれにあって、そういう意味でもすごい嬉しいです。

ーーエンターテイメントにこだわるクリエイター集団アイドルですね。では、アルバム曲解説へ。今回、2枚組の「完全盤」から、新録曲を中心に解説をお願いします。まずはリード曲「GANG RISE」から。

これからのGANG PARADEのテーマソングになりそうな「GANG RISE」

ユメノユア: WANIMAの皆さんに演奏していただいて、KENTAさんに作っていただいた楽曲です。ライブをKENTAさんが見に来てくださって、GANG PARADEの印象とこれまでやってきたことを調べて歌詞も作ってくださったんです。自分たちも歌っていてすごく元気になれるし、大先輩たちにこういう歌をいただいたことで、もっと頑張んなきゃなって鼓舞されますね。それでいて、遊び人のみんなに向かった歌なので、ライブでやるのが今すごく楽しみです。MVは遊び人からエキストラ募集して、ライブっぽい演出のMVなんですけど、みんなの力を借りて作るMVは初めてだったので、これからのGANG PARADEのテーマソングになっていくんじゃないかなっていう代表曲です。

大森靖子作曲 「無理無理きもい」

キャン・GP・マイカ:久しぶりにJxSxKさん(元WACK社長の渡辺淳之介氏)に作詞していただいて、作曲は大森靖子さんで、大森さんワールド全開の曲です。GANG PARADEって「エネルギー」「パワー」「ド根性」イェイ!みたいに大森さんと真逆のところにいそうな感じなんですけど(笑)、でもやっぱり音楽はすごくかっこいい。自分たちが大森さんワールドに溶け込めるのかなっていう心配があって、女の子っぽく可愛く歌ってみたりとか、みんなそれぞれ歌い方は模索して挑みました。仕上がりを聴いたら、ちゃんとGANG PARADEのものになっていて、すごい素敵な1曲になりました。

ドラマ主題歌になった「Sparkling Moon」

ヤママチミキ:ドラマ『ワカコ酒Season8』のタイアップ曲で、ボカロPの不眠症さんが作詞作曲してくださった、お酒と対話しているような楽曲です。「夜」「飲み」とか結構そういう情景が浮かぶ楽曲になっています。マイカがつけてくれた振り付けが、ミュージカルを見ているような感じがして、ライブでもすごいワクワクしてもらえるような楽曲だと思っています。見ていても楽しいし、音楽を聴いても楽しいし、お酒を楽しんでいる時に聴いても雰囲気に溶け込める素敵な1曲になっています!

the telephonesのDNAを分けてもらった「Gang Gang Disco」

月ノウサギ:「Gang Gang Disco」は去年ツーマンライブをさせていただいたご縁でthe telephonesの石毛輝さんに作詞作曲をしていただきました。もう本当にイントロからめちゃくちゃthe telephonesさん色全開で、でも、GANG PARADEの遊び場のことを思って歌詞を書いていただいてます。「踊るだけがルールのディスコ」とか、音が1回落ち着く間奏の後の歌詞もギャンパレのことを思って書いてくださったのが伝わってきて、すごく嬉しいです。the telephonesさんが「ディスコ暖簾分け」ってコメントくださったんですよ!こんなに光栄なことないです。DNAを分けていただいたような、めちゃくちゃ楽しい楽曲になってます。

ーーGANG PARADEって、「縁があって」という楽曲がとても多くないですか? しかも全員がGANG PARADEのことをしっかり調べて書いてくれていますね。

月ノウサギ: the telephonesさんは、ツーマンライブが終わった後にすぐ、曲書いてください!ってお願いして、それが実現しました。

ーーGANG PARADEメンバーみなさんのコミュ力がすごいです(笑)。お願いする力とアーティストさんから愛される力もGANG PARADEの強みかもしれないですね。

ユイ・ガ・ドクソン:なんなんでしょう。自分たちだと分からないですけれど、うれしいです。GANG PARADEは人数が多いから圧がすごいんですかね?(笑)。書いていただく曲もすごくGANG PARADEの解像度が高いんです。GANG PARADEや遊び人に向けての歌詞も、すごい分かってくださっています。でも、そんな愛していただいて、本当に光栄です。

攻撃的なロックサウンドの「アンビバレント」

ココ・パーティン・ココ:田口 悟さん(RED in BLUE)に書いていただきました。楽曲提供をいただくことが決まってから、RED in BLUEさんとツーマンライブを組んでもらい私達も実際のライブを見させていただいて、フロアに向かっていくアツさや姿勢に圧倒されました。この曲は、GANG PARADEでも久しぶりに攻撃的なロックサウンドになっています。ライブでもすでに披露していますが、最初からすごく評判も良くて。遊び人はいろいろな楽曲の姿を愛してくれていますが、かっこいいギャンパレを見せられる曲になっています。マイカの振り付けも手を伸ばしてお客さんと一緒に歌うパートもあって。遊び人とのキモチが高まっていくようなアツい楽曲です。最近はPOPな曲が多くて、ここまでダークでゴリっとしたロックサウンドは久しぶりなので、楽しんでほしいですね。

今までなかった“カラー”をもたらした「イマヲカケル」

ユイ・ガ・ドクソン: この曲はKEYTALKの巨匠(寺中友将)に作っていただいた楽曲です。曲調も、歌詞のちょっと明るいだけじゃない、心に染みる瞬間がちりばめられているような、それでも前に進んでいくような気持ちになるような楽曲です。

――巨匠の楽曲はどことなく漂うオシャレ感ありますよね。

ユイ・ガ・ドクソン:そうなんです!ギャンパレのライブでやっていても、今までなかったカラーで彩ってくれています。いつかまた叶うならばKEYTALKさんともツーマンライブさせていただけるとうれしいですね。この曲も、巨匠とツーマンライブさせていただいて、その時にお願いして作ってくださった楽曲ですね。

――やっぱり「お願い力」がすごい!

キャン・GP・マイカ:うちらの人数の圧すごいんじゃない?(笑)

月ノウサギ:巨匠はラジオにも呼んでくださったり。ツアーでこの曲を弾き語りでセルフカバーを披露してくださっていたようです。

ユメノユア:キモチを込めてくださった楽曲ですね。

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