

不倫・モラハラ・束縛…夫を選ぶならどれ?『夫よ、死んでくれないか』が大胆に描く壊れゆく日常
不倫、モラハラ、束縛…どれか一つに耐えながら結婚生活を送らなければならないとしたら、あなたはどれを選ぶだろうか。4月スタートの新ドラマ『夫よ、死んでくれないか』(テレビ東京/毎週月曜23時6分~)では、夫の言動に悩む3人の女性が登場。それぞれ異なる問題を抱える夫婦生活が、同時進行で描かれていく。(以下、ネタバレ含む)
まずは改めて、女性3人のプロフィールを整理しておこう。安達祐実が演じる甲本麻矢は、大手デベロッパーに務めるバリキャリ。30代後半を迎え、子どもを持つかどうかで心が揺れ動いているが、夫・光博(竹財輝之助)とはレス状態どころか会話すらままならない状態だ。
一見すると穏やかで優しそうな光博だが、実際には麻矢に興味を示さず家ではゲームに没頭。麻矢の実家の法事にも顔を出さないなど、夫婦関係はすっかり冷え切っていた。さらに第1話では光博の不倫が発覚し、そのまま行方をくらましてしまう。
そんな麻矢の良き相談相手は、大学時代からの友人である加賀美璃子(相武紗季)と 榊友里香(磯山さやか)だ。璃子は2人の前では「充実した結婚生活」を醸し出しているが、実際は夫・弘毅(高橋光臣)の異様な束縛に日々疲弊している。
一方、友里香は3人の中で唯一の子持ちで専業主婦。理想の家庭を夢見ていたものの、夫・哲也(塚本高史)のモラハラに耐えかね、第1話で哲也を強く突き飛ばしてしまう。哲也は記憶を失い、友里香はこれを機に“理想の夫”に教育し直そうと奮闘中だ。
正直、第2話の中盤までは「不倫が一番マシかもしれない」と思っていた。毎日のように暴言を吐き、妻を召使いのように扱うモラハラ夫や、スマホを勝手にチェックし、外出のたびに写真を要求する束縛夫に比べれば、不倫のほうがまだ“実害が少ない”のではないか、と。上手く隠してくれるならば無駄に傷つくこともなく、思い切って「性に関しては自由にしましょう」と割り切ってしまえば、レスの悩みも解消される。
夫への愛情が強ければ耐えがたいかもしれないが、麻矢は夫が不倫した挙げ句に失踪しても、もはやストレスフリー。警察に届けも出さず、仕事に精を出しているのである。
だが、第2話後半の展開を目の当たりにし、その考えは180度覆された。麻矢の夫・光博の不倫相手は、親友の璃子だったのだ。顔も名前も知らない相手ならまだしも、長年を共に過ごしてきた親友が不倫相手とは、あまりにも生々しい。友里香が言っていたように、どうしたって「一生、想像してしまう」
しかも厄介なのが、第2話中盤まで璃子が“友達思いの人物”として描かれていたことだ。第1話で意識を失った友里香の夫を「一緒に隠そう」と言い出すほど、友人のために行動できる頼れる存在だった。
そんな彼女が突然、「不倫は全部が全部悪いわけではないと思う」と言い出したときには、おやおや?と思ったものの、まさか麻矢の夫とこんなにも堂々と関係を持っていたとは思わなかった。麻矢はシーツについていた“知らない香水の匂い”で不倫に気づいたが、それが璃子の匂いだとは気が付かなかったのだろうか。もしくは、璃子が意図的に香水を変えていたのだろうか…。
不倫が事実であれば、麻矢は夫と親友を一度に失う可能性がある。もし相手が璃子でなければ、婚姻関係をそのまま続ける道も残っていたかもしれない。しかし、ただでさえ「死んでほしい」と思うほど憎しい存在だった夫が、自分の親友と関係を持っていたと知れば、そのまま夫婦関係を続けていくのは簡単ではないだろう。かといって、麻矢がすぐに離婚を決断できるとも限らない。親族や職場への報告、生活の変化、周囲の反応などを考えると、簡単には踏み切れないものだ。
その点、友達と縁を切るのはあまりにも簡単だ。手続きも、別れの話し合いも必要がなく、連絡を絶ち、距離を取ればそれだけで関係は終わってしまう。大人になれば、「縁を切りたい」とは思っていなくても、自然に友人と距離ができてしまうことも多い。結婚しているかしていないか、子どもはいるかいないか、専業主婦か共働きか…ライフステージの違いによって、かつての友人と話が合わなくなるのは、ある意味仕方のないことだ。
それでも今作に登場する3人は、既婚者・子なし・大手企業勤めの麻矢、既婚者・子あり・専業主婦の友里香、既婚者・子なし・フリーランスの璃子と、それぞれ環境が異なる中で、大学時代から30代後半まで密な関係を保ち続けてきた。大人になると、それがどれだけ難しいことかよく分かる。3人はお互いを思い合い、時間と労力をかけて関係を継続してきたのだろう。その固い友情も、璃子の不倫によって破綻の危機に陥っている。
不倫、モラハラ、束縛、そして裏切り…夫婦関係と友情、先に終わりを迎えるのは果たしてどちらなのか。今後の展開も目が離せない。
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