

近藤真彦、芸能生活45年の“処世術”「スタッフはもちろんファンの人たちを大切にすることが一番大事」

サバイバルオーディション番組「ミスタートロット ジャパン」が毎週水曜にLeminoで配信中。これまでも予選、本選一次・二次とハイレベルなパフォーマンスを繰り広げ、準決勝も終えて残すは決勝のみ。そこで、WEBザテレビジョンでは、準決勝・決勝のマスター/審査員である近藤真彦にインタビューを行い、自身の経験から得た教訓や後輩へのアドバイスを聞いた。
「ミスター・トロット」シリーズは、2020年に韓国で放送されるや社会現象を巻き起こした人気番組。挑戦者たちは韓国の音楽ジャンルの一つである「トロット」を歌い上げ、トップの座を目指す。日本版では、昭和から平成にかけて大ヒットした日本の歌謡曲をテーマに選び抜かれた精鋭たちが、初代Mr.TROT(ミスタートロット)の座を懸けてハイレベルな争いを繰り広げている。
「100回同じ歌を歌ってきた人より、1000回歌ってきた人のほうが緊張しない」
――審査員として参加されていますが、「ミスタートロット ジャパン」の印象を教えてください。
人生を懸けてきている出演者の本気度をすごく感じるんですよね。若い子はまだまだチャンスあるだろうけど、やっぱりここで一発勝負したいという気持ちがひしひしと伝わってきて、審査するのにも手が震える。
僕がボタン押しただけでこの子の人生が変わると思うとちょっと…。本当は目をつぶって両方押したいっていうのが本音で、そのくらいみんな何かを懸けてきているなっていうのは伝わりますね。
――これまでたくさんの大舞台に立たれてきましたが、そういうステージに立ったときにベストな状態に持っていくために取り組んでいることや、緊張しないための秘訣(ひけつ)はありますか?
たぶん100回同じ歌を歌ってきた人より、1000回歌ってきた人のほうが緊張しないのよ。だから僕だったら本気で勝負に出るときは1000回やってくる。
そこまで練習をこなしてくると自信につながるんだろうね。それに100回より1000回歌っていた人の方が、やっぱり気持ちも歌詞も音も体に染み込んでいるから、少し振り返ってもちゃんと音と歌詞がパッと出てくる。やっぱり1000本ノックですよ(笑)。
「僕らの時代って言葉で教えてくれる先輩はあまりいなくて…」
――審査員の方からオーディション参加者の方へ今後に向けたアドバイスをする場面がありましたが、近藤さんが先輩や先生からもらった助言で印象に残っている言葉はありますか?
僕らの時代って言葉で教えてくれる先輩はあまりいなくて、背中を見て育ちなさいって感じでしたね。どうやったら人気が出るかなんて教えてくれる優しい先輩はいないから、自分で盗みにいくね。
そのときに重要なのは、自分のタイプを探すこと。例えば郷ひろみさん、西城秀樹さん、野口五郎さんがいたら、僕は西城秀樹さんを追い掛けてた。郷さんや野口さんにはなれないというかタイプが違うなと思ったけど、秀樹さんだったら頑張れそうだなと思ったから。
秀樹さんはワイルドさや男らしさを感じて、あんなスターになれたらいいなっていう気持ちが20代の頃にあった。そういうふうに「ミスタートロット ジャパン」の参加者たちも迷ったときには、どこかにヒントになる人がいるはずだから、その人を探せばいいと思います。
――芸能界の先輩としてこれから羽ばたいていく後輩に向けて、芸能界でこれだけは気を付けたほうがいいというアドバイスはありますか?
僕が45年間頑張ってこられたのは周りに人がいたから。スタッフはもちろんファンの人たちを大切にすることが一番大事だと思う。
45年ぐらいの付き合いのある人とも、いまだにお仕事を一緒にやっていたりするから。ただ、中には人に嫌われながらも才能一つで生き残る人もいるから、なんとも言えないけど。僕はそっちのタイプじゃないから人を大事にしてここまできた。
僕から言えるのは、身の回りの人に感謝して人と人のコミュニケーションを大切にすることですね。
◆取材・文=永田正雄
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