木梨憲武が一夜限りのプレミアムライブ「木梨ソウル・ザ・ライブ」を東京・Zepp DiverCity(Tokyo)で開催

木梨憲武がAI、DOUBLEらゲストと一夜限りのプレミアムライブ開催「遊んでもらいながら、またライブやりたい」

2025.02.12 12:00
木梨憲武が一夜限りのプレミアムライブ「木梨ソウル・ザ・ライブ」を東京・Zepp DiverCity(Tokyo)で開催

木梨憲武が2024年10月にリリースした3rdアルバム『木梨ソウル』を基盤とした「木梨ソウル・ザ・ライブ」を2月7日、東京・Zepp DiverCity(Tokyo)で開催。多彩なゲスト陣との共演で、エンターテインメントショーを繰り広げた。

“R&Bの女王”DOUBLEとの絶妙で奇妙なデュエット

LEDスクリーンに退廃的なオープニング映像が映し出される中、「イェッ」とマイクテストをするように薄暗いステージに現れた木梨。スクリーンに映し出された宇宙空間の映像とともに、「No Gravity」でライブはスタート。

ステージ上は暗いままで、後方に構えるDJ RYOWが流すダークなトラックが無機質な雰囲気を醸し出し、木梨は「宇宙を漂うように」「自由に感じるままに」と声を重ねて、会場をあたかも無重力のような空間につくり上げていく。

軽快なリズムと明瞭なギターフレーズに合わせて、ステージから無数の光が放たれ、銀色に光るジャケット姿の木梨の姿があらわになると、大きな歓声が上がる。

「GG STAND UP!!」ではダンサーも登場し、ファンクでポップなリズムに合わせてキレのあるステップを踏む木梨。「謙虚にグイグイ行こうぜ」と、同世代へ向けたポジティブで力強いメッセージを込めた歌詞を、己を奮い立たせるように歌い上げる。

「MNSM」ではダンサーとともにステージを右左へ行き来し、抜群のリズム感を発揮。観客がステージングに釘付けになっていると、「そこのねーちゃん!」と不意を突くように奇抜なトラックが流れる。

木梨は「そこのねーちゃんたち、お台場ライブ終わったら中目黒集合ッ!」と楽曲の世界観へ引き込み、「うそ!」とオチをつけながらバブル時代のディスコ事情を描いた「パトロール」で会場のテンションを上げる。

そのままコミカルなビートが流れ、「ゲット・オン・ザ・風呂」へ。洗面器とタオルを小脇に抱えたSWAYがステージに乱入し、風呂ならぬ高速なフロウをエッジィに決め、スクリーンに映し出された無尽蔵に増える『木梨ソウル』ジャケットの木梨と、リアルな木梨と一緒にステージを所狭しと暴れ回る。

SWAYが「Life Coaster」をハッピーかつ硬派にパフォーマンスした後は、打って変わって木梨流R&Bと演歌の融合「感情8号線」。ムーディーなネオン混じりの映像を背に、木梨がこぶしを効かせたソウルフルな歌声を響かせていると、2コーラスめで全身白をまとったDOUBLEが登場。

コミカルな歌詞を歌うR&Bの女王の姿に観客は戸惑うが、2人の絶妙で奇妙なデュエットで会場を酔わせ、さらにDOUBLEが人前で歌うのは久しぶりという「残り火 -eternal BED-」で、圧倒的な歌声を見せつける。

フェスのような大盛り上がりを見せる会場

続いて、RED SPIDERのDJタイムへ。「レゲエの時間、行っていいっスかァァァ!!」という雄叫びで始まったレゲエのリズム。「お前ら、元気なさすぎや!」と、トラックを無視して挟み込まれるRED SPIDER節全開の叱咤と扇動に、フロアの熱も上昇し、会場はこの上ない熱気に包まれる。

「レゲエ界のCHEHONとノリさん行こかぁぁー!」というRED SPIDERの呼び込みで、木梨はドレッドヘアのウィッグをかぶってCHEHONと登場。「No Pain No Gain」を披露し、CHEHONが「本物のレゲエ聴きたいやつ、どれだけいてんスか?」と声を上げ、「韻派句徒」へ。

ダブのリズムに次々とアドリブのリリックを叩き込み、観客が両手を大きく揺らすなど、フェスかと思うほどの盛り上がりを見せる。

「見たか! 見たか! CHEHON&RED SPIDERのあのノリ! よし、まだいくぞ、レゲエで!!」と声高らかな木梨をよそに、緩やかでアコースティックなイントロが流れ出し、「あれ? 歌いやすい。この曲でみんなもゆらゆらと落ち着いて」と「まにまに」をゆったりと歌っていく。

続いてのゲストはHAN-KUN。外は真冬だが、会場内は南国の真夏のビーチを想起させるように、「空を見上げた」で2人はおおらかな歌声を聞かせる。

そして、「REGGAE MAN」では「YO!! おまえら、REGGAE好き?」「当たり前だろREGGAE好き!」のコール&レスポンスを決め、「当たり前田のクラッカー」と木梨の世代ネタに大きく反応する観客も「YO!! おまえら、ノリさん好き?」「当たり前だろ、ノリさん好き!」とアゲアゲ。

DJ RYOWが「WHO ARE YOU?」「ビートモクソモネェカラキキナ」「Ready To Fight」を畳み掛け、炎の映像とともにAK-69が登場。ただならぬオーラを放ちながら「Flying B」で会場を揺らし、木梨と阿吽(あうん)の呼吸でリリックがせめぎ合う「No Limit」へ。寄り添うように、ときに突き放すような2人が織り成すグルーヴに会場は酔いしれ、木梨は「Ay It's not a joke」からの「みゃおー」で締める。

「俺のヒーロー、ノリさんに呼んでもらえたことが光栄です! みんなにとってもヒーローだよね?」と言ってAK-69は去り、「いつもと違うんで、ドーモアリガトございました」と、木梨は照れ臭そうに話して本編を終えた。

安田成美への愛と感謝を歌い上げる

「アンコールの言葉もなく、ありがとう!」と笑いを誘ったアンコール。木梨はDJ RYOWに「ボタン、どれ?」とターンテーブルのスタートボタンを確認し、「知ってる曲、少し音を感じるのかな」とトラックをスタート。聞き慣れた「ガラガラ がじゃいも remix」のフレーズに、大きな歓声が上がる。

「ガラガラヘビがやってくる」「がじゃいも」という平成、90年代のヒットソングが令和の2025年にリミックスされてスタイリッシュに響き渡り、大きな盛り上がりを見せる。

「まだまだいくぞ、この人の登場だ!」と、木梨に呼び出されたのはAI。「夢の先へ~Next Dream~」を2人が伸びやかな歌声で聞かせる。

曲中、「AIちゃんありがとうね、昔から長いねぇ付き合いが」「歌詞忘れてんじゃないですか、この人!」というフランクなやり取りを見せ、歌い終えると「10代、東京出てきたときからお世話になっていて感謝です」と話すAI。「1番だけ一緒に歌っていい?」という木梨と「Story」を歌う。

そして、ステージに呼び込まれたFull Of Harmonyが「僕らのスーパースター、レジェンド…国宝!」と最上級の賛美を送ると、「今日はみんな、裏でも持ち上げてくれるから気持ち良い」と満面の笑みを浮かべる木梨。Full Of Harmony、AI、DOUBLEとともに「伝えなくちゃ」で一夜限りの特別な最上級のハーモニーを披露する。

アンコールのラストは、大平勉のピアノ伴奏での「I LOVE YOU だもんで。」。ふくよかな中低音ボーカルで妻・安田成美への愛と感謝を丁寧に歌い、結婚記念日をうっかり忘れてしまったエピソードなど、夫婦生活の近況を歌詞に織り交ぜて笑いを誘いながら美声を響かせる。

最後はファンに向けて、「全力で俺たちのことを支えてくれるスタッフたちと、またいろんな形でのライブ、ソロやら大勢やらフェスなどやれたら。『木梨レコード』という若いアニキたちもいっぱい控えてるんで。遊んでもらいながら、またライブやりたいと思います。本日は誠にありがとうございました、お台場まで。寒いのでお気をつけて。ありがとー!」とメッセージを送り、ライブを締めくくった。

木梨ソウル・ザ・ライブ

◇2月7日(金) ◇東京・Zepp DiverCity(Tokyo)

<出演者>

木梨憲武、AK-69、CHEHON、RED SPIDER、DJ RYOW、SWAY、HAN-KUN(湘南乃風)、AI、DOUBLE、Full Of Harmony

<セットリスト>

M01.No Gravity

M02.GG STAND UP

M03.MNSM

M04.パトロール

M05.ゲット・オン・ザ・風呂 (w/SWAY)

M06.Life Coaster (SWAY)

M07.感情8号線 (w/ DOUBLE)

M08.残り火 (DOUBLE)

M09.RED SPIDER DJTIME

M10.No Pain No Gain (w/CHEHON)

M11.韻派句徒 (CHEHON)

M12.マニマニ

M13.空を見上げた (w/ HAN-KUN)

M14.REGGAE MAN (HAN-KUN)

M15.DJ RYOW

M16.Flying B (AK-69)

M17.No Limit (w/ AK-69)

EN1.ガラガラ がじゃいも remix

EN2.夢の先 (w/ AI)

EN3.Story (AI)

EN4.伝えなくちゃ (w/AI, DOUBLE, FoH)

WEN.I LOVE YOU だもんで

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