乃木坂46高山一実の“アイドル最後の日”に生田絵梨花らが涙…全員で歌い紡いだ「きっかけ」で魅せた圧倒的実力<「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」詳細ライブレポ/セットリスト>
2021.11.22 00:00
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乃木坂46が21日、「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」を東京ドームにて開催。同公演をもってグループとしての活動を終了する1期生・高山一実にとってはラストライブとなった。
乃木坂46、東京ドームで最終公演
7月14日~11月21日にかけて開催された「真夏の全国ツアー2021」。当初、最終公演は9月8日~9日に予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を受けて延期に。感染防止対策をした上で、今回改めて11月20日~21日の2日間に渡り開催した。高山一実、涙で乃木坂46を卒業
本編終了後のアンコールで、水色の綺羅びやかなドレス姿で登場した高山。サイリウムカラーである水色×ピンクに染まった会場を見て「最後にこんな素敵な景色を見せてくださって、ありがとうございます。私の大好きなピンクと水色、半々に分かれている…すごい」と涙。乃木坂46としての10年間について「ずっと幸せでした」と話し、「この皆さんにいただいた幸せ、ありがとうを胸にこれからの人生も頑張っていきたいと思います」とファンへ改めて思いを語った。
アンコール最後は高山が初めてセンターを務めた楽曲「泣いたっていいじゃないか」をパフォーマンス。メンバー1人1人と顔を見合わせながら歌うと、曲終わりに1期生から花束が贈呈された。
さらに、ファンが高山の代名詞ともいえるフレーズ“アメイジング”を用いた「卒業オメイシング」というメッセージをサプライズで一斉に掲げると、高山は満面の笑みに。
「今までのライブの中で1番緊張しなかったかも。これが10年続けてきたからだと思うとすごく嬉しい」と思いを明かし、「本当に幸せでした!10年間、本当にありがとうございました!」と最後は高山らしく、明るく元気な声で感謝を伝えた。
高山と「セーラームーン」共演、樋口日奈&伊藤理々杏&山下美月の影ナレで開幕
今回の影ナレは、樋口日奈、伊藤理々杏、山下美月が担当。3人は高山とミュージカル「美少女戦士セーラームーン」で共演した経験があることを説明し、仲の良さを見せるトークと会場を盛り上げる煽りで観客を楽しませた。童話の鏡をイメージしたような可愛らしい3つのスクリーンに「真夏の全国ツアー2021」を振り返ったVTRが流れると、会場は一気に紫色のサイリウムでいっぱいに。
Overtureが流れメンバーが登場すると、特効とともに4期生の遠藤さくらがセンターを務める楽曲「ごめんねFingers crossed」で幕を開けた。
「太陽ノック」の間奏では、センターを務めた生田絵梨花とキャプテンの秋元真夏が高山に向かって「かずみん、卒業おめでとう!アメイジング!」とエールを送ると、高山は「ありがとう!」と笑顔。曲の最後には、生田がファンへ向けて「みんな最高だよ、今までもこれからも私たちは皆さんのことが大好きです。いつもありがとう!」と感謝を伝えた。
MCでは秋元が最終公演を無事に実施できたことを改めて感謝。「皆さん本当に本当にお待たせしてしまいました。声が出せないもどかしさを感じさせないくらい盛り上げていきますので、1日よろしくお願いします!」と笑顔で挨拶した。
また、乃木坂46結成10周年を記念してファンに楽曲リクエストを募ったことを説明し、人気曲ランキングを発表。
思い出のある楽曲を聞かれた与田祐希は「逃げ水」と答え、ツアーの福岡公演で卒業した大園桃子と最後にWセンターで披露したことを振り返った与田。当時の心境について、「この気持ちはずっと忘れないだろうし、忘れたくないなと思いました」と語った。
また、筒井あやめは1期生と4期生で披露したことがある「ひと夏の長さより…」をあげ「何人かに分かれて戯れるシーンで私とペアの1期生さんが高山一実さんで。腕組んでスキップしたりとか、本番前にお話したりとかそういう時間が今思ったらすごく貴重な時間だと思いました。卒業前に高山さんとコミュニケーションをとれたことが1番の思い出かなと思います」と貴重な2人の思い出を明かした。
4期生・遠藤さくら&賀喜遥香と「せっかちなかたつむり」も披露
齋藤、梅澤美波、山下美月の3人による楽曲「ファンタスティック3色パン」で幕開けしたユニット楽曲ブロックでは、秋元、生田、高山、樋口、新内眞衣、遠藤、賀喜遥香の4人が「せっかちなかたつむり」を披露。本楽曲の初期メンバーは高山だけだが、4期生の2人を含むフレッシュなメンバーとともに、新たな形を作り上げた。
さらに「ひと夏の長さより…」では、スクリーンにメンバーから高山へ向けた手書きのメッセージが登場。ユーモアを混じえつつも、それぞれの愛情溢れる言葉で高山の卒業を祝福した。
齋藤飛鳥、高山一実との1番の思い出語る
27枚目シングルのアンダーメンバーによる「日常」では、センターの北野日奈子を中心にクールなダンストラックでファンを魅了。会場が青のサイリウム一色に染まる中、圧倒的な表現力で強くメッセージを伝えた。「裸足でSummer」「全部 夢のまま」では、齋藤と与田&遠藤ペアが気球に乗って登場。声が出せない状況下ではあったが、ファンの振るサイリウムやスティックバルーンに全力で応え、会場には大きな一体感が生まれた。
トークでは、メンバーが高山との思い出話を語る場面も。
向井葉月が、高山と白石麻衣が歌う楽曲「渋谷ブルース」の伴奏としてギターで参加した思い出を話すと、高山は「そうそう。『ホワイトハイ』っていうグループで、(向井は)別名ボンバーっていう名前でギター活動してるんだよね。メンバーも抜けちゃったりして色々編成もあったんだけど、(高山が)最終メンバーなので!私抜けたら全員ホワイトもハイもいなくなっちゃうから…ボンバー頑張って!」と向井へエール。
高山とプライベートでも親しい新内は、卒業メンバーの斉藤優里が「会いたい」と言った際に和田まあやと4人で新内家に集まったことを回顧。夏場で窓を開けていたにも関わらず、高山の笑い声が大きかったと話し「危うく家がバレそうになって!」と困った表情を浮かべながらも、明るく当時の思い出を振り返った。
また、齋藤は「お涙ちょうだいかもしれないんですけど…」と前フリを入れつつ、「1番の思い出は、ずー(高山)とのご飯の約束をドタキャンしたことです」と自らの失態を告白。本当は生田を含めた3人で約束していたことが明かされると、生田は「何で私には謝ってくれないの!」とすかさずツッコミ。最後に「(齋藤と高山の)2人で行かないでね!」と念押しをすると、メンバーからは笑い声が溢れた。
期別のステージでは、4期生が赤いドレス姿で「I see…」をフレッシュに披露。続けて3期生が「トキトキメキメキ」を元気いっぱいに披露し、会場を盛り上げた。
2期生は、卒業メンバーの堀未央奈がデザインした衣装で登場。4人で「アナスターシャ」をしっとりと、かつ力強く歌い上げた。1期生は「失いたくないから」をパフォーマンス。サビではトロッコに乗ったメンバーがステージ中央の高山の元へ。最後は持ち前の表現力と揃ったダンスで1期生の貫禄を見せつけた。
メンバーが歌い紡ぐ「きっかけ」で圧巻ステージ
後半では、メンバー全員がステージ中央に集まり、秋元の合図に合わせて円陣。改めて団結した上で披露された楽曲「きっかけ」では、1期生から4期生までが混じり合った順番で、メンバー全員が一節ずつ歌い繋いでいく構成でパフォーマンス。最後に生田の美声が東京ドームいっぱいに響き渡ると、会場には花吹雪が舞い散った。
再びメンバーが気球に乗って登場すると、「夏のFree&Easy」「ガールズルール」と明るくエネルギッシュな楽曲で会場のボルテージはMAXに。
本編最後の楽曲「他人のそら似」では、曲の最後に会場の5つのバルーンから、メンバーからファンへ向けた感謝が綴られた幕が垂らされるなど、豪華な演出で幕を閉じた
山下美月&和田まあや、高山一実へ感謝のスピーチ
アンコールでは、ドレス姿で登場した高山がソロ曲「私の色」を披露。曲の途中でスクリーンに高山手書きで「今の気持ち」と書いた文字が登場すると、続けてドームの天井に大きく「幸せです。ありがとう」と映し出されるなど、会場全体を使ったサプライズでファンを喜ばせた。メンバーが全員登場した後に披露された「サヨナラの意味」では、卒業したOGを含むメンバーとの思い出写真がスクリーンに続々と映し出される演出も。
「偶然を言い訳にして」「君の名は希望」では、高山がドレス姿のまま気球に乗り、会場を一周。気球から降りて感極まった高山は、涙を浮かべながらステージのメンバーと合流。気球から来場していたOGメンバーが見えたことを明かし、卒業メンバーにも改めて感謝を伝えた。
同期の生田などが涙する中、後輩を代表して山下、同期を代表して和田が高山への思いをそれぞれスピーチ。
「感無量です。幸せ」と語る高山に、秋元は「明日からいないんだよね。どうして良いかわからないくらい寂しいけど、乃木坂を先に旅立ったメンバーとか、かずみんみたいに今旅立っていくメンバーたちが作っている乃木坂46を私たちはしっかり守って、そして引き継いで、卒業生たちが見たときにめちゃくちゃ進化してるなって思ってもらえるように、これからどんな壁が訪れてもしっかり乗り越えてやっていきたいと思います」とこれからの意気込みを伝えた。(modelpress編集部)
乃木坂46、約4年ぶり東京ドーム公演
同公演は結成10周年となったグループにとっての記念となるライブ。9月8日~9日に予定されていたツアー・ファイナルが新型コロナウイルス感染拡大防止対策のため延期となっての開催。東京ドームでの開催は「真夏の全国ツアー 2017 FINAL!」以来、約4年ぶりとなった。また1日目となった20日には「10th YEAR BIRTHDAY LIVE」を2022年5月14日、15日の2日間に渡り日産スタジアムにて開催することがサプライズで発表された。
「真夏の全国ツアー2021 FINAL!」セットリスト
影ナレ:樋口日奈、伊藤理々杏、山下美月Overture
1.ごめんねFingers crossed(センター:遠藤さくら)
2.ジコチューで行こう!(センター:齋藤飛鳥)
3.太陽ノック(センター:生田絵梨花)
4.おいでシャンプー(センター:山下美月)
5.シンクロニシティ(センター:梅澤美波)
<MC>
<VTR>
6.ファンタスティック3色パン(センター:齋藤飛鳥/齋藤飛鳥、梅澤美波、山下美月)
7.せっかちなかたつむり(センター:高山一実/秋元真夏、生田絵梨花、高山一実、樋口日奈、新内眞衣、遠藤さくら、賀喜遥香)
8.錆びたコンパス(センター:山崎怜奈)
9.ひと夏の長さより…(センター:秋元真夏、賀喜遥香)
10.ありがちな恋愛(センター:齋藤飛鳥、山下美月)
<DANCE INST>
11.日常(センター:北野日奈子)
12.裸足でSummer(センター:齋藤飛鳥)
13.全部 夢のまま(センター:与田祐希)
<MC>
<VTR>
14.I see…(センター:賀喜遥香/4期生)
15.トキトキメキメキ(センター:岩本蓮加/3期生)
16.アナスターシャ(センター:北野日奈子、新内眞衣/2期生)
17.失いたくないから(センター:高山一実/1期生)
<VTR>
18.Route 246(センター:齋藤飛鳥)
19.僕は僕を好きになる(センター:山下美月)
20.インフルエンサー(センター:山下美月、与田祐希)
<VTR>
21.きっかけ
22.Sing Out!(センター:齋藤飛鳥)
23.夏のFree&Easy(センター:与田祐希)
24.ガールズルール(センター:山下美月)
25.君に叱られた(センター:賀喜遥香)
<MC>
26.他人のそら似
<VTR>
EN1.私の色(高山一実)
<MC>
EN2.サヨナラの意味(センター:高山一実)
EN3.偶然を言い訳にして(センター:高山一実)
EN4.君の名は希望(センター:高山一実)
<MC>
EN5.泣いたっていいじゃないか(センター:高山一実)
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