【欅坂46&けやき坂46「欅共和国」詳細ライブレポ】平手友梨奈ら笑顔全開でびしょ濡れ 欠席メンバーへの思い詰まった演出も
2018.07.22 19:51
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欅坂46とけやき坂46(通称:ひらがなけやき)が、富士急ハイランドで7月20日~22日の3日間に渡って野外ワンマンライブ『欅共和国2018』を開催。ここでは、22日に行われた最終公演のレポートをお届け。約2時間半にわたって23曲を披露し、観客動員数は3日間で4万5000人となった。
欅坂46・新曲「アンビバレント」披露 サプライズ発表も
最終日では、1日目・2日目にはなかったダブルアンコールが行われ、サプライズで8月15日に発売される7thシングル『アンビバレント』を披露。メンバーが登場すると、メンバー数名が次々とライトアップされ、最後は平手友梨奈が照らされた。メンバーたちは真っ白なワイシャツと黒のスカートをルーズに着こなし。曲中では、モニターに「ambivalent」や「about」の文字が並び、平手が側転をしたり、メンバーが平手の手をとって持ち上げたりと華麗にダンス。平手を先頭に、アップテンポな曲調に合わせて踊るダンスナンバーで会場を盛り上げた。
さらに、昨年開催されたグループ初の野外ワンマンライブ『欅共和国2017』が、今秋に映像化されることも発表された。
平手友梨奈、単独ライブステージ復帰
デビューから連続センターを務める平手友梨奈は、しばらく欅坂46としてのパフォーマンスやTV出演を控えており、7月7日に生放送された大型音楽特番『THE MUSIC DAY 2018 ~伝えたい歌~』(日本テレビ系)にて、2017年末の『第68回 NHK紅白歌合戦』ぶりにTV復帰。『欅共和国』で久々に単独ライブのステージに立ち、“センター・平手友梨奈”が完全復活した。今年4月に行われた欅坂46デビュー2周年記念ワンマン公演『2nd YEAR ANNIVERSARY LIVE』では、キャプテンの菅井友香をはじめ、メンバーがそれぞれの楽曲のセンターを代理で務め、個々の力を発揮。MCでは、平手のこれまでの責任や努力の大きさを痛感したことを口々に話しており、一層深まったグループの絆や結束力の高さを見せていた。
平手の復活により、さらに勢力を増した欅坂46。代名詞とも言えるクールで迫力のあるパフォーマンスでしっかりと国民(=『欅共和国』におけるファンの名称)の視線を捉えながら、ポップチューンなどではメンバーたちも笑顔全開で心から楽しみ、会場を沸かせていた。
けやき坂46の勢いがすごい 圧巻の煽りで盛り上げる
『欅共和国』は欅坂46とけやき坂46の2つのグループが交わる特別な日。けやき坂46・2期生が加入して初めて披露した『太陽は見上げる人を選ばない』では、それぞれのグループのメンバーが交互に並び、笑顔で歌唱した。菅井は「欅共和国に欅坂46とけやき坂46が勢揃いしましたー!」と紹介し、そのまま欅坂46からけやき坂46にバトンタッチ。けやき坂46のデビューアルバム『走り出す瞬間』のリード曲『期待していない自分』を佐々木美玲センターで披露した。続く『誰よりも高く跳べ!』では久美が「富士急跳べーっ!」と力を込めて叫び、キレッキレダンスの『NO WAR in the future』で沸かせた。
これまでは先輩の欅坂46との差に悩み、葛藤し続けてきたけやき坂46。しかし、今では全国ツアーの完走、日本武道館公演の成功、デビューアルバムの発売、さらに2期生の加入と急成長中。確かな自信があらわれたハッピーオーラ溢れるステージとなっていた。
欠席の今泉佑唯・志田愛佳・原田葵・影山優佳への思い詰まった演出
今泉佑唯はスケジュールの都合、志田愛佳・原田葵・影山優佳は活動休止中のため欠席。『世界には愛しかない』の今泉のパートは、小林由依が代理。小林は、今泉と表題曲でシンメになることも多く、グループ内ユニット“ゆいちゃんず”としても活動していることもあり、今泉の分も気持ちを込めて歌詞を表現していた。
グループ内ユニット“青空とMARRY”による『青空が違う』(菅井・守屋茜・渡辺梨加・渡邉理佐)では、志田のポジションをあけたままパフォーマンス。ステージでは4人だが、気持ちは“5人”で繋がっていた。
原田が所属するグループ内ユニット“156”『バレエと少年』(上村莉菜、尾関梨香、小池美波、長沢菜々香、米谷奈々未)では、プライベートでも仲の良い上村がしっかりとカバー。けやき坂46の『NO WAR in the future』で渡邊美穂が、サッカー好きの影山にちなんでシュートする素振りを見せるなど、欠席メンバーへの思いが詰まった演出も満載だった。
欅坂46、びしょ濡れでお祭り騒ぎ
空がオレンジ色に染まり始めた頃、欅坂46のメンバーたちが“集団行動”のパフォーマンスとともに『欅共和国』にやってくる。1曲目の『危なっかしい計画』から小林の「欅共和国ぶち上がれー!」の叫びとともにエンジン全開。ライブ前、ラジオなどで「今年もみんなでびしょびしょ、ぐちゃぐちゃになる!」(菅井・上村)、「本人の判断にお任せしますが、着替えは持ってきたほうがいい」(齋藤冬優花)、「バカ騒ぎができる覚悟があれば」(平手)などと口々に言っていたように、放水やバブルマシーン、カラーボールで国民と一緒にお祭り騒ぎ。さらに自動で大量の水が発射される装置も設置され、全員でびしょ濡れに。
そのまま『サイレントマジョリティー』、『世界には愛しかない』と続き、MCでは、菅井が「皆さん、欅共和国へようこそ!今日は最終日ということで、どこよりもどこよりも熱いライブにしたいんですけど、皆さん準備はいいですかーっ?」、長濱ねるも「暑いけど盛り上がっていけるかー?最終日だから声出して叫べー!」と呼びかけて国民の熱気を上げていた。
“国民”ファンと乾杯で一体感
けやき坂46のキャプテン・佐々木久美が「野外っていいねぇ」としみじみ切り出すと、高本彩花が「水分補給タイムをやりたいと思います!隣の人とも後ろの人とも乾杯を一緒にしてください!せーのっ、かんぱーい!」と国民と水分補給の乾杯をし、一体感を高めていた。また『バスルームトラベル』(尾関、小池、長濱)では、3人がトロッコで客席を移動したり、長濱のソロ曲『100年待てば』では、長濱が風船をたくさんつけた三輪自転車に乗ってステージを走るなど、国民との距離も近い演出となっていた。
欅坂46の個性光る
各メンバーにそれぞれフィーチャーした『東京タワーはどこから見える』では、ソロダンスなどで個性を表現し、全員がセンターのような演出。『エキセントリック』、『AM1:27』、『語るなら未来を…』とダンスナンバーが続き、『風に吹かれても』では、平手が右手を高らかに掲げる“欅ポーズ”とともにウォーターショットが噴射。花火も打ち上げられ、この日1番の歓声が上がった。アンコールの『二人セゾン』『キミガイナイ』『もう森へ帰ろうか?』では、会場が赤や緑のペンライトの光で一色となり、幻想的な世界観。そしてステージには誰もいないが、平手がソロダンスを目の前で踊っているかのように錯覚する特別な映像が流れるなか、メンバーたちはMA-1衣装になり、『ガラスを割れ!』。欅坂46メンバーチームとダンサーチームで対立し、欅坂46の勢いを表すかのような激しいダンスを魅せた。そして最後は石森虹花が最敬礼し、出国していった。
平手がライブ前に「去年よりいいものにしたいし、レベルも高いものにしたい」と話していたように、いい意味で予想を裏切る驚きの仕掛けや演出で、期待値をさらに越えてきた『欅共和国2018』。新たな旅路へと出国した彼女たちが、またパワーアップして帰ってくる姿を心待ちにしたい。(modelpress編集部)
欅坂46野外ワンマンライブ「欅共和国2018」<7月22日セットリスト>
影ナレ:佐藤詩織、土生瑞穂<セットリスト>
OVERTURE
M1 危なっかしい計画
M2 サイレントマジョリティー
M3 世界には愛しかない
MC
M4 青空が違う(青空とMARRY/菅井友香・守屋茜・渡辺梨加・渡邉理佐)
M5 バスルームトラベル(尾関梨香、小池美波、長濱ねる)
M6 僕たちの戦争(FIVE CARDS/上村莉菜、長沢菜々香、土生瑞穂、渡辺梨加、渡邉理佐)※ほかメンバーも登場
M7 制服と太陽
M8 バレエと少年(156/上村莉菜、尾関梨香、小池美波、長沢菜々香、米谷奈々未)
M9 100年待てば(長濱ねる)
M10 太陽は見上げる人を選ばない(欅坂46・けやき坂46)
MC
M11 期待していない自分(けやき坂46)
M12 誰よりも高く跳べ!(けやき坂46・1期生)
M13 NO WAR in the future(けやき坂46)
M14 東京タワーはどこから見える?
M15 エキセントリック
M16 AM1:27(小林由依、鈴本美愉、平手友梨奈)※ほかメンバーも登場
M17 語るなら未来を…
M18 風に吹かれても
EN
EN1 二人セゾン
EN2 キミガイナイ
EN3 もう森へ帰ろうか?
EN4 ガラスを割れ!
WEN1 アンビバレント
「欅共和国2018」出演メンバー:名前一覧(50音順)
【欅坂46(18人)】石森虹花、上村莉菜、尾関梨香、織田奈那、小池美波、小林由依、齋藤冬優花、佐藤詩織、菅井友香、鈴本美愉、長沢菜々香、長濱ねる、土生瑞穂、平手友梨奈、守屋茜、米谷奈々未、渡辺梨加、渡邉理佐
※今泉佑唯はスケジュールの都合で欠席、志田愛佳・原田葵は活動休止中
【けやき坂46・1期生(10名)】
井口眞緒、潮紗理菜、柿崎芽実、加藤史帆、齊藤京子、佐々木久美、佐々木美玲、高瀬愛奈、高本彩花、東村芽依
※影山優佳は活動休止中
【けやき坂46・2期生(9名)】
小坂菜緒、金村美玖、河田陽菜、富田鈴花、丹生明里、濱岸ひより、松田好花、宮田愛萌、渡邉美穂
【Not Sponsored 記事】
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