Da-iCE、ドリカムカバー曲「大阪LOVER」の裏話明かす 「キュンキュン」する“ドリカム推し曲”も告白<インタビュー>
2017.10.23 19:30
2017年1月には日本武道館での単独公演、2017年8月には関西コレクション(以下:関コレ)初出演にしてトリを飾った5人組ダンス&ボーカルグループ・Da-iCE(ダイス)。また、DREAMS COME TRUE(以下:ドリカム)を愛するアーティストが曲をカバーした「ドリウタ」にも、人気曲「大阪LOVER」で参加し話題を呼びました。そんな破竹の勢いで活躍する彼らに、ドリカムの曲にまつわる思い出から、“推し曲”までを教えていただきました。
目次
「大阪LOVER」メンバー絶賛のフレーズ
― 「大阪LOVER」のカバーのお話がきた時はどんな心境でしたか?雄大:色々なご縁で、声かけて頂いて。お話を聞いて「ぜひ、やらせてください!」という感じでした。
想太:そうですね。
雄大:最初はドッキリかもって思ってしまいました。
颯:大丈夫かなってね(笑)。
― (笑)。嘘なんじゃないかと。
徹:「ドリうた」シリーズは色んな方がカバーされてて。他のアーティストさんもそうそうたる顔ぶれだったのでプレッシャーはすごかったです。
― 実際カバーしていかがでしたか?
雄大:すごく聴いていた楽曲なので、どうしても似せに入ってしまうというか。気付かないうちにアクセントがちょっと似てしまったりして…。できるだけ普段の想太と僕が出るように歌わせて頂きました。女性が歌う世界観とは、だいぶ違うんじゃないかと思いますね。
― MVは男性目線として演じていらっしゃいましたね。難しい部分はありましたか?
想太:リップシンク(※1)がちょっと難しいなとは思いました。男性目線なんですけど女性目線のリップシンクだったので、少し表情の作り方を普段よりも考えて。難しい点はそこぐらいで、始まればすごく自然とできました。
― 関コレではすごく盛り上がっていましたが、歌う場所で気持ち的に変化はありましたか?
雄大:うーん。僕らは基本的に変わらないですけど、ファンの方の反応は変わってきますね。地域色というか。「大阪LOVER」はタイトルに大阪が入ってるし、関西の方は物凄い勢いで盛り上がってくれるので嬉しいです。
想太:大阪の人にしかわからないフレーズだったりとかがたくさんあるんです。たとえば御堂筋が一車線しか動かないとか。
徹:びっくりするよな。
想太:関東の方にはピンとこないような感覚だと思うんですけど、大阪の方は親近感が湧く楽曲だなと思いますね。
雄大:エスカレーターの話は入ってなかったね。
一同:(笑)
颯:入ってそうですけどね。
― 確かに関東は「左立ち」で関西は「右立ち」ですね。では、気に入っているフレーズはありますか?
想太:東京タワーと通天閣を比べるくだりは、やっぱり分かりやすいですね。実際は3分の1ぐらい(※2)の高さしかないんですけど、それさえも超えてしまうという。
雄大:じゃあ横浜で言うマリンタワー(※3)ぐらいだ。
想太:そう(笑)。東京タワーを超えてしまうぐらい好きだよっていうこの気持ちと言うか、あなたといたら高さとか綺麗さとか関係ないよって思える分かりやすい歌詞が、すごくいいなって思いますね。
(※1)MV撮影の際に録音した音声と口の動きを合わせること
(※2)東京タワー/高さ333m、通天閣/高さ108mのため、ほぼ3分の1の高さ
(※3)横浜マリンタワー/高さ106m
徹&大輝の推し曲は?
― ドリカムの推し曲を教えて頂けますか?まずは岩岡さんから。(推し曲を聞きながらインタビューを実施)徹:「未来予想図Ⅱ」が好きなんですけど、言わずもがなNo.1ですね。ふとBメロからサビがよく脳内で再生されて。
想太:わかる!超わかる(笑)。
徹:そうすると良すぎて悲しくなるんですよね。なんかもう涙が出そうになるんですよ、切なくて。曲が持っている魅力が本当にすごすぎて…。
大輝:音楽の教科書に載ってるレベルだもんね。
徹:うん。もう最強ですね。
― ドリカムを聴いてる方であれば誰しもが好きになるというか。
徹:そう。知らない方も多分一度聴いたら絶対にいいってなる曲だと思うので。
― ドリカムの中では一番?
徹:一番好きかもしれないですね。あと「HAPPY HAPPY BIRTHDAY」が。誕生日祝う時って「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」が多いと思うんですけど、カラオケがもしそこにあったら十中八九「HAPPY HAPPY BIRTHDAY」を僕らの世代は入れますね。みんなで楽しく祝うには日本一の曲だと思います。
雄大:(曲を聞いて)なんかケーキ出てきそうですもんね、どっかから。
徹:ね、今ここに(笑)。もう気分が誕生日っていうか。
雄大:誰か誕生日なの?
徹:ありがとうございます。
大輝:あなた違いますからね。
一同:(笑)
颯:でも「HAPPY BIRTHDAY TO YOU」って、もう世界レベルの曲じゃないですか。それと同じくらいのレベルでかかるのがすごいなって思います。
徹:そうだね。
― カラオケでもし誕生日の方がいたら歌っちゃいます?
徹:これ絶対僕入れますね。
雄大:僕はカラオケで覚えました。
想太:ああ、わかるかも。しかも曲の長さがちょうどいいんすよ。
徹:パパパパンね。
想太:4分歌われたらね。
徹:もう火が(笑)。ロウが(笑)。
― ケーキの火がなかなか消せないですね(笑)。それでは工藤さんの推し曲を教えて頂けますか?
大輝:「SNOW DANCE」のイントロが超好きで。冬の曲なのにちょっとなんか…。
想太:ラテンっぽいですね。
大輝:そう、ラテンじゃん。そのアンバランス感がすごい好きだったのと、確か1999年のクリスマスに出たんですけど「2000年問題」でみんな沸いてて。歌詞に「1900年代最後の夏」みたいな歌詞があるんですけど、その当時のことを思いだすんですよね。「2000年が来る!」ってワイワイしている時のイメージが強くて。冬よりもミレニアム感をすごい思い出します。
― ありましたね。末尾の数字が“99”から“00”になったらパソコンが誤作動起こすんじゃないかって。
大輝:そうです、そうです。ちょうどそこに居合わせる年代だったので。その時にこの曲が出てたなって印象が残ってて。曲としてもすごい好きです。
― 1999年となると…12歳?まだ小学生の頃ですか?
大輝:そうですね。来年から中学生とか。
徹:颯なんて何歳?
颯:まだ5歳です。
徹:乳飲み子だよ。
一同:(笑)
雄大:乳飲み子って(笑)。言い方(笑)。
― (笑)。他に推し曲はありますか?
大輝:「24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-」が好きですね。R&Bとかヒップホップっぽい感じで、歌詞のほとんどが韻を踏んでるんです。今でこそヒップホップはメジャーになってますけど、当時はマイノリティな人しか聴かないのをドリカムさんが普通にラップっぽくやっちゃって。それを聴いた時に、「すごいなこの人達!」って思ったのを覚えてて。Aメロからサビまでずっと韻を踏んでるんですよ、歌詞。
― 結構衝撃的でしたよね。
大輝:衝撃的でしたね。しかもかっこよくて。ラップじゃなくて全部メロディついてて韻を踏んでるっていう。
雄大&颯&想太の推し曲は?
― 続いて雄大さんはいかがですか?雄大:ちょうど流れている「す き」っていう曲が好きで。
大輝:ややこしい(笑)。
雄大:…いいなぁ。声いいですね。
― 曲の入りが好き?
雄大:入りが好きですね。あの「LOVE LOVE LOVE ら…」(噛む)。
一同:(笑)。
想太:ラブ何回言うの(笑)。
大輝:ラブラブラブラブ(笑)。
雄大:すみません(笑)。「LOVE LOVE LOVE」もそうなんですけど、2曲とも入りがめちゃめちゃ好きで。静かに入る感じとか。ドラマ「愛していると言ってくれ」を思い出すんですよね。
颯:あー。金曜日に放送してたドラマですね。
雄大:そう!常盤貴子さんが出てて。
― 「LOVE LOVE LOVE」は誰もが知っている名曲ですよね。
雄大:そうですね、これは名曲ですね。
― ありがとうございます。和田さんの推し曲は?
颯:「うれしい!たのしい!大好き!」ですね。やっぱり聴いてるだけでキュンキュンしますし、自然と笑顔になれる感じがすごい好きで。
― ノリやすい曲調が好き?
颯:好きですね。ライブでみんなノッてるのがすごい想像つくので。あと「AGAIN」も好きです。まだ上京してない時、家に帰るのと「AGAIN」が流れてて。ニュース番組のテーマソングだったんですけど、それでよく聴いてました。
― この曲を聴くとその当時のことも思い出したりしますか?
颯:思い出しますね(笑)。ちょうど2014年あたりでデビューくらいの時期でした。歌詞も昔を思い出しながら今頑張ろうみたいな、背中を押してくれる内容ですごい良い曲だったなって。
― ありがとうございます。それでは花村さんの推し曲を教えて頂けますか?
想太:「あの夏の花火」が好きです。この曲は女性の強さと弱さを両方見せている曲だと思ってて。ザ・バラードじゃないのに切ないんです。「別に寂しくないよ」みたいな感じがメロディから伝わってくるんですけど、歌詞はすごい後悔してるというか。「あの夏を今あなたは誰と見てるんですか?」っていう気持ちはしっかり言葉に乗ってるのに、それを隠すような明るめのメロディがいいなと思います。
雄大:なんかエキゾチックだね。
想太:(笑)。それ言いたいだけでしょ!エキゾチックの意味わかってんですかね(笑)。
― (笑)。結構強がっている女性にキュンとしたり?
想太:ん~、強がっている女性がいいとは思わないですけど。みんな強がってて、しかも女性って嘘を隠すのがうまいというか。それでも分かってほしいという女性らしさが詰まった曲だなって思います。
雄大:どっちかな、男が騙されやすいのか。
想太:(笑)。あと「朝がまた来る」も好きで。ドリカムさんの中で一番好きです。昔からずっと聞いてて、未だにリピートして聞いてます。
颯:「救命病棟24時」思い出すなぁ。
雄大:そうだね、しかもこれ歌難しいよね。
想太:難しいっすね。これ男性がキーを下げても歌えない曲なんです。女性にしか歌えないようなキー感なので、歌える人がすごく羨ましいですね。
いつでもドリカムが聞けるSpotify
― どんな時にドリカムの曲を聴きたいって感じますか?雄大:多分全部あると思います。楽しい時も悲しい時も。寝る時も起きる時も。
颯:寝る直前に「うれしい!たのしい!大好き!」が流れたら、テンション上がってちょっと寝られなくなっちゃいますけど(笑)。
― 花村さんの「あの夏の花火」は夏の夜に聴きたいとかはありますか?
想太:そうですね、そんなイメージです。「あの夏の花火」は移動中にずっと聴いてて。声がすごく好きで、落ち着くというか。ずっと聴いていられますね。通勤の時に音楽聴くことが多いのですね。
― 皆さん移動している時に良く音楽を聞かれますか?
大輝:聴きますね。
徹:はい。
― 10月10日に発売になったドリカムのニューアルバム「THE DREAM QUEST」が、「Spotify」という音楽配信サービスでも配信されましたが、使ったことがある方はいますか?
想太:最近すごくよく聞きますよね。
雄大:確かに。最近色んな所でめっちゃ聞くね。
― 4000万曲以上の音楽が無料でいつでもどこでも聴けるサービスなんですけど、シーンや気分ごとに分類されたプレイリストが人気なんです。
想太:あ、プレイリストをフォローしている人数とかもわかるんですね。「Spotify」にしかない楽曲も結構ある。
徹:あ、そうなんだ。
大輝:関連する曲が出るのもすごい便利ですね。自分なりのプレイリストが作りやすそう。
想太:確かにね。
大輝:自分の頭のなかで関連アーティストを思い浮かべなくても、「あ、こういう人達もいた」ってなりますね。
想太:お、Da-iCEの「MERRY CHRISTMAS TO YOU」とか入ってる。
徹:懐かしい。
― プレイリストから無名のアーティストが人気になることもあって、自分が知らない曲を知るきっかけにもなりそうですよね。
想太:プレイリストに組み込みやすい音楽を作ったほうが、世の中に広まってくる時代が来そうな気がしますね。
― 確かにそうですね。
颯:プレイリストに組み込んでもらいやすいテーマのある曲を作って聴いてもらいやすくする時代って、なんかすごく新しいですよね。プレイリストで新しい曲に出会うっていうのは新しい音楽の楽しみ方かも。
Da-iCEが次に目指す先とは
― それでは最後にDa-iCEの皆さんが目指す目標や夢を教えて頂けますか?大輝:僕ら11月と12月にライブツアーのアリーナ公演があるので、楽しんでもらえるように準備をしていくっていうのが今の目標ですね。
― 1つクリアして次の目標を見つけていくような感じですか?
大輝:ドームツアーをやりたいねっていう話をメンバーとすごいしてて。でもざっくりドームツアーやりたいと言っても、さっき言ったアリーナ公演を成功させるのも付随してくるというか。大きい目標を立てつつも1つ1つの目標もクリアしていくのが大切だと感じています。
― 楽曲を通して伝えたい思いなどはありますか?
想太:自分が聴きたい時というか、自分の聴きたいように聴いていただけたらすごく嬉しいです。「こうやって聴いて欲しい」っていうのではなく、自分なりの解釈で僕達の気持ちを受け取っていただいて、そこで何か感じてもらえたらそれだけで幸せです。
― 以上となります。ありがとうございました!
一同:ありがとうございました!
Da-iCE選曲「ドリカムベスト」プレイリスト
今回、インタビューでDa-iCEのみなさんに紹介していただいたドリカムの曲はオリジナルプレイリストとして「Spotify」で公開中です。カバーした「大阪LOVER」と、その続編曲「あなたと同じ空の下」を含んだ全12曲。メンバーの皆さんが推しポイントとして紹介していた部分を、曲を聞きながら読んでみるのもよさそうですね。
<Da-iCEが選ぶドリカムベスト>
1.LOVE LOVE LOVE(推薦:大野雄大)
2.す き(推薦:大野雄大)
3.うれしい!たのしい!大好き!(推薦:和田颯)
4.未来予想図Ⅱ(推薦:岩岡徹)
5.HAPPY HAPPY BIRTHDAY(推薦:岩岡徹)
6.あの夏の花火(推薦:花村想太)
7.朝がまた来る(推薦:花村想太)
8.SNOW DANCE(推薦:工藤大輝)
9.24/7 -TWENTY FOUR/SEVEN-(推薦:工藤大輝)
10.AGAIN(推薦:和田颯)
11.大阪LOVER(推薦:Da-iCE)
12.あなたと同じ空の下(推薦:Da-iCE)
新しい音楽の楽しみ方を提案
昨年の9月に日本へ上陸し、完全無料でいつまでも楽しめる音楽配信サービスとして話題を集めた「Spotify」。オリジナルのプレイリストを作ってSNSなどで友達や恋人にプレゼントをすることもでき、コミュニケーション手段の一つとしても人気を集めています。
和田さんも仰っていた新しい音楽の楽しみ方は、すぐそこまで来ているのかもしれません。(modelpress編集部)[PR]提供元:スポティファイジャパン株式会社
Da-iCE(ダイス)プロフィール
2011年1月、アカペラグループのリードボーカリストとして活動していた雄大、ソロボーカリストとして活動していた想太、ダンサーとして活動していた大輝、徹、颯が出会い、新たなダンス&ボーカルグループのスタイル確立を求めて活動を開始。2014年1月、「SHOUT IT OUT」でメジャーデビューを果たし、2017年には念願であった"日本武道館"でのワンマンライブを成功させた。ビジュアルもさることながら、高い歌唱力とパフォーマンス力で、圧倒的な存在感を放っている注目のボーカルダンスグループ。
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