三谷幸喜のプロフィール
三谷 幸喜(みたに・こうき)
生年月日:1961年7月8日
出身:東京都
血液型:A型
劇作家、脚本家、演出家、俳優、映画監督。シス・カンパニー所属。
■経歴
・生い立ち
東京都世田谷区出身。父が自分が好きな大相撲力士たる大関・大鵬幸喜(後に横綱に成る)に因み「幸喜」(こうき)と命名。
世田谷区立給田小学校、世田谷区立烏山中学校、世田谷学園高等学校を経て日本大学藝術学部演劇学科卒業。
少年時代には、『とんねるず』の木梨憲武と同じサッカークラブに所属していた。木梨は2軍だったが三谷は11軍で最終的には13軍。
・1980年代
大学在学中の1983年、劇団「東京サンシャインボーイズ」を結成。初期には「一橋壮太朗」の芸名で自ら役者も務めていた。この時期には、テレビ朝日の深夜番組『ウソップランド』で視聴者からの映像作品を募集する「チャレンジビデオコーナー」へ自ら制作した作品を投稿し、それが採用されて放送されたこともあった。
演劇学科の3年後輩の太田光は、「三谷さんは学生の頃から、すごい人気者だった。日本大学のヒーローだった。自分は教授とケンカしたりして演劇を諦めたから、今でも三谷さんにはコンプレックスがある」と、2006年に自らの番組『スタメン』に三谷がゲストで出演した際に語ったが、三谷は後に著書で番組内の発言に対し「番組内では黙っていたが、太田の認識ほどの人気はとてもじゃないが無かった」と書いている。
劇団と並行して放送作家としても活動し、『アイ・アイゲーム』、『欽ドン!』、『お笑いマンガ道場』などの番組構成に携わる。テレビアニメ『サザエさん』の脚本を4本、手がけたこともあるが、3本目に執筆した「タラちゃん成長期」の、タラちゃんが筋肉増強剤を使ってオリンピックに出る夢をみるというストーリーがプロデューサーの逆鱗に触れて降板させられたことを、月刊『ドラマ』の特集で語っている。
1989年から、フジテレビの深夜枠のドラマ『やっぱり猫が好き』の脚本を多くの回で担当し、翌年の同枠の『子供、ほしいね』[1]のほとんどの回を担当したことからテレビドラマの世界でも注目を集めるようになる。
・1990年代
1993年に『振り返れば奴がいる』で連続テレビドラマの脚本家としてデビューする。しかし、プロデューサーの石原隆は三谷が喜劇専門であったことを知らなかったため、依頼された内容はシリアスな医療ものだった。結果、脚本の喜劇調の部分は制作スタッフに書き換えられ、三谷の意図からは外れた作品になってしまったが、この作品の成功により、翌1994年には田村正和主演の倒叙ミステリードラマ『古畑任三郎』の脚本を手がけることになる。番組は好評を得、気弱な刑事の今泉慎太郎を演じた東京サンシャインボーイズの劇団員、西村雅彦も一躍有名になった。その後も『王様のレストラン』、『竜馬におまかせ!』、『総理と呼ばないで』、『今夜、宇宙の片隅で』などの連続ドラマを手がけた。
並行して東京サンシャインボーイズの人気も高まり、「チケットが取れない劇団」と呼ばれるようになる。1991年には代表作『12人の優しい日本人』が中原俊監督によって映画化され、高い評価を得た。劇団からは相島一之と梶原善が舞台と同役で出演している。しかし、三谷が劇団として活動していくことに行き詰まりを感じたため、1994年に『東京サンシャインボーイズの「罠」』の倉敷市芸文館での公演を最後に、劇団は「30年間の充電期間」に入った。
1993年には、パルコによるプロデュース公演に参加し、伊原剛志と松下由樹による二人芝居『ダア!ダア!ダア!』の作、演出を手がけた。翌年には三谷の発案により唐沢寿明を起用したサスペンス・スリラー『出口なし!』を作、演出し、その後も現在に至るまで、パルコのプロデュースから多くのヒット作を生み出している。
パルコのプロデュース公演では、歌舞伎俳優の松本幸四郎一家による演劇集団「シアターナインス」の企画による『バイ・マイセルフ』、『マトリョーシカ』の二作の脚本も担当した。松本幸四郎は、1995年のテレビドラマ『王様のレストラン』の主演でもあり、三谷にとっては大河ドラマ『黄金の日日』や舞台『ラ・マンチャの男』などで昔から強い印象を残している俳優だった。
1994年にNHK-FMにラジオドラマ『笑の大学』を書き下ろし、1996年には二人芝居として舞台化する。舞台版は読売演劇大賞の最優秀賞を受賞するなど高い評価を得て、その後も1998年に再演されたほか、ロシア語、英語などに翻訳されて海外でも上演され、2004年には映画化された。
1995年、『やっぱり猫が好き』に出演していた小林聡美と結婚。
1997年には初の映画監督作品として『ラヂオの時間』を発表する。『振り返れば奴がいる』の脚本がしばしば現場で書き換えられてしまった経験を元にした舞台『ラヂオの時間』を映画化した作品で、高い評価と多くの映画賞を獲得した。
・2000年代
2000年に上演した初のオリジナル・ミュージカル『オケピ!』は、「演劇界の芥川賞」とも呼ばれる岸田國士戯曲賞を受賞した。2001年には自宅を新築した際の体験を元にした、映画監督としての第2作『みんなのいえ』がヒットし、前作『ラヂオの時間』と同様にイギリスやドイツなどでも上映会が催された。2002年は劇団員だった伊藤俊人の急逝という不幸に見舞われる。また、舞台『You Are The Top ~今宵の君~』の主演の鹿賀丈史が初日直前に急病で降板するというトラブルも起こるが、急遽、代役として参加した浅野和之の努力により、初日を5日延期して開幕させることができた。同年、念願のシットコム『HR』で、脚本と共に総合演出も手がけた。
2004年には長年の夢であったNHK大河ドラマで『新選組!』の脚本を担当する。大河ドラマ史上稀にみる史実への忠実さと誰でも楽しめるエンターテイメント性を両立するも、何故か史実を知らない人から史実と違うと批判される憂き目にあう。第1話で近藤勇、坂本龍馬、桂小五郎らが黒船を見に行く筋書きは何故か国会でも問題視された。2006年には、大河ドラマ史上初の続編となる『新選組!! 土方歳三 最期の一日』が正月スペシャルとして放送されたが、この年の正月はフジテレビで『古畑任三郎 ファイナル』も三夜連続で編成されており、その初回『今、甦る死』と『新選組!!』は1月3日に重なって放送されることになった。結果、視聴率は『古畑任三郎』の21.5%に対し『新選組!!』は9.8%と振るわず、フジテレビ側は「調整が間に合わなかった」と謝罪している。
2004年、初の一人芝居『なにわバタフライ』を戸田恵子の出演で上演する。2005年4月からは清水ミチコとの対談形式のラジオ番組『MAKING SENSE』の放送がJ-WAVEで始まる。同年11月から2006年1月にかけては、パルコのプロデュース公演として『12人の優しい日本人』が久々に上演された。この作品が東京サンシャインボーイズ以外の出演者で上演されるのは初めてのことだった。この舞台に出演した山寺宏一が大阪での公演中、テレビ東京でのレギュラー番組『おはスタ』を休まざるを得なかったため、1月10日から12日の間、三谷がその代役として「コーキー」の名で司会を務めた。
2006年1月には監督第3作となる映画『THE 有頂天ホテル』が公開され、興行収入60億円の大ヒットを記録した。同年の大河ドラマ『功名が辻』では、脚本の大石静に請われ、信長に翻弄される将軍足利義昭役で出演した。3月にはパルコ劇場で上演された『決闘!高田馬場』で、初めて歌舞伎の作・演出に挑戦する。
2007年は芸術座の後継劇場となる「シアタークリエ」のこけら落し公演『恐れを知らぬ川上音二郎一座』の作・演出を担当した。
2008年には4本目の監督作品となる映画『ザ・マジックアワー』が公開され、またも大きなヒットとなった。同作の宣伝のため、6月2日放送の『おはスタ』に再び「コーキー」として出演している。
2009年には、かつて幾度も公演を行った新宿の小劇場THEATER/TOPSの閉館公演として、東京サンシャインボーイズが15年ぶりに再結成し、『returns』を上演した。相島一之の呼びかけに応じて三谷が新作を書き下ろし、短い準備期間ながら元劇団員のほとんどが参加し、三谷も「一橋壮太朗」として出演した。終演後には戸田恵子の声で「これより15年間の休憩に入ります」とアナウンスが流された。
同年、『新選組!』以来、5年ぶりになるテレビシリーズ『連続人形活劇 新・三銃士』で、初めてNHKの連続人形劇の脚本を手がけた。11月には、ニューヨークのオフ・ブロードウェイでミュージカル『TALK LIKE SINGING』で世界への進出を果たす。日本のオリジナル作品がオフ・ブロードウェイで初演されるのは初めてのことだった。
・2010年代
50歳を迎える2011年は「三谷幸喜大感謝祭」と題して、新作劇を4作と、映画、テレビドラマをそれぞれ1作ずつ発表し、例年にもまして活発な年となった。同年5月23日、小林聡美と離婚したことを連名のファックスで報告した。同年12月20日、第46回紀伊國屋演劇賞個人賞を受賞。
2012年はチェーホフの『桜の園』での初めての自作以外の演出、初の文楽作品『其礼成心中』の作、演出と新しい挑戦が続いた。6月には「三谷幸喜大感謝祭」で発表予定だった小説『清須会議』を上梓し、翌年に自らの監督作品として映画化することを発表した。
2013年には、『コンフィダント・絆』『国民の映画』に続く海外芸術家シリーズの3作目として、ウラディミール・ホロヴィッツとそのピアノ調律師のフランツ・モアを描いた舞台『ホロヴィッツとの対話』を作・演出した。同作はモア役を演じる渡辺謙の12年ぶりの舞台復帰作としても注目された。
続いて上演された流刑後のナポレオン・ボナパルトを描いた新作舞台『おのれナポレオン』は、劇作家・演出家・俳優の野田秀樹を主演に迎えた。これは、東京芸術劇場の芸術監督で『新選組!』に勝海舟役で出演した野田から持ち込まれた企画である。公演期間の終盤に天海祐希が心筋梗塞で倒れ、宮沢りえが急遽代役に迎えられるというハプニングが生じ、立ち見席を求めてマスコミ関係者ら100人あまりが殺到したことでも話題となった。
同年7月31日、19歳年下の一般女性と再婚。愛犬を亡くし、落ち込んでいた三谷を励ましてくれたことが付き合いのきっかけだという。同年11月には6本目の監督作品となる映画『清須会議』が公開された。
2014年1月1日付で、芸能事務所シス・カンパニーに所属した。
2014年5月12日、2016年の大河ドラマ『真田丸』の脚本を務めることが発表された。
■作品一覧
・テレビドラマ
超少女!はるひワンダー愛(1986年、フジテレビ)
やっぱり猫が好き 第1シリーズ(1988年 - 1990年、フジテレビ)
東京ストーリーズ『大災難の街 東京』(1989年、フジテレビ)
やっぱり猫が好き 第2シリーズ(フジテレビ、1990年 - 1991年)
子供、ほしいね(1990年、フジテレビ)
女ねずみ小僧 いけないことだぞ!大江戸マラソンばくち地獄(1990年、フジテレビ)
世にも奇妙な物語『息子帰る』(1991年、フジテレビ)
天国から北へ3キロ(1991年、フジテレビ)
君たちがいて僕がいる(1992年、フジテレビ)
君たちがいて僕がいるII(1992年、フジテレビ)
総務課長戦場を行く!(1992年〈1994年放送〉、フジテレビ)
振り返れば奴がいる(1993年、フジテレビ)
ビートたけしのつくり方『大家族主義/堀切家の人々』(1993年、フジテレビ)
警部補・古畑任三郎 第1シリーズ(1994年、フジテレビ)
女ねずみ小僧 狙われたからくり城・史上最悪のダイハード(1994年、フジテレビ)
警部補・古畑任三郎スペシャル(1995年、フジテレビ)
王様のレストラン(1995年、フジテレビ)
古畑任三郎 第2シリーズ(1996年、フジテレビ)
今泉慎太郎(1996年、フジテレビ)
スペシャル古畑任三郎(1996年、フジテレビ)
竜馬におまかせ!(1996年、日本テレビ)
3番テーブルの客(1996年 - 1997年、フジテレビ)
総理と呼ばないで(1997年、フジテレビ)
今夜、宇宙の片隅で(1998年、フジテレビ)
古畑任三郎 VS SMAP(1999年、フジテレビ)
古畑任三郎 黒岩博士の恐怖(1999年、フジテレビ)
古畑任三郎 第3シリーズ(1999年、フジテレビ)
合い言葉は勇気(2000年、フジテレビ)
HR(2002年 - 2003年、フジテレビ)
川、いつか海へ 第2・4話(2003年、NHK)
古畑任三郎 すべて閣下の仕業(2004年、フジテレビ)
新選組!(2004年、NHK大河ドラマ)
新選組!! 土方歳三 最期の一日(2006年、NHK)
古畑任三郎FINAL(2006年、フジテレビ)
古畑中学生(2008年、フジテレビ)
わが家の歴史(2010年、フジテレビ)
short cut(2011年、WOWOW)
ステキな隠し撮り~完全無欠のコンシェルジュ~(2011年、フジテレビ)
大空港2013(2013年、WOWOW)
おやじの背中 最終話「北別府さん、どうぞ」(2014年、TBS)
オリエント急行殺人事件(2015年、フジテレビ)
真田丸(2016年、NHK大河ドラマ)
風雲児たち~蘭学革命(れぼりゅうし)篇~(2018年、NHK)
黒井戸殺し(2018年、フジテレビ)
映画(監督作品)
ラヂオの時間(1997年、原作と脚本と監督)
みんなのいえ(2001年、脚本と監督)
THE 有頂天ホテル(2006年、脚本と監督)
ザ・マジックアワー(2008年、脚本と監督)
ステキな金縛り(2011年、脚本と監督)
清須会議(2013年、原作と脚本と監督)
ギャラクシー街道[23](2015年、脚本と監督)
映画(その他参加作品)
12人の優しい日本人(1991年、原作・脚本) 監督:中原俊
マルタイの女(1997年、企画協力) 監督:伊丹十三
世にも奇妙な物語 映画の特別編(2000年、ストーリーテラー部分の脚本) 監督:鈴木雅之
竜馬の妻とその夫と愛人(2002年、原作・脚本) 監督:市川準
笑の大学(2004年、原作・脚本) 監督:星護
・舞台
天国から北へ3キロ (1989年)
彦馬がゆく (1990年)
12人の優しい日本人(1990年)
深沢版狸御殿(1990年、博品館劇場)
ショウ・マスト・ゴー・オン(1991年)
にくいあんちくしょう(1991年、東京ヴォードヴィルショー、原作:滝大作)
Vamp Show(1992年、全労済ホールスペース・ゼロ)
その場しのぎの男たち(1992年、東京ヴォードヴィルショー)
ダア!ダア!ダア!(1993年、パルコ劇場)
音楽劇 サザエさん(1994年、天王洲アイル・アートスフィア)
出口なし!(1994年、パルコ劇場)
君となら(1995年、パルコ劇場)
イメルダ(1995年、パルテノン多摩小ホールほか)
音楽劇 サザエさん(再演/1995年、天王洲アイル・アートスフィア)
巌流島(1996年、パルコ劇場)
笑の大学(1996年、パルコ劇場)
アパッチ砦の攻防(1996年、東京ヴォードヴィルショー)
バイ・マイセルフ(1997年、パルコ)
君となら(1997年、パルコ劇場)
アパッチ砦の攻防 決定版(再演/1998年、東京ヴォードヴィルショー)
温水夫妻(1999年、パルコ劇場)
マトリョーシカ(1999年、パルコ劇場)
オケピ!(2000年、青山劇場)
竜馬の妻とその夫と愛人(2000年、東京ヴォードヴィルショー)
Vamp Show(再演/2001年、パルコ劇場)
バッド・ニュース☆グッド・タイミング(2001年、パルコ劇場)
彦馬がゆく(再演/2002年、パルコ劇場)
You Are The Top/今宵の君(2002年、世田谷パブリックシアター)
オケピ!(再演/2003年、青山劇場)
なにわバタフライ(2004年、パルコ劇場)
12人の優しい日本人(再演/2005年、パルコ劇場)
決闘! 高田馬場(2006年、パルコ歌舞伎)
エキストラ(2006年、東京ヴォードヴィルショー)
コンフィダント・絆(2007年、パルコ劇場)
社長放浪記(2007年、本多劇場)
恐れを知らぬ川上音二郎一座(2007年、シアタークリエこけら落し公演)
グッドナイト スリイプタイト(2008年、パルコ劇場)
returns(2009年、THEATER/TOPS)
TALK LIKE SINGING(2009年 - 2010年、オフ・ブロードウェイスカーボールセンター、赤坂ACTシアター)
なにわバタフライ N.V(2010年、シアタートラム)
ろくでなし啄木(2011年、東京芸術劇場ほか)
国民の映画(2011年、パルコ劇場ほか)
ベッジ・パードン(2011年、世田谷パブリックシアター)
90ミニッツ(2011年、パルコ劇場ほか)
なにわバタフライ N.V(再演/2012年、パルコ劇場ほか)
其礼成心中(2012年、パルコ劇場)
ホロヴィッツとの対話(2013年、パルコ劇場ほか)
おのれナポレオン(2013年、東京芸術劇場)
其礼成心中(再演/2013年、パルコ劇場)
国民の映画(再演/2014年、パルコ劇場ほか)
酒と涙とジキルとハイド(2014年、東京芸術劇場ほか)
其礼成心中(再々演/2014年、京都劇場)
君となら(再々演/2014年、パルコ劇場ほか)
ショーガール(2014年、パルコ劇場)
紫式部ダイアリー(2014年、パルコ劇場)
吉良ですが、なにか?(2014年、本多劇場)
田茂神家の一族(2015年、東京ヴォードヴィルショー)
burst!~危険なふたり(2015年、パルコ劇場)
ショーガール~こんな出会いも悪くない~(再演/2016年、パルコ劇場)[24]
エノケソ一代記(2016年、世田谷パブリックシアター)
不信~彼女が嘘をつく理由(2017年、東京芸術劇場)
子供の事情(2017年、新国立劇場)
ショーガール vol.2(2018年、EXシアター六本木)
江戸は燃えているか(2018年、新橋演舞場)
酒と涙とジキルとハイド(再演/2018年、國家兩廳院 國家戲劇院、東京芸術劇場)
虹のかけら~もうひとりのジュディ(2018年、スパイラルホール)
舞台(上演台本・演出)
桜の園(2012年、パルコ劇場ほか、作:アントン・チェーホフ)
ドレッサー(2013年、世田谷パブリックシアター、作:ロナルド・ハーウッド)
ロスト・イン・ヨンカーズ(2013年、パルコ劇場ほか、作:ニール・サイモン)
声(2013年、スパイラルホール、作:ジャン・コクトー)
抜目のない未亡人(2014年、新国立劇場)、作:カルロ・ゴルドーニ)
・アニメ
サザエさん(1985年、フジテレビ)
「ワカメの大変身」
「波平つり指南」
「妹思い、兄思い」
「タラちゃん成長期」
・人形劇
連続人形活劇 新・三銃士(2009年 - 2010年、NHK、脚色)
シャーロック ホームズ(2014年、NHK、脚本)
・漫才台本
コント山口君と竹田君
・コント
全員出席!笑うんだってば(日本テレビ)
とんねるずのみなさんのおかげです(フジテレビ)
■著作
・シナリオ・戯曲
今夜、宇宙の片隅で (フジテレビ出版、1998年12月)
合い言葉は勇気 (角川書店、2000年11月) のち文庫
オケピ! (白水社、2001年4月)
・小説
経費ではおちない戦争(宙出版、1991年9月)
古畑任三郎殺人事件ファイル(フジテレビ出版、1994年6月) 『古畑任三郎』1、2 扶桑社文庫
大根性(イラスト:薮野てんや)(集英社、1995年10月)
俺はその夜多くのことを学んだ(幻冬舎、1998年9月)
清須会議(幻冬舎、2012年6月)
・漫画原作
天国から北へ3キロ(漫画:藤本あきほ)(講談社、1997年8月)
・エッセイ
オンリー・ミー 私だけを(メディアファクトリー、1993年11月) のち幻冬舎文庫
Now and then三谷幸喜 三谷幸喜自身による全作品解説+51の質問(角川書店、1997年4月) 文庫化に際して『仕事、三谷幸喜の』に改題
三谷幸喜のありふれた生活 シリーズ(朝日新聞社、2002年2月 - )
詳細は「三谷幸喜のありふれた生活」を参照
監督だもの 三谷幸喜の映画監督日記(マガジンハウス、2011年10月)
・対談
気まずい二人(角川書店、1997年6月) のち文庫
女性ばかりとの対談集。八木亜希子、十朱幸代、西田ひかる、日笠雅水、桃井かおり、鈴木蘭々、林家パー子、緒川たまき、平野レミ、森口博子、加藤紀子、安達祐実、石田ゆり子
それはまた別の話(文藝春秋、1997年10月) のち文庫
これもまた別の話(キネマ旬報社、1999年11月) のち新潮文庫
(以上2点は和田誠との対談集)
むかつく二人(幻冬舎、2007年1月)
いらつく二人(幻冬舎、2008年3月)
かみつく二人(幻冬舎、2009年6月)
たてつく二人(幻冬舎、2011年3月)
(以上4点は清水ミチコとの共著。ラジオ番組「DoCoMo MAKING SENSE」の放送分を加筆・再構成したもの)
三谷幸喜 創作を語る(講談社、2013年11月) 松野大介との共著
・関連本・研究本
みたにのまど 映画「みんなのいえ」三谷幸喜の撮影日誌(ぴあ 2001年7月)
別冊宝島 三谷幸喜の全仕事 面白さのツボ!(宝島社、2004年1月)
NHK大河ドラマ・ストーリー 新選組! 前・後編(NHK出版、2003年 - 2004年)
・作詞
No Problem(作曲:服部隆之、映画『ラヂオの時間』エンディング・テーマ、1997年)
「新選組!」メイン・テーマ(作曲:服部隆之、大河ドラマ『新選組!』テーマ、2004年)
のっこのわがままブギ(作曲:宇崎竜童、2007年)
一人じゃない(作曲・歌:平井堅、『連続人形活劇 新・三銃士』エンディング・テーマ、2009年10月)
ONCE IN A BLUE MOON(作曲:荻野清子、映画『ステキな金縛り』主題歌、2011年)
・その他
デキゴトロジーvol.10 -ホントだからたまんねぇ!の巻-(週刊朝日風俗リサーチ特別局編著、新潮社 1993年7月25日発刊)
『私のデキゴトロジー』というコーナー内に寄稿。
■出演作品
・テレビ番組
子供、ほしいね(1990年、フジテレビ) - 桑原誠一郎 役
たほいや(1993年、フジテレビ)
鍵師3(1995年、フジテレビ) - 車の鍵を無くした男 役
いま裸にしたい男たち 三谷幸喜~40歳★究極のコメディ(2001年12月24日、NHK)
第54回NHK紅白歌合戦(2003年、NHK)- 審査員
功名が辻(2006年、NHK大河ドラマ) - 足利義昭 役
連続人形活劇 新・三銃士(2009年、NHK) - オレイリー 役(声の出演)
世にも奇妙な物語 20周年スペシャル・春 ~人気番組競演編~『台詞の神様』(2010年、フジテレビ) - 主演・三谷幸喜(本人) 役
サザエさん2(2010年、フジテレビ) - 伊佐坂難物 役
プロフェッショナル 仕事の流儀「追い込まれなきゃ、おもしろくない 脚本家・三谷幸喜」(2011年11月7日、NHK)
ステキな隠し撮り~ 完全無欠のコンシェルジュ~(2011年、フジテレビ) - 映画監督 役
第62回NHK紅白歌合戦(2011年、NHK)- 審査員
女信長(2013年、フジテレビ) - 今川義元 役
・映画
真夜中まで(1999年、監督:和田誠)
犬神家の一族(2006年、監督:市川崑) - 那須ホテル主人 役
西遊記(2007年) - 国王 役
ミーアキャット(2009年) - 日本語吹き替え版ナレーター
ジヌよさらば~かむろば村へ~(2015年) - 特別出演
・CM
JAL 日本航空(相武紗季と共演)
富士通FMV(木村拓哉と共演)
ネスレ日本「ネスカフェ・ゴールドブレンド」(唐沢寿明と共演)
東京海上日動あんしん生命保険「あんしん生命」セエメエ始まる篇 あんしんセエメエ役
Panasonic「エコナビ」
日本中央競馬会「WIN5」
日本コカ・コーラ株式会社「日本の烏龍茶 つむぎ」
カンロ「ピュレグミ」(2016年)
・その他
朗読劇 LOVE LETTERS(2008年は八木亜希子と、2012年は神野三鈴と共演) - アンディ 役
DVD 私という他人(2013年 声の出演)
■主なレギュラー番組・連載
・ラジオ
MAKING SENSE(2005年 - 2014年3月、J-WAVE、月 - 金23:45 - 24:00) - 清水ミチコと共演。
・エッセイ
三谷幸喜のありふれた生活(2000年 - 連載中、朝日新聞)
■受賞歴
※年の記載は賞の対象年。
第46回(1991年度)毎日映画コンクール 脚本賞(『12人の優しい日本人』)
第27回(1992年度)紀伊國屋演劇賞 団体賞(東京サンシャインボーイズに対して)
第71回(1997年度)キネマ旬報ベストテン 脚本賞(『ラヂオの時間』)
第21回(1997年度)日本アカデミー賞 最優秀脚本賞(『ラヂオの時間』)
第52回(1997年度)毎日映画コンクール 脚本賞(『ラヂオの時間』)
第3回(1999年度)鶴屋南北戯曲賞(『マトリョーシカ』)
第45回(2000年度)岸田國士戯曲賞(『オケピ!』)
第1回(2004年度)喜劇人大賞 大賞
第1回(2007年)日藝賞
第7回(2007年度)朝日舞台芸術賞 秋元松代賞(『コンフィダント・絆』『恐れを知らぬ川上音二郎一座』)
第58回(2007年度)芸術選奨(『コンフィダント・絆』)
GQ Men of the Year 2009
第46回(2011年度)紀伊國屋演劇賞 個人賞(『ろくでなし啄木』『国民の映画』『ベッジ・パードン』)
第37回(2011年度)菊田一夫演劇賞 大賞(『国民の映画』『ベッジ・パードン』『90ミニッツ』)
第33回(2012年度)松尾芸能賞 大賞
第37回(2013年度)日本アカデミー賞 優秀監督賞(『清須会議』)
紫綬褒章(2017年11月3日)
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 Text is available under GNU Free Documentation License.