<極端な親子観>「第1子長女は実母が嫌い」は本当?「上の子可愛くない症候群の犠牲者」との主張に…
2026.05.30 13:25
提供:ママスタ☆セレクト

親と子の関係はひとことでは言い表せないもの。「好き」「キライ」なんて単純な言葉だけでは説明がつかないことも多いでしょう。それぞれの単語の奥には、さまざまな感情が渦巻いている……。そのような親子関係についてある問いかけが寄せられました。
『実母がキライな人って、第1子長女が多くない?』
長女と実母の関係性についての問いかけ。この疑問に対し投稿者さんは「“上の子可愛くない症候群”の犠牲者だ」と話していました。人の心理を読み解く特徴的な兆候にはいろいろなものがあるようですね。ママたちの声を見ながら、投稿者さんの問いかけについて考えてみましょう。
「上の子可愛くない症候群」とは
「上の子可愛くない症候群」とは俗に、第2子以降の出産を機に、上の子が可愛いと思えなくなってしまう状態のことなのだそう。医学用語や病気として認められているものではなく、さまざまな要因が引き起こす「心の状態」を指す俗称のようです。単純に相性の問題だけでなく、産後の子育ての大変さも、心に影響してしまうのでしょうか。愛せない親も、愛されない子どもも、悲しくて言葉を失いますね。どうやら投稿者さんは、親の「上の子可愛くない症候群」の影響で、長女の方も実母をキライになりやすいと考えているようです。
実際に実母がキライな長女の話
『私は長女で弟が1人いる。母親とは不仲で疎遠にしているよ。“上の子可愛くない症候群”とかどうでもいいけど、とにかくキライだし関わりたくもないので電話も着拒にしている。知り合いのお婆さんくらいにしか思っていない』
『三姉妹長女。去年から親とほぼ絶縁している。毒親でいつもけなされてきたから、自己肯定感が育たないで大人になった。鬱からはじまり、気分変調症になった。もう10年くらい精神科のお世話になっているけど、親とほぼ絶縁してからメンタルの調子がいい。だからもう死んでも会わないつもり』
何人かが、重い記憶の扉を開き、これまで経験した実母との関係性について聞かせてくれました。なかには過去を振り返るだけで動悸がすると話す人もいて、幼い頃から受け続けた心の傷を癒すことの難しさを実感させられます。親と子、絶縁しようとしても関わらないようにしても、どこかでつながりが断ち切れず、ずっと心のなかにとどまってしまうのですよね。ただ、「長女だから」という理由で実母をキライになったわけではないようで、「上の子可愛くない症候群」とはまた別次元の問題ではと考えさせられます。
「長男教」との合わせ技?
『私は第二子長女。両親ともに長男教だから、私の扱いは子どもの頃から雑だった』
『投稿者さんの“実母がキライな人って、第1子長女が多い”ってさ、そうかもしれないなあと思うよ。長子は子育ての実験台になりやすいし、男だと長男教みたいなこともあるけど、長女はそれがないしね』
「上の子可愛くない症候群」に続き登場したのは「長男教」。こちらも公的に認められている医学用語ではなく、ネットやSNSで話題になったワードです。「長男教」とは一言でいうと、長男至上主義の子育てをする家庭といったところでしょうか。そういった家庭には男女差別やきょうだい格差も発生するようで、女きょうだいはツライ状況を強いられたり、放置されたりするなどで寂しさを感じるケースも珍しくないようです。
ただ「長男教」の影響は、長女だけではなく他のきょうだいにもありそうです。「長女が実母を嫌う」ではなく、「長男以外の子どもたちが実母を嫌う」ケースもあるのかもしれません。
親と子、相性の問題?
『私は上の子だけど、別に実母のことをキライではないよ。普通の親子って感じ。逆に妹のほうが折り合いが悪かった気はするな。お互いキライじゃなくて合わないみたいな。親子とはいえ相性ってあるよね』
『生まれ順とは関係ないのでは? 単なる相性の問題だよ。気持ちだけはね、嬉しいけどそれじゃない・そこじゃないっていう。どうにもならない相性の不一致』
ママたちの声を見ていると、投稿者さんが提示した“実母がキライな人には第1子長女が多い”といったカテゴリーに当てはまる声よりも、他のカテゴリーのママたちの声のほうが目立っている状態でした。このような声から見えてくるのは、カテゴリーよりも親子の相性が関係性を左右するのかもしれないこと。親と子、たとえ血がつながっていても他人ですから合う・合わないもあるでしょう。
『私は母との距離感が丁度いいと感じていたけど、妹はそうじゃなかったみたい。潜在的に合わないと感じている分、母は妹を気にかけていたけどね。それでも結局噛み合わない。どこかで割り切らないとしんどくなるかもね』
潜在的に合わない。これは他人同士に限らず親子でも起こり得ることですよね。だからこそ歩み寄ろうとするのに、空回る・噛み合わない。誰よりも近い距離の関係性だからこそ、努力するのにどうしようもないのは、少しさみしくも感じますね。
親子の関係性はカテゴリーだけでは決まらない
投稿者さんの投げかけた問いかけに対し、“第1子長女”というカテゴリーでは決まらないという結論が出た今回のトークテーマ。他人だけでなく親子も含め、人間関係とは複雑で難解極まりないもの。だからこそ、カテゴリーだけで決めつけたり考えたりするのではなく、広い目で見て物事を把握・理解・考えるようにしたいですね。そして自分が親の立場になったとき、どうするか、何ができるかもあわせて考え続けたいものです。
文・櫻宮ヨウ 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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