<噛むって大事!>気づくと口が開いている「お口ぽかん」。原因と対策は? 第1回
2026.01.13 11:00
提供:ママスタ☆セレクト

子どもの様子を見ていると、気づいたら口がぽかんと開いている状態になっていることがあるかもしれません。いわゆる「お口ぽかん」の状態です。これをそのままにしておくと子どもの歯並びや歯周病、感染症などのきっかけになる場合もあります。親として、何か対策をしたいもの。そこで、株式会社ロッテ 中央研究所 噛むこと研究部の菅野範さんに子どもの「お口ぽかん」の原因や対応策などをうかがいました。
子どもの「お口ぽかん」はどうして起きる?
――子どもが口を開けてしまう「お口ぽかん」は、どのような状態を指すのでしょうか?
菅野範さん(以下、菅野さん):「お口ぽかん」は口唇閉鎖不全症のことです。これは日常的に口が開いたままになってしまうことで、いろいろな不調を引き起こしてしまいます。お子さんだけではなく、成人や高齢者など全世代で起こりえる症状です。
「お口ぽかん」は、舌や口周りの筋肉が弱いことが原因となります。お子さんの場合は、口を閉じるための「口輪筋」を中心とした口周りの筋肉や「舌筋」が成長していないこともあります。これらの力が弱いのは、やわらかいものを好んで食べていたり、よく噛まずに飲み込んだりしてしまうためと考えられます。また、アレルギーなどによる鼻詰まりや上顎が狭くて鼻が発達していないために、鼻呼吸がしづらく感じることもあるでしょう。そうすると、どうしても口呼吸になるので「お口ぽかん」につながっていきます。
――「お口ぽかん」が続くと、どのような影響が出てきますか?
菅野さん:幼少期のお子さんでは、歯並びが悪くなる可能性があります。口が開いていると唇の口唇圧(内側へ押す力)が働かなくなり、出っ歯の原因となりえます。また、口を閉じた状態では舌は上顎についているのが正しいのですが、口が開いてしまうと舌は上顎にはついていません。そうすると上の歯を舌が内側から押す力が働かなくなり、歯並びが悪くなる恐れがあるのです。唇や舌が歯を押す力は決して強くはありませんが、積み重なることで影響は大きくなってしまいます。
他にも「お口ぽかん」の影響として、発音への影響や口の中が乾燥することによるむし歯や歯周病リスク、感染症への感染リスクが高まることも挙げられます。
「お口ぽかん」は改善できる
――「お口ぽかん」を改善するには何をすればいいのでしょうか?
菅野さん:舌筋や口輪筋を鍛えるためのトレーニングを取り入れるとよいですね。たとえば前歯と唇の間に紐をつけたボタンを入れて、紐を引っ張ってボタンが飛び出さないようにするトレーニングがあります。このトレーニングでは唇に力が入るので、口輪筋を鍛えられます。他にも木ベラやストローなどを横にして唇に挟み、それを維持させると唇と閉じる練習になります。シャボン玉や口笛も、トレーニングになります。
――他にも方法はありますか?
菅野さん:フーセンガムを噛むことは口周りのいろいろな部分のトレーニングにつながります。フーセンを作るにはまず、ガムを噛むことで噛む筋肉を使い、次に舌を器用に動かしてガムを丸くして、舌の上で薄く伸ばします。このときにガムを舌の力でつぶすことになるので、舌の筋肉を使います。そしてガムの真ん中に舌を入れた後、舌をガムから抜いて唇をすぼめながら息を吹き込むので、口輪筋を使います。
個人差はありますが、このトレーニングを1回5分、2回行うことで改善が期待できる結果が出ています。その研究では4歳〜8歳のお子さんを対象に行っていますので、小さいお子さんでもフーセンガムトレーニングは可能です。万が一飲み込んでしまっても、ガムは消化されずにそのまま排泄されます。ただ喉につまるのが気になるようであれば、フーセンガムではない方法でトレーニングをしていただくのがよろしいかと思います。
――「お口ぽかん」を治すためには、早くトレーニングを始める方がよいのでしょうか?
菅野さん:成長過程にあるお子さんの「お口ぽかん」は、できるだけ早い段階で気づき、トレーニングを取り入れることで、習慣化してしまうことも防げますので、早く始めた方がいいかと思います。でも楽しくないと続けられないでしょうから、お子さんがすすんで行えるようなトレーニングを選ぶとよさそうです。
編集後記
子どもの「お口ぽかん」の原因は、舌や口周りの筋肉が弱いこと。普段あまり意識しない筋肉かもしれませんが、成長過程にある子どもの場合にはトレーニングをしておくことで「お口ぽかん」を防ぐことができそうです。またすでに「お口ぽかん」をしてしまう子どもでも諦める必要はありません。毎日少しずつトレーニングをすることで改善できそうです。この記事で紹介したフーセンガムを取り入れたトレーニングもありますが、最初はなかなか膨らませられないかもしれません。もし親自身も教えるのが難しいとなれば、ロッテの動画を参考にするのもよさそうです。
参考:株式会社ロッテ|噛むこと研究室|噛んで健康に。噛むことインタビューNo.35|子どもの「お口ぽかん」対策には、楽しく続けられる口遊びが効果的!?
参考:YouTube|ロッテ【LOTTE】企業情報公式チャンネル|「フーセンガムのふくらませ方」篇
※取材は2025年10月に行いました。記事の内容は取材時点のものです。
取材、文・川崎さちえ 編集・ここのえ イラスト・べるこ
関連記事
-
【PR】次のトレンドグルメは?「FOODEX JAPAN 2019」受賞ノミネート66製品<全ラインナップ一覧>一般社団法人 日本能率協会 -
【PR】林田香織が語る「働き方改革」の理想とは 時短テクニックで仕事&育児を効率化<インタビュー>森永製菓 -
【PR】美人インスタグラマーの子育て論 結婚後もキレイな秘密とは亀田製菓株式会社 -
【PR】こんな家族に憧れる!お手本にしたい人気ママの“習慣”とはアイロボットジャパン合同会社 -
【PR】仕事や家事、多忙なときどうしてる?いつも笑顔の女性のリセット習慣とは江崎グリコ株式会社 -
【PR】“みみまで美味しい”食パンでご褒美朝食 明日食べたくなるアレンジレシピも公開[PR]提供元:第一屋製パン株式会社
「ママ」カテゴリーの最新記事
-
ママたちがもっとも読んだ「4コマまんが記事」トップ8!1位は49歳【2025年12月ランキング】ママスタ☆セレクト -
<義弟は金髪チャラ男!?>娘が発した「大好き~」に夫が超絶ショック…プライド粉々【第2話まんが】ママスタ☆セレクト -
<インフル犯人探し>クラスで最初に感染症にかかった子を知りたがる親がいる…特定してどうするの?ママスタ☆セレクト -
<捨てる派?洗う派?>ショック!頑張ったのに…私だけ蚊帳の外!?【第5話まんが:チヒロの気持ち】ママスタ☆セレクト -
【本音レビュー】3COINSの「電動爪切り」を試したら子どもが爪ケアにハマった!深爪も怖くない?ママスタ☆セレクト -
<義実家への帰省、やめます!>絶縁したのに?3年ぶりの電話「いつ来るの?」アゼン【第3話まんが】ママスタ☆セレクト -
【義母「高卒長男ヨメ!法事来い」】一応、出産報告する…が、義実家は拒否!<第9話>#4コマ母道場ママスタ☆セレクト -
<思春期だけど>息子が中学生になっても高校生になっても可愛すぎる!娘とは関係に悩むんだけど…ママスタ☆セレクト -
<サイテーな友だち>「ホントに恥ずかしい」友だちの謝罪。…私も!【第8話まんが:ホノカの気持ち】ママスタ☆セレクト