

【ユニクロ×保育士てぃ先生】子どもの非認知能力はどう伸ばす? “自分で決める力”の育て方
2025.09.28 11:00
提供:ママスタ☆セレクト

子どもの未来を伸ばす力として注目される「非認知能力」。学力では測れない、自分で考え、行動し、表現する力や自己肯定感は、幼少期からの経験で育まれます。
今回は現役保育士のてぃ先生に、東京・ユニクロ 五反田TOC店で開催された「はじめてのコーディネート体験(MY FIRST OUTFIT)」に参加した感想や、家庭で実践できる“子どもの自分で決める力”の育て方を伺いました。
服選びは“自分で決める力”の第一歩
──ユニクロが展開する「はじめてのコーディネート体験(MY FIRST OUTFIT)」は、子どもがひとりで服を選び、着て表現する体験を通して非認知能力を育む“服育”サービスです。「非認知能力」とは、具体的にはどのような力を指すのでしょうか?

とくにこれからますますAIやロボットが活躍していく社会で、人間に必要とされる力はなんだろう? と考えたとき、「非認知能力」「生きる力」じゃないかなと考えています。
── 子どもたち自身が「服を選ぶ」という行動でも、子どもの成長や非認知能力の育成につながるのでしょうか?

洋服に限らず、習い事も同じ。子ども自身がやりたいものよりも、親が決めた英会話やプールに通わせることもあるかと思います。うまくハマる子がいる一方で、子どもによっては「やらされている」と感じてしまい、モチベーションが下がってしまうことも。これは勉強でも習い事でも同じことが言えます。
──なるほど。 確かに子どものためにと、つい口を出したくなるママも多いと思います。

服選びは“自分で決める力”の第一歩
── てぃ先生が保育園でお着替えをサポートするときも、子どもたちに選ばせることは意識しているのでしょうか?
てぃ先生:はい。保育園では服のストックが2〜3着あるので、「これとこれ、どっちにする?」という選択から始まるんですよ。育児本や情報サイトなどで「子どもに選ばせる」という考え方を目にすることは多いと思います。ただ、つい難しく考えすぎて「ちゃんとやらなきゃ!」と一気に頑張ってしまいがち。
でも本当は、日常の小さな場面で「自分で選ぶ経験」を積ませるだけでも十分です。そんな小さな積み重ねが、子どもの自信や成長につながっていくのだと思います。
「選ぶ習慣」は家庭の小さな場面から
── 家庭で「自分で決める力」を伸ばすには、どんな工夫ができますか?
てぃ先生:食事の場面は取り入れやすいです。
たとえばご飯の量も親が勝手に決めて盛るのではなく、子どもに「自分でよそわせる」といいですね。自分で決めた量なら食べやすいし、食べ残しも減りますよ。
一方で、親が決めた量を出して「残したら叱る」というのは理不尽になりやすいため、日常の中で「自分で決める場面」を小さくつくることが大切です。
── 男女差で、男の子はなかなか選ばないこともありますが、どうしたらいいでしょう?

パパが服選びを楽しむ姿を見せれば、自然に興味を持つ子も増えます。「親を見て育つ」というのは本当に大きいです。
親ができる一番大切なことは“待つこと”
── 今日のイベントで印象に残ったお子さんの行動はありましたか?
てぃ先生:本当に個性が出ていました。
事前に「これがいい」と決めていた子もいれば、双子コーデで偶然おそろいを選んだ子もいました。最後まで選んでいた子は、目についた服を次々とカゴに入れていました。本当に個性豊かだなと感じます。“自分で決める”という行動ひとつにも、それぞれの価値があるんですよね。
──スタッフではなく親が買い物につき合う側だったら、「そんなにたくさん持ってきたら、あとで棚に戻すのが大変だからやめて」と言ってしまいそうです(笑)
てぃ先生:イベントだからこそ、子どもたちは自由に挑戦できる部分もありますよね。こうした機会をうまく利用すれば、普段の“制限”から解放されて、新しい体験や発見につながります。ぜひこうした場を上手に活用してほしいです。
── 最後に、親が子どもの選択を見守るときに重要なポイントを教えてください

だからこそ、無理をしないことが大切。親に余裕がないときに毎回やらせようとしなくて大丈夫です。「今日は時間も気持ちも余裕がある」というときに、じっくり選ぶ体験を取り入れることがポイント。
全部を毎回選ばせるのではなく、お互いにとって余裕があるタイミングで取り入れると、子どもも親もお互いに良い経験に繋がっていくと思います。
(編集後記)
ママスタ編集部親子が参加したユニクロの「はじめてのコーディネート体験(MY FIRST OUTFIT)」。保育士てぃ先生がいうように、服選びを通して子どもの非認知能力を育むきっかけになるなど、親にとっても「待つことの大切さ」や、「小さな選択を重ねる意味」に気づける貴重な体験となりました。
取材、文・長瀬由利子 編集、撮影・編集部
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