

<無駄遣い?>子どもの欲しいものが高額。カメラはいいけれどゲームやカードゲームは許せない!
2025.08.28 19:25
提供:ママスタ☆セレクト

子どもが大きくなるにつれ、欲しいものの値段が上がっていく場合が多いでしょう。ゲーム機やカードゲームなどで数万円になることも……。「子どもが欲しがる高額なゲームやカードゲーム、本当に買っていいのか?」このような悩みが、小学生と中学生のふたりのお子さんを持つママから寄せられました。
『少し前に中学生の子どもにお小遣いと貯めていたお年玉からお金を出して5、6万円のデジカメを買うことを許しました。下の子はゲームやカードゲームをしょっちゅう欲しがります。今回は新型ゲーム機と5万円のカードゲームの福袋を買いたいと言っています。ゲームやカードに何万円も出すのは簡単に許可できません』
旦那さんから「なぜデジカメはよくて、ゲームやカードゲームは買ってはいけないのか、下の子が納得できるように説明して」と言われたとのこと。家庭によって価値観や経済状況は違うので何を「許可するか」「制限するか」は、その家庭で決めていくしかありません。とはいえ、悩むママは多いはず。今回はこの問題について一緒に考えてみましょう。
金額ではなく「モノの質」が違う
「感覚的に投稿者さんの気持ちが分かる」というママは少なくないようです。
『うちも9万円のロードバイクを買った。命を預けるものだし、安いものでは逆に危ない。だからこの金額には納得した。デジカメも“初心者向け”としては妥当な価格帯。使い込めば写真という一生の趣味につながる可能性もある』
『上の子は趣味のためにお金を貯め、初心者向けのカメラを選んだ。それは“投資”に近い。下の子は今のブーム、欲望、コレクション欲による“浪費”に見える』
つまり、同じ「数万円」でもそのものがもたらす“価値”や“学び”、“持続性”が大事だとの考えているようです。
公平性ときょうだい間のバランス
家庭内できょうだいがいる場合、「公平さ」は大きなテーマになります。
『旦那さんが、子どもを通して自分も欲しいと思うものにホイホイお金を出しちゃうことを咎めたら?』
『自分のお年玉やお小遣いで買うならいいよと言えばいいだけ。旦那のお小遣いから下の子のおもちゃ代を出すのは中学生の子にとって不公平。だから今後はナシで』
実は投稿者さんの旦那さんもカードゲームが趣味のよう。なので下の子がカードゲームを欲しがるのに納得ができるのでしょう。親が買い与えるのか、お子さんの貯金を使うのか。ここは明確にしておく必要がありそうです。もしも下の子が自分でお金を貯めて買うなら、反対しすぎるのも問題。逆にパパの「趣味の延長」でお子さんに買い与えるのだとしたら、「子どものため」というより「自分が欲しいから」という目的になりかねません。
親の価値観の押しつけになってはいないか?
今回の投稿では、ママとして「カメラは許せるけれど、ゲームやカードゲームは許せない」という気持ちが語られています。でもそれを明確な言葉で説明するのが難しいようでした。これに対し、いくつか厳しめの意見もありました。
『子どもが今まで貯めたお金を使うなら、親が口出しすべきではないかな。投稿者さんにとって価値がないものでも、お子さんにとっては価値のあるものなのでしょう』
『親の価値観で“これは高尚、あれはくだらない”って決めつけてるのは公平ではない』
つまり、お金の出どころがお子さん本人であれば、使い方はお子さん自身に任せてもいいのでは? ということですね。たしかに「いい趣味」「悪い趣味」と親の価値観で線引きするのは一方的とも言えます。下の子が欲しい新型ゲーム機とカードゲームを買おうとしているお金の出どころは、上の子と同じく貯めたお小遣い。自分のお金で欲しいものを買うという点は同じです。
『子どもの趣味が他人に自慢できたり、自分が好きだったりするものならOKをするのでしょう?』
耳の痛い指摘ではありますが、価値観の違いでものの優劣を決めるのは難しい問題ですよね。
“お金の使い方”を教えるチャンス
このようなやり取りを通して「子どもの金銭感覚を育てる機会」にするべきという意見もありました。こうした線引きを親子で一緒に考えることこそ、「お金の勉強」になるのです。
『まともな金銭感覚つけてあげないと将来子どもが苦労するよ』
『子どもが無駄遣いとかせず、計画的にお金を使うように練習するのがお小遣いなのでは? 無駄遣いだと思うものは理由を説明した上で忠告はするけれど、それでもと言うなら禁止はしない』
「もし失敗しても、それは“お勉強代”としての意味がある」という考え方もあります。お金に限らず、自由には責任が伴います。親が“完全に管理”するのではなく、“支援しながら見守る”という方向に変えていくのも、お子さんが成長していくなかでは大切な過程です。
今回の問題に対する答えは1つではありません。ただ家庭のなかで大切なのは「公平さ」と「納得感」です。きょうだいでのルールが違うと、不満が生まれます。また親の価値観だけで決めると、反発される可能性も。だからといって何でも自由にさせていいわけでもありません。このバランスをとるには、まず夫婦間でお金の使い方や教育方針を話し合い、その上でお子さんにも年齢に応じた説明をしていく必要があります。
下の子が欲しいと思うものは、一時的なブームで終わるかもしれません。しかし自分でお金を貯め、計画して買うならそれは1つの経験です。「これは無駄」「こっちは価値がある」ではなく「なぜ欲しいのか」「どう使いたいのか」「今後どうなると思うか」を親子で話し合うことこそが、何よりの教育なのかもしれません。
文・岡さきの 編集・あいぼん イラスト・わたなべこ
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