＜40代、劣等感アリ＞運転免許を持っていないことが恥ずかしい。今さらでも取得するほうがいい？

みなさんは車の運転免許はおもちですか？　お住まいの生活圏によっては、車が必須のエリアもあるでしょうし、逆に車がなくてもまったく問題がないエリアもあるでしょう。今回寄せられたのは後者のパターンです。運転免許がなくてもとくに問題なく生活してこられたけれど、やはり取得しておいたほうがいいのかと突然悩みはじめたママからの問いかけでした。
『車の免許を取らず、44年がすぎようとしています。現在は駅から徒歩2分のマンションに住んでいて、運転免許の必要性はとくにありません。運転免許をもっている家族に車を出してもらうことがある程度です。でも子どもが運転免許をもっているのに、大人の私がもっていないことになんだか恥ずかしさを感じます。いまさらだけど運転免許を取得したほうがいいのでしょうか』
今までとくに不便を感じなかったからか、運転免許を取得していなかった投稿者さん。しかし、わが子が車の運転免許を取得したことで突然、自分が運転免許を取得していないことが恥ずかしく感じたのだそうです。今からでも取得したほうがいいかどうか迷っている投稿者さんに、ママたちはどのような反応を見せるのでしょう。

大人になってからの免許取得、どう思う？

運転免許を取得するかどうかに悩む投稿者さん。具体的な年齢が明記されていなかったので、ママたちは彼女を40代～60代と仮定してコメントを寄せてくれていました。ママたちから寄せられたコメントをさまざまな角度から見てみましょう。
取得したいなら迷わず行動あるのみ
ママたちから寄せられた声は、賛成・反対ではなく、投稿者さん自身の気持ちに寄り添う声が目立っていました。そのなかでまず注目したいのは、迷うなら行動あるのみと背中を押すような言葉です。
『免許がなくても不自由していないなら、ムリに取らなくてもいいとは思う。でもほしいなら取りに行けばいいかな。順調に進めば1カ月くらいで取れるよ』
『悩むぐらいなら取りに行ったら？　諦めたら後悔し続けるかも』
運転免許がなくても生活に問題はない。それでも免許がほしいと思った投稿者さんの気持ちをママたちは大切にしたいのかもしれません。年齢を重ねるにつれ、やりたいことが見つからなかったり、新しいことにチャレンジすることに抵抗を感じたりすること、ありますよね。そのようななか、見つかった“運転免許取得”という新たなチャレンジ。40代以上ともなると「いまさらかな……」と迷うお気持ちもわかりますが、年齢だけで諦めてしまったら後悔するかもしれませんよね。運転免許を取得することで起こるさまざまなことが生活にハリを与え、毎日が楽しくなる可能性もあります。そう考えると、「挑戦できるならやってみればいいよ！」と背中を押したくなるママたちの気持ちも理解できそうです。
必要になる可能性があれば取得もあり
『親の介護で必要になりそうとかなら、思い切って免許を取ってもいいのかなとは思う』
『知り合いのおばあちゃんは、親の介護のために50歳をすぎてから免許取得したって話していた』
駅チカに住まいを構えていても、買い物や気分転換の外出などで車移動ができればいいなあと思うことはきっとあるでしょう。ママの声で目立っていた、親の介護などで車が必要になるケースもありますので、今は運転免許が必要なくても早いうちに取得しておいてもいいのかもしれません。ただし運転免許の取得にはそれなりの費用が発生します。また、取得までの道のりにかかる時間や労力も予想以上になる可能性もあります。このあたりをしっかりと確認してから、取得するかどうかの最終判断をしてもいいのかもしれませんね。
必要がないなら取得しなくていい
『運転免許がなくても困ったことがないから私ももっていないけど、いまさら取る気はないかな。今から取得して運転するとなると、逆に危ないかもと思ってしまう。年齢的に判断力とか視力とかが低下しているだろうし』
『運転する機会がない生活なら、今から取ってもペーパードライバーにならないかな。それはお金がもったいないと思ってしまう』
投稿者さんは、自分が運転免許を取得していないことに恥ずかしさを感じたため行動するかどうかを相談していました。これが恥ずかしいと感じたことをきっかけに、挑戦してみようかな……と前向きになったのなら別ですが、恥ずかしいという理由だけで運転免許を取得するのはもったいない気もしますね。取得にはそれなりの費用と時間・労力がかかるので、必要がないのであればムリをしない選択もありではないでしょうか。免許取得に使うお金や時間・労力を、他にやりたいことに使うほうが建設的と考えるママの声も目立っていました。

免許取得について家族に相談してみよう

現在のライフスタイルで車の運転はマストではない投稿者さん。しかし挑戦してみたいと思うことは、何歳になってもステキなことですよね。免許取得に対する熱い意欲があるのであれば、挑戦してもいいのではとママたちは話していました。しかし必要がないのであれば、ムリをする必要もないという声も同じぐらい寄せられていたのです。実際、必要がないので免許を取得していないという声もそれなりに寄せられていましたので。

どうしても決めきれないのであれば、一度ご家族に話を持ちかけてみてはいかがでしょう。賛成されるか反対されるかはわかりませんが、家族の反応をもとに、自分の気持ちを再認識できる可能性も出てきます。まずは家族に相談して意見を求め、その結果をふまえて自分がどうしたいのかを考えてみても遅くはないと思います。ママたちの声を参考にしながら家族にプレゼンしてみてもいいですね。もしかすると新たな楽しい未来の扉が開くかもしれませんよ。

文・櫻宮ヨウ　編集・荻野実紀子　イラスト・神谷もち