アン・ボヒョン/Netflixオリジナルシリーズ『梨泰院クラス』独占配信中

「梨泰院クラス」“圧倒的悪役”チャン・グンウォン役のアン・ボヒョン、ボクサーから俳優転身でブレイク 共演したい日本俳優を明かす<インタビュー>

2020.06.12 19:00

今春日本でも爆発的人気となった韓国ドラマ「梨泰院クラス」(Netflix独占配信中)にて、圧倒的オーラの“悪役”チャン・グンウォン役を熱演した俳優アン・ボヒョン。モデルプレスでは、12日に日本公式ファンクラブをプレオープンした彼にインタビューした。


アン・ボヒョン「梨泰院クラス」“悪役”で注目集める

「梨泰院クラス」では、自身初の悪役となるグンウォンを演じたボヒョン。グンウォンは、パク・ソジュン演じる主人公パク・セロイの仇である財閥“長家”の御曹司。学生時代の事件を発端に、セロイの宿敵となる役柄で、ボヒョンの背筋が凍るようなヒール演技はたびたびSNS上で話題となったほど。悪役ながらも、不器用に生きるキャラクターで存在感を放った。

アン・ボヒョン(提供写真)
アン・ボヒョン(提供写真)
「梨泰院クラス」で一躍話題を集めたことをきっかけに、韓国でもバラエティ番組で注目の的に。グンウォンを演じていたとは思えないほど、チャーミングで優しい人柄で“ギャップ萌え”するファンが急増している。バラエティ番組で明かしたエピソードによれば、「梨泰院クラス」主演のソジュンとは同い年で、撮影後も会うほどの仲になったのだとか。

ボヒョンはボクサーからモデルを経て俳優に転身。日本でも人気を博したドラマ「太陽の末裔」をはじめ、「彼女の私生活」などに出演し、役者としてのキャリアを積み上げてきた。「梨泰院クラス」でのブレイクでいま韓国で最も勢いのある俳優として注目を集めており、日本でも目が離せない存在となりそうだ。

アン・ボヒョン、悪役演じた本音・反響は?

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―「梨泰院クラス」は日本でも大人気です。日本での反響をどのように受け止めていますか?

ボヒョン:日本でも「梨泰院クラス」がたくさん愛されていると聞きました。本当にありがとうございます。コロナ19(新型コロナウイルス)によって日常が変わってしまったこの頃、「梨泰院クラス」が皆さんに喜びと慰めになってくれたならば、本当によかったと思います。

― チャン・グンウォン役で一躍注目を浴びていますが、“嫌われる役”を演じた本音は?

ボヒョン:単純に嫌われる悪役ではなく、様々な形で理解することができる悪役の姿を見せたかったです。答えがない万病のもとではありますが、最終的には、父に認められる後継者でありたいという心も逃さずに表現したかったのですが、鶏の首を絞めながら覚醒するシーン、記者会見場の前で父と目線を交わす場面などは、特にチャン・グンウォンをよく表現するシーンだと思いますので、その部分も逃さず見守ってください。

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― 「第56回百想芸術大賞」では新人賞の最終候補者にノミネートされるなど「梨泰院クラス」での熱演が高く評価されています。本作の反響はどれくらい大きかったですか?この作品を通して仕事や生活面で変化はありましたか?

ボヒョン:コロナ19の影響により直接感じられる部分はまだないですが、SNSを介して多くの方々が応援してくださり、関心を示してくださっていたので、撮影をしながらも、そして撮影が終わった今でも感謝しながら過ごしています。

「梨泰院クラス」を通して多くの方々に僕を知らせることができ、興味をもっていただけて、その感謝の気持ちを忘れず、初心を忘れずに頑張っていこうという考えがもっと強くなりました。次の作品である「カイロス」でもまた「梨泰院クラス」のチャン・グンウォンのように素敵な演技をお見せできるように頑張ります。

― 悪役を演じたことで周囲から誤解されるなど、イメージへの影響はありましたか?

ボヒョン:特になかったと思います。むしろ、ジムでいつも一緒に運動をしている方かいらっしゃるのですが、親指を立ててくれたので、嬉しかったです。

「梨泰院クラス」撮影で“スタッフが凍りついた”エピソード

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― 「梨泰院クラス」の撮影現場での印象的なエピソードがあれば教えてください。

ボヒョン:最後の撮影が一番記憶に残っています。僕が車で突進するシーンだったのですが、深夜だったため、外は真っ暗で、車の前はライトとカメラが設置されており、見えるのは一つもなく、自分の感だけで車を止めなければならなかったんです。

緊張もしましたが、ラストシーンの撮影であるだけに、最後まで集中して演技した後に車をぴったり止めました。そうしたら隣に乗っていたスタッフが驚いていて、降りてみるとスタッフの皆さんがビックリして凍りついていました。僕がカメラなどの機器とスタッフ達から2m前で急停車をしていたんです。大変になるところだったですが、その分、良いシーンが出来上がって、最も記憶に残っています。

アン・ボヒョン、俳優になったきっかけ・共演したい日本の俳優は?

― ボクシング選手から俳優になったそうですが、なぜ俳優になろうと思ったのですか?

ボヒョン:ブラウン管を通して見られる僕の姿が気になって、見たかったのが一番大きい理由だったと思います。

― 日本の俳優で共演してみたい人はいますか?

ボヒョン:松重豊さん、石原さとみさんです。松重豊さんはドラマ「孤独なグルメ」を観て知りましたが、味を表現する演技もとても素敵で、ついていってグルメツアーをしてみたいくらいです。そして、石原さとみさんは笑顔がとても美しくて記憶に残る役者さんです。機会があれば一緒に作品に出演してみたいですね。

― 日本の映画やドラマで気に入っている作品はありますか?

ボヒョン:アニメが好きで映画「君の名は。」、「ハウルの動く城」が好きです。そして映画「いま、会いに行きます」も印象的でしたし、ホラー映画が好きで「呪怨」も記憶に残りますね。

アン・ボヒョンから日本ファンへメッセージ

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― これまで日本での思い出はありますか?

ボヒョン:日本には3回程度行ったと思います。よしもとばななさん原作の映画「デッドエンドの思い出」の撮影のため名古屋に行ったことがありますし、旅行でも行きましたが、日程がタイトで思い出を作れなくて残念でした。機会があれば、日本の多くの場所を旅してみたいです。

― 今後日本でやってみたいことや、行ってみたい場所があれば教えて下さい。

ボヒョン:雪がたくさん降る札幌の冬を経験してみたいです。そして、様々な日本の食べ物も食べてみたいです。

― 日本のファンにメッセージをお願いします。

ボヒョン:日本にいらっしゃる多くの方々が、僕が出演した「彼女の私生活」、「梨泰院クラス」を見ていただき、愛していただいているとお聞きしました。本当にありがとうございます。新ドラマ「カイロス」でも良い姿をお見せできるように頑張りますので「カイロス」もたくさんの愛と関心をお願いいたします。

そして、コロナ19が早く収束することを願って、僕達が会う日だけを楽しみに待ちます。あいしてる。

― ありがとうございました。

次世代韓流スターとして、今後どんな姿を見せてくれるのか期待が高まるボヒョン。日本公式ファンクラブのプレオープンを記念し、12日にはニコニコ生放送にも初登場。自身初となるオンライン特番で、日本ファンとリアルタイムでの交流を果たす。(modelpress編集部)

アン・ボヒョン(AHN BO HYUN)プロフィール

1988年5月16日生まれ
身長:187cm
Instagram:@bohyunahn

2016年 MBC 「最高の恋人」でドラマデビュー。同じく2016 年に公開された映画『ヒヤ』ではINFINITE出身のホヤと兄弟役を熱演し、話題を集めた。

2020年1月に韓国JTBCで放送されたドラマ 「梨泰院クラス」では自身初の悪役に挑戦。憎まれ役を一身に受けながらも、バラエティなどで見せる優しい姿でギャップが魅力的という声も。

187cmという長身、スラリとした理想の体型を活かし、韓国では数々のCMにも抜擢されている。さらに、新作ドラマ「カイロス」への出演も決まり、今もっとも勢いのある俳優として注目を集めている。

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