名前に“希望”を刻むBTS・J-HOPE、グループの“支柱”としての存在の意味
2020.02.18 13:16
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2月18日はBTSのJ-HOPEの誕生日。名前に“HOPE=希望”が刻まれた彼がチームで果たす役割について考察する。
チョン・ホソクが「J-HOPE」になるまで
J-HOPE、本名チョン・ホソクは、1994年生まれの満26歳。ソン・ガンホ主演映画「タクシー運転手」でもおなじみ、歴史的な民主化運動「光州事件」の舞台としても知られる光州出身だ。J-HOPEと言えばダンス。7人の中でも一番のダンスの実力者というイメージが強く、振付師の片腕となってメンバーにダンスを教えている一面もある。ダンスパフォーマンスのスキル、完成度の高さで世界を驚かせたBTS。それもすべてJ-HOPEの存在のおかげと言っても過言ではないのだ。
子どものころから光州のダンススクールに所属し、彼の笑顔にぴったりな“スマイル・ホヤ”というダンサーネームでストリートダンスもしていたという。その実力はかなり有名で、彼の噂がソウルまで届くほどだったそう。実際に現在の所属事務所BigHitエンターテインメントがそのダンススクールに来た際、すぐにスカウトされオーディションを受けることになった。
現在はラッパーとして活躍し、ソロミックステープが米ビルボードチャートで名前があがるほどになったJ-HOPEだが、ダンサー出身のため音楽経験はほぼなかった。彼は事務所に所属してから、アンダーグラウンドのラッパー出身のRMやSUGAなど、ダンサーとしてではなく音楽家として同事務所に所属した練習生仲間たちに囲まれ実力をつけていくこととなる。今では彼独特のリズミカルで軽快なフロウのラップパートは、BTSの楽曲で欠かすことのできないものとなった。
BTSの“支柱”としてのJ-HOPE
さらにJ-HOPEは、その“ひととなり”でもBTS内で非常に大きな役割を果たしている。いつも明るい性格のJ-HOPEは名前の通り“希望”的存在となってチームの雰囲気をいつも盛り立てる。誰かがうまくいかず落ち込んでいるとき、テンションの低い時、疲れているとき、J-HOPEがその場で一声かけるだけでポジティブな雰囲気に変わる。いつも笑顔でテンションの高いJ-HOPEがいてこそ、BTSがうまく回る場面は多々あるのだ。例えば、言葉の通じない海外での仕事では、J-HOPEが身振り手振りでその場を盛り上げるからこそポジティブなイメージができ上がる。コミュニケーション能力に長ける彼は言語習得能力も高く、日本ではすっかり、日本語を駆使して盛り上げてくれるポジションとなっているようだ。
また、明るいキャラクターがメンバーの精神的支柱となっているだけでなく、生活面で彼の人間性がメンバーを支えている部分も大きい。例えば7人が共同生活を送るBTSの中でもJ-HOPEは最も綺麗好きで整理整頓が得意なようで、メンバーの部屋を片付けたり「部屋を綺麗にしなさい」と呼び掛けるいわゆる母親的な一面もある。
そのほか、メンバーの態度を見てちょっとした注意を促すのもJ-HOPEだし、海外を旅する企画で“お財布管理”を頼まれるのもJ-HOPEだ。メンバーたちをよく見て、自分以外の6人が“やりたいようにやれる”環境を作りだしてあげられるのもJ-HOPEだ。
リーダーのRMは秀才で、音楽家としても天才的な能力を持つ一方、すぐにものを失くしたり壊したりしてしまう天然な一面でも有名だ。そんなRMが絶大な信頼を置き、「僕じゃなければJ-HOPEにリーダーを任せる」と断言する存在、それがJ-HOPEであり、まさに彼はBTSの影の大黒柱なのである。
良い意味で皆どこか浮世離れし、時に青春時代の少年のように無邪気で、思い悩みながら進んでいくBTSのメンバーたちにとって、J-HOPEの存在は無くてはならないもの。ダンスやラップの面を鑑みても、彼がいなければBTSがここまで来ることは無かっただろう。
名前に“希望”を背負うということ
ファンに対してもいつも「僕は皆さんのHOPE(希望)」と呼びかける、“希望の象徴”であるJ-HOPEだが、彼が最初からこんなに明るい性格だったわけではかったという。昨年のデビュー日にYouTubeで公開された「防弾屋根裏」という動画では「J-HOPEという名前が僕を作ってくれたと思う。人格が変わり始めたと思う」と明かしたJ-HOPE。SUGAやRMも「J-HOPEが希望的な人間だとは思ってなかった」「昔は違った」と語っており、デビュー前は心配事や不安も多い性格だったようだ。
実はJ-HOPEは、デビュー前に一度、事務所を本気で辞めようとしたことがあるそうだ。グループのメンバーに選ばれないかもしれず、彼はデビューを諦めようとしたという。しかし、それを止めたのが現メンバのーのRMやJUNGKOOK。すぐに事務所に自分たちがどれだけ彼を必要としているかを伝え、説得したという。そのお陰もあり、J-HOPEはメンバーと共に再び夢を追うことを決めた。
そうして彼に与えられたJ-HOPEという名前は、彼をメンバーの“希望”にした。先日発表された、新アルバム『MAP OF THE SOUL : 7』(2月21日リリース)の先行リリース曲「Outro:EGO」で、J-HOPEはこう歌っている。「ふとよぎるJ-HOPEではないチョン・ホソクの人生。そこには希望なんてなく、死ぬまで後悔で溢れていただろう」。
同曲では「運命の選択 so we're here」と言う歌詞も登場し、まさに運命の選択によって彼は今J-HOPEとしてBTSの”希望”としての人生を歩んでいるわけだが、名前に希望を背負う代償も少なからずあるだろう。「防弾屋根裏」でも「僕が少し元気が無かったり疲れているだけで回りに大きな心配をかけるから、そういう負担は感じるみたいだ」と語っている。
そういった彼の負担を補うことができるのはまさに6人のメンバーとファンであるARMYであろう。21日にリリースされるファン待望の最新フルアルバム『MAP OF THE SOUL : 7』は、ユング心理学にも基づくまさに“心の地図”を深く探る作品となる予感だ。J-HOPEの名に刻まれた“HOPE”にも、ファンは改めて向き合うこととなるかもしれない。(modelpress編集部)
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