来日イベント「EXO Greeting Party in Japan “Hello!”」を開催したEXO

EXO、待望の日本初上陸 デビュー前“史上最大規模”10万人動員<イベントレポ/セットリスト>

2014.04.13 21:00

韓国の12人組男性アーティストグループ・EXO(エクソ)が4月11日・12日・13日の3日間、さいたまスーパーアリーナにて来日イベント「EXO Greeting Party in Japan “Hello!”」を開催し、全5公演で約10万人を動員した。

東方神起、SUPER JUNIORらが所属する韓国芸能事務所「SMエンターテインメント」から2012年4月に正式デビューを果たして以降、国内の音楽賞を総なめにし、1stフルアルバム「XOXO(Kiss&Hug)」で韓国音楽業界史上12年ぶりのミリオンセラーを達成するなど、数々の金字塔を打ち建てるEXO。待望の日本初上陸イベントは、日本デビュー前にして約10万人動員という海外アーティスト史上最大規模で開催。約50万件を超える応募総数が日本ファンの抱く期待の大きさを物語った。

【イベントレポート/12日夜公演】日本ファンと初めて過ごす濃密な時間

白いペンライトが揺れる超満員の会場。照明が落ち、オープニング映像が流れ出すと、割れんばかりの歓声が沸き起こった。太陽系外惑星を意味する「exoplanet」からモチーフを得た「EXO」というグループ名で、“未知の世界から来た新たなスター”を体現する彼ら。映像では、メンバー1人1人が持つ「火」や「光」「治癒」といった能力を描きながら、“惑星上陸”の瞬間が迫力のスケールで表現された。

12人の大所帯ならではのフォーメーションに注目
12人の大所帯ならではのフォーメーションに注目
正面ステージにメンバーが姿を現し、披露された1曲目は「Let Out The Beast」。T字に伸びた花道から12人が続々と登場し、華麗にフォーメーションを変化させながらクールなダンスパフォーマンスを繰り広げる。続く「History」「MAMA」は韓国で活動する「EXO-K」、中国で活動する「EXO-M」に分かれてのパフォーマンス。中国語と韓国語を織り交ぜて1曲が完成するのもEXOならではの魅力だ。

日本語での自己紹介もお手のもの

MCでは「日本で初めての単独イベントになりますが、こんなに応援してくれて本当にありがとうございます」(スホ)、「お待たせしました!じぇじぇじぇ!」(チェン)、「今本当にワクワクしています。今回をきっかけにもっと日本に来たいです」(カイ)とそれぞれあいさつ。12人個性あふれるメッセージと流暢な日本語にたびたびどよめきも起きた。

日本語での自己紹介もお手のもの
日本語での自己紹介もお手のもの
リーダーのスホは「緊張しすぎて、2日前からうまく眠れませんでした」と初々しくコメント。これまでグループで打ち建ててきた数々の記録に話が及ぶと、「大きな記録を達成できたのはファンのおかげです。2013年は本当にファンの皆さんのおかげで幸せな1年になりました」(チャンヨル)、「2014年は僕達EXOがみなさんを幸せにしてあげます」(ベクヒョン)と感謝を伝えた。

アカペラあり、プライベート写真披露ありのトークコーナー

今回、12人の魅力を紐解くために用意されたのが「クレーンゲームバトル」。勝者がカプセルの中の質問に答え、敗者が未公開写真を披露するというこの企画。タオvsセフンの末っ子対決では、勝利したセフンが「EXOで良かったことは?」という質問に「今この瞬間です。EXOでなかったら、皆さんとご一緒できていなかったと思います」と回答。ディオとの勝負に勝ったベクヒョンは、「アルバムでお気に入りの曲」に「Baby Don't Cry」をあげ、1コーラスをアカペラで披露してみせた。

EXO(左から)タオ、レイ、スホ、ディオ、チャンヨル、ルハン、カイ、ベクヒョン、シウミン、チェン、クリス、セフン
EXO(左から)タオ、レイ、スホ、ディオ、チャンヨル、ルハン、カイ、ベクヒョン、シウミン、チェン、クリス、セフン
チャンヨルは「今一番欲しいものは?」との問いに「特にないんですが…日本のファンの歓声が聞きたい。みんな叫べ~!」と呼びかけ、会場が揺れるほどの歓声に満足気。カイは新宿に遊びに行った時に撮影したというプライベート写真を披露し「ドン・キホーテでサングラスを買って記念写真を撮りました。とても気に入ってすぐに買ったんです。サングラスをかけていると誰も僕に気付きませんでした(笑)」と笑いを誘った。

再会を約束「もっと素敵なパフォーマンスで」

圧倒的な歌唱力が際立つバラード曲もEXOの持ち味。「Miracles In December」は、レイのピアノ伴奏にのせて、ベクヒョン、チェン、ディオ、ルハンの4人が歌唱。伸びのある高音を会場いっぱいに響かせた。終盤に差し掛かるにつれ「3.6.5」「Lucky」とポップなナンバーを連続で披露。花道に散らばった12人がお茶目な表情やしぐさを見せるたびに黄色い歓声が上がった。

そして、クライマックスを飾ったのはEXOを代表する「Wolf」「Growl」の2曲。恋に落ちた少年の心情を描く「Wolf」で、2万人の掛け声がぴったりと揃う。ド派手な花火の演出と共に会場のボルテージが最高潮を迎えると、ラストは中央の円形ステージで、12人揃っての「Growl」。大所帯ながら一体感のあるパフォーマンスに会場が酔いしれた。

12人で魅せる独特の世界観に酔いしれる
12人で魅せる独特の世界観に酔いしれる
最後のあいさつでは、スホが「皆さんのおかげで、楽しくて幸せな時間でした。次回はもっと素敵なパフォーマンスでお目にかかります。僕たちのカムバックと単独コンサートに期待してください」と再会を約束。ベクヒョンが「ファンの皆さんとEXOはWe are oneです!」と叫び、日本ファンと初めて過ごした濃密な2時間を締めくくった。(モデルプレス)

■「EXO Greeting Party in Japan “Hello!”」セットリスト
1. Let Out The Beast
2. History
3. MAMA
4. Miracles In December
5. Don't Go
6. 3.6.5
7. Lucky
8. Wolf
9. Growl

EXO
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