「恋は闇」に「あな番」「真犯人フラグ」キャスト登場?プロデューサーが明かす今後の展開&キーパーソン「かなりハード」【インタビュー後編】
2025.05.07 23:00
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俳優の志尊淳と女優の岸井ゆきのがW主演を務める日本テレビ系水曜ドラマ「恋は闇」(毎週水曜よる10時~)の第4話放送にあわせ、プロデューサーの鈴間広枝氏にモデルプレスらがインタビュー。後編では志尊と岸井の起用理由、撮影現場の雰囲気、そして5話以降でキーマンになる人物について聞いた。
志尊淳&岸井ゆきのW主演「恋は闇」
本作は、「あなたの番です」「真犯人フラグ」の制作スタッフが送る、完全オリジナル脚本の“究極の恋愛ミステリー”。連続殺人鬼かもしれない(?)主人公、週刊誌のフリーライター・設楽浩暉を志尊、浩暉に強烈に惹かれていくヒロインで、テレビ局の情報番組ディレクター・筒井万琴を岸井が演じる。志尊淳&岸井ゆきのへの絶対的信頼
― 主演の志尊淳さん、岸井ゆきのさんのキャスティングの理由をお聞かせください。鈴間:志尊さんとは7、8年前にご一緒しており、当時も座長だったのですが、まだお若いのに責任感があり、頭が良くていろいろなことが見えている方でした。時間がなくてラストワンカット1発勝負みたいなときにもしっかりと決めてくださったり、表現者としてとても素敵だと思っていました。30歳を前にしてがむしゃらだった彼の肩の力が抜け、より自由に、大人の色気や柔らかさが魅力としてプラスされた印象があり、掴みどころのない浩暉のチャラくてフワフワした感じを見てみたいということ、そして座長として絶対的に信頼できる人であるというところでオファーさせていただきました。2回直接会って説得しました。
岸井さんとは、ドラマ「私たちはどうかしている」(同局系/2020)で初めてご一緒したのですが、圧倒的なお芝居の力があるという信頼がありました。これからどんどん「恋は闇」というタイトル通りの展開になっていくのですが、岸井さんなら難しく重い万琴の葛藤を表現できるという確信があり、お願いしました。また、万琴は視聴者の方の目線になる役なので、共感されて気持ちが乗るというキャラクターでなければいけないと考えたときに、岸井さんの親しみやすさや可愛らしさが魅力だと思いました。
― お二人に対して、お芝居で要望したことはありますか?
鈴間:志尊さんには「肩の力を抜いて、芝居をすると思わないで」と伝えていました。1クール前に出演されていた「日本一の最低男」(フジテレビ系/2025)では好青年の役だったので普段から姿勢にも気を遣っていたと思うのですが、今回はリラックスして座ってらっしゃるのを見て「そういう感じでやってほしい」と言ったりしました。お芝居に関してはシーンごとに温度感や表情を監督とも相談しながら進めていますが、浩暉の人となりは脱力してナチュラルな感じだとお伝えしています。志尊さんの中では優等生じゃない役柄で、魅力的に感じていただけると思います。
岸井さんはアウトプットに関しては全然心配していなかったのですが、1番大事なのはいかに岸井さんご自身が万琴の心理を掴めるかというところでした。岸井さんは「万琴がなぜあんなに胡散臭い浩暉を好きになるのか?」という疑問を持っていたので、そこを落とし込むまでの時間を大切にしました。あとは、テレビ局で働いている役なので実際に番組見学に行ったり、最近までディレクターをしていた現役の女性プロデューサーの方に直接会ってお話聞いたりしてもらいました。本来の彼女が持つチャーミングさを最大限に出したいという気持ちで作っています。
志尊淳&岸井ゆきのは兄妹?
― 収録現場の雰囲気を教えてください。鈴間:みんな仲良しで、すごくキャッキャしています(笑)。主演のお二人も本当に仲が良く、年齢的には逆ですが自由で天真爛漫な妹(岸井)と見守りながら応じてくれる優しいお兄ちゃん(志尊)のような感じです。「モーニング・フラッシュ」のスタッフルームでは撮影合間もずっとセットの中に入りっぱなしで、みなさんで集まって「あの人が怪しい」と考察したり、「あのご飯が美味しい」などとずっと話しています。
― 事件の真相を知っているのは限られたキャストなのでしょうか?
鈴間:キャスティングの段階で最終話までのプロットをお見せした方はご存知ですが、それ以外の方々はご自身のキャラクターの細かい設定しかお渡ししていないので、そんなに多くは知らないです。内緒にしているわけでもないのですが、新しい台本をお渡しするたびに「誰が怪しいと思いました?」と新鮮な感想を聞きたいばかりに「知らなくていいんだったら言わないでもいいですか?」という状態にしています(笑)。
― キャストのみなさんの考察で当たっている部分もありますか?
鈴間:当たっている人もいなくはないのですが、理由はまだ違うという感じですね。
志尊淳&岸井ゆきののラブシーンは「いつもと変わらない雰囲気」
― 主演のお二人は兄妹のように仲が良いとのことですが、ラブシーンの撮影では距離を置いたりしているのでしょうか?鈴間:私がこれまで携わった作品の中で1番カラッと和気あいあいとしているかもしれません(笑)。いつもと変わらない雰囲気でわちゃわちゃしている感じがすごく素敵なお二人です。でも、橋の上のシーンのような涙を見せる場面ではお互いが気持ちを作るのを待ち、撮る順番なども相談して丁寧に作っていきました。そういうときはお互いに距離を取って、集中してお芝居に臨んでいます。
― 橋の上のシーンはお互いに喋らないようにしていたのですね。
鈴間:やっぱり泣きのシーンは、よりお芝居にしっかりと向き合っていかなければいけないので、お互いに自然とそうなっていたと思います。本当に大事なシーンですし、お二人もそれぞれのキャラクターを表現する上でとても大事だと認識してくださっていて、相手の気持ちも考えて感情を作ってくださいました。
「あな番」「真犯人フラグ」キャラクターが登場
― 3話以降、配達員の夏八木がいい味を出していますが、望月歩さんの起用理由を教えてください。鈴間:お芝居が上手なのはもちろん、とても愛されキャラが似合う方だと感じていて魅力的だと思いました。これから彼にも大変なことが起こっていくので、そこのお芝居をしっかりと演じることができる方がいいなと思い、お願いしました。
― 4話では野田(田中哲司)の怪しさが匂わされていましたが、5話以降の見どころやキーパーソンを教えてください。
鈴間:5話以降はいよいよ本当に「恋は闇」という状態になります。4話で襲われたときの犯人が確かに浩暉と同じスニーカーだったということが万琴には分かり、過去を知る人から異様な素顔を聞いてどんどん「浩暉が怪しいのではないか」と思う瞬間が増えていきます。今目の前にいる浩暉と他の人が語る浩暉があまりに違いすぎて、信じたいけど、信じられない…と葛藤し迷っていきます。5話以降は“THE ミステリー”で、前半戦よりはかなりハードな展開があります。キーパーソンは野田さんもですし、大和田さん(猫背椿)や向葵ちゃん(森田望智)の存在感も増していきます。あとは、まだちゃんと出てきていない人が登場します。
― 「あなたの番です」「真犯人フラグ」と2作あり、「真犯人フラグ」に出ていた田中さんも出演されていますが、過去2作のキャラクターがカメオ出演したり、作品のファンのみなさんが楽しめるような演出は用意されているのでしょうか?
鈴間:「あな番」の翔太くん(田中圭)が出てくるようなことはないのですが、ものすごく細かい部分で「あの人『真犯人フラグ』のあそこにいた人だ」と前作のキャラクターのまま出てくる人がいたりします。「覚えててくれたらいいな」というくらいですが(笑)。他にも、「あれ?この人って…?」という「あな番」に出てくださった俳優さんが別の役で出てきて、実はそれが結構大事な役だったりしますので、見つけて頂けたらうれしいです。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
「恋は闇」あらすじ
都内で起こる凄惨な連続殺人事件。その現場で出会った、2人のジャーナリスト。男は、週刊誌の名物フリーライター。女は、テレビ局の情報番組ディレクター。同じ事件を追う中で、惹かれ合っていく2人。しかし、次々と疑惑が浮上し、男は疑いの目を向けられていく。愛した男は、本当に連続殺人鬼なのか?自分の目を、信じ切れるか?その手を離すのか、つなぎ続けるのか?
すべての真実が明らかになる時、残るのは愛か、憎しみか―?
【Not Sponsored 記事】
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