目黒蓮、泉谷星奈「海のはじまり」(C)フジテレビ

「海のはじまり」フジテレビ異例の試み――村瀬Pが結末に言及「決して暗くて重いものにはなりません」【インタビューVol.5】

2024.09.19 05:00

Snow Manの目黒蓮が主演を務めるフジテレビ系月9ドラマ「海のはじまり」(毎週月曜よる9時~)を担当する村瀬健プロデューサーにモデルプレスがインタビュー。Vol.5では、23日の最終話放送に向け、見どころを語ってもらった。

目黒蓮主演「海のはじまり」

泉谷星奈「海のはじまり」(C)フジテレビ
泉谷星奈「海のはじまり」(C)フジテレビ
本作は、脚本を生方美久、演出を風間太樹、そして村瀬がプロデュースを務める、“親子の愛”をテーマにした完全オリジナル作品。今の時代だからこそ伝えたい人と人との間に生まれる愛と、家族の物語を描く。

「海のはじまり」は異例の全12話での放送

目黒蓮、有村架純「海のはじまり」(C)フジテレビ
目黒蓮、有村架純「海のはじまり」(C)フジテレビ
― 最終回について教えてください。

村瀬:今回のドラマは全12話なんです。この長さは、最近の連ドラではちょっとないと思います。生方さんとのドラマは描きたいことが多く、尺が足りなくて描ききれないことが多かったので、今回は早い段階から各所に相談させていただき、全12話での放送が実現しました。社内でも異例、特例と言われています(笑)。12話あるから、前半でたっぷり時間をかけて登場人物を深掘りして描くことができたと思っています。それが後半に効いていたと思うし、最終回ではそういう登場人物たちがどのようなラストを迎えるのか、そこを描いています。

「海のはじまり」最終回の見どころは?

目黒蓮、泉谷星奈「海のはじまり」(C)フジテレビ
目黒蓮、泉谷星奈「海のはじまり」(C)フジテレビ
― 最後に見どころを教えてください。

村瀬:最終回の一つ前、11話が苦しかったという声をたくさん聞いています。そうかもしれません。夏がかわいそう、と思った方がたくさんいるというのも理解しています。でも、だからこそ、夏がそれをどうやって乗り越えていくのかを見守ってほしいと思います。海の父になると決めた夏が、これから海と一緒に生きていくためにどのような決断をするのか。見届けてほしいです。あと、これだけは言わせてください。最終回は、決して暗くて重いものにはなりません。きっと温かい涙に包まれてもらえると思います。このドラマがずっと提示してきている“人はいつどのように父になり、いつどのように母になるのか”というテーマ、そしてポスターにある、“選べなかったつながりはまだ途切れていない”という生方さんが書いた言葉。これらの意味も含めて、夏をはじめとする登場人物たちがどういうゴールに辿り着くのか。生方さんが見事に紡いでくださっているので、ぜひ最後まで見届けてほしいです。

― 貴重なお話をありがとうございました。

村瀬:こちらこそ、ありがとうございました。

泉谷星奈、有村架純「海のはじまり」(C)フジテレビ
泉谷星奈、有村架純「海のはじまり」(C)フジテレビ
古川琴音、池松壮亮「海のはじまり」(C)フジテレビ
古川琴音、池松壮亮「海のはじまり」(C)フジテレビ

「海のはじまり」最終話あらすじ

ベッドではなく床に敷いた布団で目を覚ます月岡夏(目黒蓮)。海(泉谷星奈)のランドセルやぬいぐるみが視界に入るが、海の姿はない。「…海ちゃん」と呼びかけるが、返事はなく、部屋は静まり返っている。

その頃、南雲家で目を覚ました海は、寝起きのまま居間へやってきて「夏くん…」と呼びかけるが、そこには朱音(大竹しのぶ)と翔平(利重剛)がいるだけで、夏はいない。朱音から「自分で帰らないって言ったんでしょ」と言われ返す言葉のない海。

パジャマ姿のまま寝そべっている海に、朱音と翔平は「朝ご飯を食べようよ」と声を掛けるが、海は「…食べたくない」とそっぽを向く。朱音は台所でおにぎりを握り、「食べなきゃダメ。生きなきゃいけないから」と海におにぎりを差し出す。そして、水季が亡くなった日におにぎりを食べた話をする。

やがて、夏のスマホに弥生(有村架純)から着信が入る。夏が電話に出ると、弥生は海からの伝言があると夏に告げ…。

(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連ドラマ

  1. 海のはじまり

    海のはじまり

    2024年07月01日(月)スタート

    毎週月曜21:00 / フジテレビ系

    詳しく見る

関連記事

  1. 「海のはじまり」池松壮亮、無音電話シーンは台本になかった 村瀬Pが明かす“想像を超えた”2つのアイデア【インタビューVol.4】
    「海のはじまり」池松壮亮、無音電話シーンは台本になかった 村瀬Pが明かす“想像を超えた”2つのアイデア【インタビューVol.4】
    モデルプレス
  2. 「海のはじまり」有村架純、弥生役は「苦しみながら」挑戦 古川琴音・泉谷星奈…村瀬Pが唸る3人の魅力【インタビューVol.3】
    「海のはじまり」有村架純、弥生役は「苦しみながら」挑戦 古川琴音・泉谷星奈…村瀬Pが唸る3人の魅力【インタビューVol.3】
    モデルプレス
  3. Snow Man目黒蓮「silent」からの進化・表現力の凄み…池松壮亮も絶賛「素晴らしい役者さん」【「海のはじまり」村瀬PインタビューVol.2】
    Snow Man目黒蓮「silent」からの進化・表現力の凄み…池松壮亮も絶賛「素晴らしい役者さん」【「海のはじまり」村瀬PインタビューVol.2】
    モデルプレス
  4. 「海のはじまり」中絶巡る描写に「厳しい意見もいただいています」村瀬Pが向き合い続ける理由・「silent」から大切にしているセリフ【インタビューVol.1】
    「海のはじまり」中絶巡る描写に「厳しい意見もいただいています」村瀬Pが向き合い続ける理由・「silent」から大切にしているセリフ【インタビューVol.1】
    モデルプレス
  5. 「海のはじまり」夏(目黒蓮)が涙 海(泉谷星奈)のラスト8分で語った本音に意見飛び交う「心臓えぐられた」「どうしたら分かり合えるんだろう」
    「海のはじまり」夏(目黒蓮)が涙 海(泉谷星奈)のラスト8分で語った本音に意見飛び交う「心臓えぐられた」「どうしたら分かり合えるんだろう」
    モデルプレス
  6. 今田美桜「海のはじまり」サプライズ登場 泉谷星奈との“すき花”コンビが共演「念願でした」
    今田美桜「海のはじまり」サプライズ登場 泉谷星奈との“すき花”コンビが共演「念願でした」
    モデルプレス

「インタビュー」カテゴリーの最新記事

  1. 「君がトクベツ」インタビュー連載スタート 畑芽育・大橋和也らLiKE LEGENDメンバーも登場
    「君がトクベツ」インタビュー連載スタート 畑芽育・大橋和也らLiKE LEGENDメンバーも登場
    モデルプレス
  2. 菊池日菜子に聞いた「誰かに喋りたくなる裏話」 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』インタビュー
    菊池日菜子に聞いた「誰かに喋りたくなる裏話」 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』インタビュー
    モデルプレス
  3. 出口夏希に聞いた「誰かに喋りたくなる裏話」 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』インタビュー
    出口夏希に聞いた「誰かに喋りたくなる裏話」 映画『か「」く「」し「」ご「」と「』インタビュー
    モデルプレス
  4. 峯岸みなみは“AKB48を体現” 小嶋陽菜&指原莉乃ら集結し作り上げた卒業ドレス秘話「私の中でドレスの最高傑作」【衣装デザイナー・茅野しのぶ氏インタビュー後編】
    峯岸みなみは“AKB48を体現” 小嶋陽菜&指原莉乃ら集結し作り上げた卒業ドレス秘話「私の中でドレスの最高傑作」【衣装デザイナー・茅野しのぶ氏インタビュー後編】
    モデルプレス
  5. AKB48&=LOVEの転機は?衣装デザイナー・茅野しのぶ氏が解説「代表作になるかも」ファンの“悲鳴”に感化も…緻密な衣装作りに迫る【インタビュー前編】
    AKB48&=LOVEの転機は?衣装デザイナー・茅野しのぶ氏が解説「代表作になるかも」ファンの“悲鳴”に感化も…緻密な衣装作りに迫る【インタビュー前編】
    モデルプレス
  6. 「めおと日和」衣裳担当に聞いた裏設定「瀧昌(本田響矢)に少しでもかわいく見えたい」なつ美(芳根京子)の隠された恋心・原作リスペクトのこだわり【インタビュー】
    「めおと日和」衣裳担当に聞いた裏設定「瀧昌(本田響矢)に少しでもかわいく見えたい」なつ美(芳根京子)の隠された恋心・原作リスペクトのこだわり【インタビュー】
    モデルプレス
  7. 生見愛瑠「何も続かなかった」人生変えた大きな挑戦とは?夢を叶える秘訣も明かす【インタビュー】
    生見愛瑠「何も続かなかった」人生変えた大きな挑戦とは?夢を叶える秘訣も明かす【インタビュー】
    モデルプレス
  8. aespaニンニンの「夢を叶える秘訣」日本ツアー・カムバックへの意気込み明かす【モデルプレスインタビュー】
    aespaニンニンの「夢を叶える秘訣」日本ツアー・カムバックへの意気込み明かす【モデルプレスインタビュー】
    モデルプレス
  9. 【小芝風花「私の夫と結婚して」インタビュー】日本ドラマ化に懸ける覚悟とプレッシャー「賛否は絶対にある」佐藤健からの心強かった言葉とは
    【小芝風花「私の夫と結婚して」インタビュー】日本ドラマ化に懸ける覚悟とプレッシャー「賛否は絶対にある」佐藤健からの心強かった言葉とは
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事