乃木坂46弓木奈於、井上和との海外MV撮影秘話 全国ツアーで目撃した梅澤美波の新たな一面【「チートデイ」インタビュー前編】
2024.08.23 12:00
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乃木坂46が、8月21日に36thシングル『チートデイ』をリリース。モデルプレスでは4期生の弓木奈於(ゆみき・なお/25)にインタビューを実施し、自身初となる海外でのミュージックビデオ撮影や軍団の“長”として挑んだユニット曲で苦戦したこと、現在開催中の「真夏の全国ツアー2024」で目撃したメンバーの行動など、裏側に迫った。【インタビュー前編】
弓木奈於、初のMV海外撮影にワクワク
― 今回の『チートデイ』はタイトルや内容もインパクトがあるものだと思うのですが、初めて聞いた時の印象から教えてください。弓木:初めてこのタイトルだけ見た時は幸せな曲なのか、「頑張って頑張って発散したぞ」というような曲なのか、どんな楽曲なんだろうと思っていました。聴いてみたら、いじらしいというか可愛い茶目っ気のある歌詞だったので「そっちか!」と驚きました。チートデイは「節制を頑張って発散する」というイメージが強かったので、言葉には色んな種類があるんだと感じました。
― 同楽曲のMVはグループとして6年ぶりの海外撮影となりましたが、シンガポールでの撮影はいかがでしたか?
弓木:先輩方が前に海外で撮影されていたお話を聞くばかりで、まさか自分も海外で撮影できるとは思っていませんでした!少しゆったりとした撮影スケジュールで行かせていただいたので、色々観光もしつつ、夏の暑さを感じた撮影でした。初めてシンガポールの地に降り立って、日本と全く違うお料理を初めて食べる機会がいっぱいありました。フレッシュジュースも日本のフレッシュジュースと違って、向こうは「今絞りたてですけど…いかがですか?」という感じで(笑)。果物そのものから私は吸い取った感じがしたので、とてもフレッシュで美味しかったです。
― ちなみに何の果物を吸い取ったんですか?(笑)
弓木:アップルとメロンをいただきました。皆で夕食を一緒に食べたのですが、私がアップルで、井上和ちゃんがメロン頼んでいて一緒に飲みました。
― 他にも印象的だった場所はありますか?
弓木:私たちは撮影も兼ねて「チャイナタウン」という場所に行ったのですが、そこではドリアンの香りがとても漂っていて。日本にいたらドリアンを買う機会も少ないかなと思うのですが、向こうに行くと「こんなに露店で大量に売っているんだ」と驚きました。食べはしなかったのですが「(ドリアンの香りを)嗅げるのは今のうち!」と思っていっぱい吸収しておきました(笑)。露店もとても種類があって久保史緒里さん、梅澤美波さん、田村真佑と私の4人で、お揃いの小さなポーチを一緒に購入しました!
弓木奈於、ユニット曲で苦戦 メンバーとしたいことは?
― とても仲良しですね!今回のシングルでは「乃木坂工事中」で弓木さんを“長”として結成された新軍団「首ンセス」でのユニット曲『君にDitto』も収録されていると思うのですが、レコーディングなどはいかがでしたか?弓木:何回も「Ditto」というタイミングが出てきて、本当に「『Ditto』に溺れるんじゃないか」というくらいレコーディングが大変でしたが、ちゃんと落ち着きつつも最高の作品ができるように何度も細かく録り直していただきました。あと、初めてだと思うんですけど、歌い出しを担当させて頂きました。歌い出しって曲の雰囲気が決まる1番大事なパートなので、それを担当するのはとても緊張してしまって、1回録ってみたものの「もう少し頑張ることができたな…」と思っていたら、スタッフさんから「最後に喉も開いてきただろうし、もう1回歌い出しやってみる?」と言ってくださってもう1度録らせて頂きました。色々と試行錯誤しながら最高の作品をお届けしたいという気持ちでレコーディングしました。
― 最後に録り直したものはご自身でも納得の行くものになりましたか?
弓木:そうですね、ちょっと色っぽくできたかなと思います!このユニットのメンバーは歌も上手でそれぞれの歌声を持っている子たちが揃っているので、これがどういった交わり方をするのか、私自身もとても楽しみです。「首に特徴がある」というのはもちろんなんですけど、各々がしっかりしている部分もありつつ、個性的で得意分野が違うと思っているので、そういったところもこれから生かせたらいいなと思っています。
― 結成時の番組やブログなどではまだ“長”としてまとめる自信がないともおっしゃっていましたが、ユニットで活動する上で意識し始めたことや心がけていることはありますか?
弓木:まずLINEのグループを作りたいんですけど、今まで自分から作ったことがないので、自分から1歩踏み出して招待するのが難しくてまだ作れる自信がないんです。でも“長”の私がやらないと、副部長もいなくて誰かがやってくれるわけではないので「ちゃんと自分から招待しなきゃ」という意識は芽生えています。あとご飯も一緒に行きたいですし、お家にも来たりして欲しいと思っていますが、私は「みんな集まれ!」というタイプではないので、これも私の成長どころかなと思います。
― 他の軍団の“長”の方に相談したりすることはありますか?
弓木:軍団同士での国際交流というか“軍団別交流”もしたいということで、(「まゆたん協会」の)田村真佑とは話していました。田村真佑もまだLINEグループを作っていないと言っていたので、どちらが先に作るかというのと、先輩の楓さん(「楓さん正そう軍団」の“長”である佐藤楓)にも今どういう状況なのかこれから確認したいと思います。
― ユニットのメンバーについて「4人は『外出』という事に対して特に苦手意識がない人かなって印象がある」ともつづられていましたが、どこか行きたい場所はありますか?
弓木:五百城茉央や奥田いろはには勝手に海辺のイメージがあって、川崎桜(※「崎」は正しくは「たつさき」)と筒井あやめも企画で一緒に海に行っていたこともあるので、江ノ島に行きたいです!海の近くや水の元に行くと私も湧き立てられるものがあるので皆で一緒に行きたいなと思っています。
― 食べ歩きとかもできそうですね!
弓木:したいです!多分食べ物大好きな子たちなので、一緒に食べてくれたら嬉しいです。
弓木奈於が明かす梅澤美波の新たな一面
― 『チートデイ』はすでに7月20日・21日に行われた「真夏の全国ツアー2024」大阪公演・京セラドーム大阪で披露されていますが、実際にファンの方の前でパフォーマンスしてみていかがでしたか?弓木:新曲を披露するとなると、まだ皆さんの反応がどういうふうに返って来るか分からない状況なのでとても緊張しましたが、逆に初めてならではの特別感、1番最初の時間を皆さんと一緒に共有できるという幸せを感じて「私たちが皆さんを先導していくぞ」と意気込んでいました。
でも、ファンの皆さんが率先してコールを言ってくださったり、もうめちゃくちゃ楽しんで私たちのことを見てくださっている表情がとても近くで見えたりして、会場全体で一緒に盛り上がってくださったので、ファンの方との相乗効果でどんどん素敵な楽曲になっていきそうだなという気配を感じました。「ヘイ!」と叫ぶコールアンドレスポンスもあって、皆さんも少しずつ分かってきてくださる方も多いと思うので、一緒に大声を出していけたらと思います。
― そんな盛り上がりを見せた大阪公演ですが、リハーサルや本番前の裏側で何か印象的だったエピソードはありますか?
弓木:皆結構はっちゃけちゃってまして(笑)。気分がすごく盛り上がっていて「全国ツアーが始まるぞ」という気持ちの高ぶりを感じました。リズムが激しくてノリノリのダンスをする場面があるんですけど、そこに出ていないメンバーが裏で垂直に飛んでみたり面白い動きをしたりしていて、各々のダンスの楽しみ方をするメンバーに改めて「このグループって変わってるな」と思いました。先輩後輩の分け隔てなく、梅澤美波さんと久保史緒里さんと私と田村真佑でわちゃわちゃして、主に私が多分変な動きをしちゃうんですけど、それに梅さん(梅澤)が乗ってくださったりして、新たな一面を見ました。梅さんはしゃんとしてきりっとしているイメージが強いと思うんですけど、意外とお茶目なところやサービス精神も多めの方なんです!
― 確かにキャプテンとして引っ張っていらっしゃる印象が強い分、意外な姿かもしれないですね!
弓木:もっと見せてあげます!見せて差し上げます!(笑)
― 今後たくさん拝見できることを楽しみにしています!
インタビュー後編では、山下美月など先輩の相次ぐ卒業を受けての本音や、いま弓木が抱くグループとしての夢を語っている。(modelpress編集部)
PHOTO:矢沢隆則
乃木坂46・36thシングル「チートデイ」
乃木坂46にとって通算36枚目のシングル『チートデイ』。表題曲は5期生の井上和がセンターを務めており、「ずる」をしてでも会いに行きたい恋する気持ちを歌った、夏らしいアップテンポな楽曲となっている。また、弓木率いる首のラインが美しい新軍団「首ンセス」(弓木、五百城茉央、奥田いろは、川崎桜、筒井あやめ)によるユニット曲『君にDitto』も収録されている。弓木奈於(ゆみき・なお)プロフィール
1999年2月3日生まれ、京都府出身。2018年の坂道合同オーディションを経て、2020年に乃木坂46に加入。2022年30thシングル「好きというのはロックだぜ!」で初の選抜入り、2024年35thシングル「チャンスは平等」で初の福神入りを果たした。TBS系「ラヴィット!」出演やFM FUJI「沈黙の金曜日」アシスタントなど、ソロでも幅広く活躍している。
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