中村アン「恋愛だけというより結婚したい」30代で変化したリアルな結婚観・理想像に迫る【「青島くんはいじわる」インタビューVol.2】
2024.06.29 06:00
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7月6日スタートのテレビ朝日系オシドラサタデー「青島くんはいじわる」(毎週土曜よる11時~11時30分※初回は拡大SP)でSnow Man渡辺翔太とW主演を務める中村アン(なかむら・あん/36)にモデルプレスがインタビュー。年齢とともに変化した彼女の結婚観や仕事への向き合い方に迫る。<インタビューVol.2>
渡辺翔太&中村アンW主演「青島くんはいじわる」
原作は、2020年「めちゃコミック」年間ランキング1位、累計閲覧数1.3億回突破(2024年6月時点無料DL数を含むめちゃコミックサービス内での累計DL数)を誇る同名人気コミック(吉井ユウ/めちゃコミックオリジナル)。恋愛や結婚に全く興味がない“年下絶食系男子”・青島瑞樹(渡辺)と恋愛から遠ざかっている35歳目前の“干物系女子”・葛木雪乃(中村)が、小さな嘘から始まる年の差「協定恋愛」をスタートさせる“超”王道ラブコメだ。
中村アン「一生苦しいことは続かない」
― 本作では、雪乃の年齢が青島との年の差問題をはじめ大きなフックになると思いますが、中村さんご自身は年齢をどのように捉えていますか?中村:ただの数字であるとはいえ見過ごせない部分もありますよね(笑)。30歳の頃の自分よりは「もうすぐ36か…」と一つひとつ年を重ねていく重みを感じるようになりました。自然と訪れてくることなので楽しみながらも、ぼーっとしているだけじゃダメなところもあるなと実感しています。
― 特にそのような感覚になった瞬間はありますか?
中村:仕事がガッと駆け上がっているときは、気づいたら30歳だなぐらいの感覚でしたが、去年35歳になってから、遠いと思っていた40が日に日に近くなっていることを感じています。親にも心配されるので「ああ、そういう年なんだな」と思いました(笑)。
― 先ほど「“ここぞ”という逃せないタイミングがある」とお話されていましたが、中村さんが逃せなかったタイミングとは?(※インタビューVol.1参照)
中村:とにかく仕事に集中します。例えば体を鍛えて自分を作り上げるときなど、自分や仕事のために頑張る瞬間はこれまでも何回かありましたが、たとえ辛くても長い人生で捉えたらわずかな時間かもしれない。一生苦しいことは続かないので集中して頑張ります。
― 特にこれまでのお仕事の中で “ここ頑張ったな”と思う瞬間はありますか?
中村:自分が“中村アンです”と世の中に出てきたときは、誰も知らない私を知ってもらう初めの段階だったので仕事に一直線になっていたと思います。少しでも気持ちが揺らぐと一気にガタガタっと崩れてしまうので、どんなときも一つの作品としっかり向き合っています。去年は、舞台(演劇集団Z-Lion「笑ってもいい家」)に挑戦して主演を任せていただけたのですが、そういう座長としての機会が増えていくと「私がブレると皆が付いてこられないな」と感じるので、その期間はより気を引き締めて集中しています。でも私は、オンとオフのメリハリがあることは嫌いじゃないので、休むときはしっかり休みますし、「今は恋愛じゃなくて仕事を頑張らなきゃ」みたいなときもあったので、その瞬間、自分がどこに重きを置いて頑張るのかが大切だと思います。年を重ねると、後悔した経験も後に生かせる瞬間がいっぱいあるので、それは一つの魅力だと考えます。
中村アンの結婚観
― 「恋愛と結婚は違う」という考えもありますが、中村さんは恋愛と結婚は分けて考えられますか?中村:恋愛の先に結婚があったらいいですが、“恋愛だけ”というより、“結婚したい”という心境の変化は年齢とともにあります。20代は恋愛に全然興味がなくて、1人で仕事だけ頑張っていたら楽しいなと思っていましたが、だんだんと1人よりも、この人がいたら楽しいなと思う方がいたら、もっと仕事も頑張れるかもしれないとも思うようになりました。だから結婚は、“そのタイミングで隣にいた人とする”みたいな感じがいいです(笑)。誰かをすごく好きになって…というよりは、“1人でいるより2人でいるとすごく楽しい”と思えて自然とカタチになれたときに結婚したいですね。「俺もそろそろ(結婚)したい年だな」という考えの方と、たまたま出会って一緒にいて楽しかったら1番いいんじゃないかなと思います。
中村アンの夢を叶える秘訣
― モデルプレス読者の中には今、夢を追いかけている読者もたくさんいます。そういった読者に向けて、中村さんの「夢を叶える秘訣」を教えてください。2015年のモデルプレスのインタビューでは「思い続けることと耐えること、待つこと」とお話していますが、約10年経った今だからこその考えはありますか?中村:そのとき言っていたことは、今もずっと思っています。ただ、この10年ぐらいで執着や諦めないこと、耐えることは良い意味で「まあいっか」と諦めたり手放したりしてもいいのだと学びました。もちろん「ここまでいきたい」「こういうことをやりたい」というマインドは大事ですし思うこともありますが、そこに必死にしがみつくよりかは一旦置いておこうと考えられるようになったり、そうじゃない方に進んでみてもいいのかなと思えたり、少し力を抜けるようになりました。
いろいろなことをやっていると、別にそれだけが全てじゃないなと。例えば仕事していないときは、自分は何が好きで、どういうことをしているときが楽しいのかなと俯瞰で考えてみます。そこで昔は興味のなかった結婚や恋愛が自分の中で浮上してきたら、そういう人を探そうと思うかもしれない。仕事だけではない選択肢を、もっと自分を豊かにするものを増やすためには雁字搦めにならなくていいんだなと思います。
― 素敵なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
中村アン(なかむら・あん)プロフィール
1987年9月17日、東京都出身。CMや雑誌、ドラマ、映画などにも多数出演。近年の主な出演作は、ドラマ「着飾る恋には理由があって」(2021年)、「日本沈没-希望のひと-」(2021年)、「DCU〜手錠を持ったダイバー〜」(2022年)、「NICE FLIGHT!」(2022年)、「ケイジとケンジ、時々ハンジ。」(2023年)、「大奥 Season2『幕末編』」(2023年)、「約束 〜16年目の真実〜」(2024年)、映画「名も無き世界のエンドロール」(2021年)、「マスカレード・ナイト」(2021年)など。2024年冬に、スペシャルドラマ「グランメゾン東京」そして、映画「グランメゾン・パリ」の公開を控える。
【Not Sponsored 記事】
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