くれまぐ、UraN結婚&出産で変化したスタンス・アンチを乗り越えられる理由「本気で辞めたいと思ったことは一度もない」<モデルプレスインタビュー>
2023.08.04 17:00
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エア(えあ/25)、UraN(うらん/26)、浅見めい(あさみ・めい/22)の3人からなる超個性派“期限切れJK”3人組クリエイターユニット“くれまぐ”こと「くれいじーまぐねっと」にモデルプレスがインタビュー。UraNの結婚・出産を機に大きな変化があったと話す3人からは、その後も変わらぬ関係性とYouTube活動に対する確固たる覚悟が見られた。
UraN、出産からスピード復帰した理由
― まずは改めてUraNさん、ご結婚とご出産おめでとうございます!活動も早々に復活されましたが、育児と仕事の両立はいかがですか?UraN:ありがとうございます!最初の1ヶ月はすごく大変で、3時間おきに起きては寝て…を繰り返す状態が続いてほとんど寝られませんでした。でも私はYouTube活動が息抜きになっているので、よく「復帰早かったんじゃない?」「もう少し休んでいいんだよ」と心配の声をいただくのですが、自分の体調を見ながら活動していますし、ばっちり元気なので安心してください!育児か仕事どちらか片方だけになるのではなく、バランス良く両立できているので毎日楽しく過ごせています。
― お仕事がリフレッシュの場所になっているのですね。
UraN:そうですね。前より撮影の頻度は少なくなりましたが、撮影場所を私の家にしてもらうなど融通を利かせていただいて、周りに恵まれているなと改めて実感しました。
UraN、エア&浅見めいに助けられたこと
― エアさんと浅見さんの存在も大きかったと思いますが、お二人に助けられたことはありましたか?UraN:皆さんに公表する前は、事情を知っているのがこの2人くらいの状況下で活動していたので、仕事現場で具合が悪くなったときには「いいよ、座ってな!先に行ってるから!」と臨機応変にフォローしてくれました。2人が一番身近にいてくれたからこそ、無理なく仕事ができていたと思います。
― 妊娠していることが分かった時点で、すぐお二人に報告されたのですか?
エア:すぐに電話で聞きました!そのとき友達と焼肉食べていて「聞いて聞いて聞いて!あのね、妊娠した!」って言われて「え!?牛タンどころじゃないじゃん!」と(笑)。
UraN:その次の日に3人で会う予定があったので浅見にも言って「え、女?男?どっち?」と速攻で聞かれて大盛り上がりでした(笑)。
― エアさんと浅見さんは、UraNさんから結婚や妊娠について聞いたときの心境はいかがでしたか?
エア:驚きは全くなかったです。むしろ「やっとか」くらいのテンションでした。
浅見:分かる。むしろ子どもがいないことが謎なくらい(笑)。
エア:付き合う前から知っていましたし、「家庭を持ちたい」とずっと言っていたので本当に良かったなと思うばかりです。
エア&浅見めい、2人体制の活動で大変だったこと
― 環境が変わることで今後の活動に対して不安を抱くことはありませんでしたか?UraN:この3人でいるときは、今どう楽しく動画を撮るかを一番大切にしていて、良い意味で何も考えていないので不安は全くありませんでした。YouTubeも1年後やっているかどうかすら分からない中、気づけば5、6年続いているので、先々のことを考えすぎず今を楽しむことを大切にしています。
― UraNさんが産休に入られた際はエアさんと浅見さんの2人体制での活動でしたが、大変だったことがあれば教えてください。
エア:UraNが普段こういう思いで撮影しているんだというのがよく分かりました(笑)。普段、仕切りはUraNがやってくれていたので、それがなくなったのは大変でしたが、「2人だからこそ今までにないことできるんじゃない?」と話してロケ動画などを中心に色々挑戦しました。お酒を飲む動画でも、UraNがいつも話を振って締めてくれていたので、どこまでをどんな風に話して良いのか分からず「泥酔」と言っておきながら酔いに酔えなかったです(笑)。
UraN:でも動画を観ていると、エアが回して、浅見は話題をどんどん変えていく係とそれぞれ役割ができてたよ!
UraNの結婚&出産で変化したグループのスタンス
― 3人で再始動するにあたり、UraNさんの復帰前に今後について話し合ったことはありますか?UraN:ファンの皆さんがYouTube登録者数200万人を達成してほしいと応援してくださるので、そこは常に目指しています。ただ、3人とも堅苦しく目標を決めてしまうとできなくなってしまうタイプなので、企画をガチガチに固めたりスイッチを入れてオープニングの挨拶から撮影するのではなく“カメラ回しっぱなし”のような状態で日常を覗き見してもらえるような感覚の動画にしたいと話していました。そういう意味では、以前と比べて動画の作り方は変わってきたのかもしれません。
また、去年頃から「よく考えたら私たちってYouTubeだからこそ見せられる部分やプライベートをあまり出していなかったよね」という話を3人でしていました。実際、他のクリエイターの方からも「くれまぐって普段何してるの?」と聞かれたことがあって「ファンの方にも素の部分を見せていたようで実は見せていなかったのかもしれない」と思ったんです。それから、自分たちがどういう状況なのかを今までよりさらにオープンに見せていくようにしています。キラキラした世界に見えるかもしれませんが、「本当は皆と同じでこういう人間なんだよ」「こんな悩みを持っているよ」ということをどんどんさらけ出していくことで、少しでも世界のどこかで悩んでいる人の力になれたら嬉しいです。
女性からだ推進大使としての活動も、私たちだから発信できることが沢山あると思っているので自信を持って力を入れていきたいです。女の子同士でも話しにくいナイーブな話題も私たちが発信することによって、皆さんが1歩進むきっかけになれたらいいなと考えています。
YouTube活動で意識していること・グループの強み
― お話にあった女性からだ推進大使としての活動をはじめ、YouTubeの企画などファン層を考えた上で意識している部分はありますか?UraN:私たちの動画は女性の方に多く観ていただいて、動画内でも生理など女性特有の悩みについて話すことが多いのですが、これって女性からしたら日常茶飯事じゃないですか?「1ヶ月の内1週間ぐらいしかハッピーなときがないんだよ」ということを多くの方に伝えたいです。そのためにも女性の“あるある”やリアリティをよりどう伝えていくかということを意識しています。
― 改めて、皆さんが思うくれいじーまぐねっとの強みを教えてください。
浅見:親しみやすさです。生理の話や女性特有の体の悩みなども赤裸々に話しているので、共感したというコメントやDMも沢山いただいています。これからもさらに発信していくことで、共感してくださる方や自分の変化に気づける方が増えてくれたら嬉しいです。
UraN:仲の良さは強みだと思っていて、このメンバーがいるから常に自然体でいられます。だからこそ、ファンの皆さんには遠い存在とは思ってほしくなく、くれまぐが心の拠り所になれたら嬉しいです。また、これからどんどん変化していくくれまぐを好きになってほしいです。これまでは、沢山企画をやったりアクティブな活動も多かったですが、より素の私たちを見せられるものを考えて、今のスタイルになっています。私たちも歳を重ねて今までとはまた違う悩みが出ることもあるので、皆さんと同じように悩みながら乗り越えていきたいです。
エア:UraNと少し重なる部分はありますが、仲の良さは大きいと思います。家族でも友達でもない…なんて表現したらいいのか分からない私たちならではの仲の良さが強みだと思います。
くれいじーまぐねっと、アンチへの乗り越え方
― 普段、SNSのコメントなどファンの方の反応はチェックされますか?UraN:くれまぐはエゴサマンです(笑)。それこそYouTubeやTwitterなど色々なコメント欄を見るようにしています。人によって見ているSNSも違って様々なタイプの方がいるので、その方たちとどう関わっていくのかを考えるために常にDMなどもチェックしています。
― どんどん登録者数やフォロワーが増えて知名度が拡大するにつれ、時には心無いコメントが寄せられることもあると思うのですが、目にしたときはどう受け止めていますか?
UraN:内容にもよりますが、私は2人に見せます。そうすると、負担も分散される気がします。何もしていないのに何か言われてしまうと「なんでだろう」と落ち込むこともありますが、逆に「この人よく私たちのこと見てるじゃん!」とポジティブな方向に変換します。あとは、いち意見として受け取ろうとちゃんと話すときもあります。
エア:私も見ることはありますが何も思わないです。スルーしています(笑)。
浅見:私も2人に見せるかな。でも本当に「そこまで見てるんだ」というコメントもあるので「見られてるから気をつけた方がいいよ」とお互い言い合っています。
くれいじーまぐねっとの悲しみを乗り越えた方法
― 活動をする中で、辛いことや壁にぶつかることもあると思います。皆さんの悲しみを乗り越えた方法を教えてください。浅見:プライベートで外出していたところが盗撮で出回ってしまったり、コメント欄で「今日〇〇いましたよね?」と書かれたりしてしまうと、息抜きとしてプライベートを楽しみたい気持ちが強いので沈んでしまいます。けれど、SNSで自分の正直な気持ちを発信したとき、ファンの方が「気をつけます」と言ってくださって少しずつ減っていったんです。YouTuberはSNSをコンテンツとして使えることが強みだと思うので、皆さんに伝えたいことや知ってほしいことがあれば、ありのままにどんどん発信していけばいいんだと気付かされました。
エア:私は気持ちが沈んだときは実家に帰ります。実家が大好きということもあるのですが、東京=仕事をする場所と考えているので、東京にいるとずっと何かしら考えてしまうんです。でも逆に、母が私の家に来てくれると「もっと頑張ろう」と気持ちの切り替えができているので、家族の存在はすごく大きいです。
UraN:私は前までは常にネガティブ人間でした。アンチコメントばかりが目に入ってしまう時期があって、ずっと沈んでいました。そういったときは、ちょっとしたイライラや吐き出したいと思ったことを人に喋ることで発散していました。あとは、ひたすらノートに殴り書きで頭に浮かんだ言葉を書いていきます。多いときは6、7ページぐらい思っていることが出てくるのですが、書いていると自然とスッキリします。今はありがたいことに、常に誰かが周りにいてくれて助けてくれるのでやる機会はほとんどないですが、本当にしんどかったときは、毎日日記のように良いことも悪いことも今思っていることを全部書いていくことで自分の中から抜けた気がして良かったです。
くれいじーまぐねっと「辞めたいと思ったことは一度もない」
― お話にあったように辛いことも多くあったと思うのですが、活動を辞めたいと思ったことはありますか?全員:(即答で)ないです!
エア:ありえないです。この活動で生きていかないといけないので(笑)。YouTubeで生きていく覚悟ができてからは「やめたら何をやるの?」と逆に将来が不安になります。
UraN:仕事が立て込んで忙しいときに冗談半分で「辞めたい~」と言うことはありますが本気で辞めたいと思ったことは一度もないです。
― それは3人の仲があるからこそ?
UraN:仲も良いですし、好きなことができる環境が大きいです。その時々の私たちに合った撮り方をしていくんだろうなというのは、私が結婚して身をもって実感しました。これからエアが結婚して、浅見も結婚して…となっても変わらずYouTubeに載せていきたいです。「今のくれまぐはこんな感じだよ」と日常を切り取った形で配信できることがベストな在り方です。
くれいじーまぐねっとの夢を叶える秘訣
― 最後に、皆さんの夢を叶える秘訣を教えてください。浅見:まずはやってみること。そして続けること。YouTubeもですが、ただ1回やってみて少しの期間で諦めるのではなく、一定期間続けないと意味がないと思います。結局は何事も継続しないと成果が出ないと思うので、最初にやってみることも大事ですが、その後に継続することや試行錯誤して自分なりに考えてやることが一番の夢を叶える秘訣だと思います。
UraN:私もそう思います。「できるかな?」と思っていてもやっていないから分からないですし、 「続けられるかな?」という不安も続けていないから分からない。やってみてダメなら違うものを探していくという手段でいいんだと思います。よく「オーディションを受けたいです」「YouTubeを始めたいです」という相談のメールをいただく中で、親の反対や周りに馬鹿にされてできないという声もあるのですが、「自分がやりたいならやってみようよ!絶対後悔するよ!」と声を掛けたいです。歳を重ねて社会人になって、「あのときやっておけば良かった」という後悔だけは絶対なくした方がいいと思うので、今やりたいと思うことはやってみる。あと1歩を踏み出す勇気が大事だと思います。
エア:すぐに行動すること。例えば2つのどちらかで迷っているとき、別にどちらを選んでもいいと思っていて、1つに絞らず色々なものに手を出してみてほしいです。そこで新たに気付くこともあると思うので、考える前に行動するべきだと感じます。
― 中には、失敗を恐れてなかなか行動に移せない人もいると思うのですが、エアさんはそれでも突っ走るタイプですか?
エア:私はそのまま突っ走っちゃいます。それこそ演技や歌などやりたいことには全部手を出しています。やってみないと分からないので、本当に何事も行動することが一番大事だと思います。
― 素敵なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
くれいじーまぐねっとプロフィール
エア(えあ):1997年10月18日生まれ、宮城県出身。趣味は美BODYづくりのトレーニングとアニメ鑑賞。特技は家族孝行。UraN(うらん):1997年3月7日生まれ、福島県出身。趣味は毎日好きなものを好きなだけ食べること。特技は浪費。
浅見めい(あさみ・めい):2000年11月2日生まれ、千葉県出身。趣味はコスメ集めなど美容のヲタ活。特技は他人をブサかわいく撮影すること。
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