「18/40」“年下イケメン”上杉柊平、胸キュンシーンは「すごくドキッとします」深田恭子&福原遥に救われたことは?<インタビュー>
2023.07.31 17:00
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女優の福原遥と深田恭子が初共演でW主演を務めるTBS系火曜ドラマ『18/40(エイティーン/フォーティー)~ふたりなら夢も恋も~』(毎週火曜よる10時~)に出演している俳優の上杉柊平(うえすぎ・しゅうへい/31)がモデルプレスなどのインタビューに応じ、共演者とのエピソードや自身の恋愛観、悲しみを乗り越えたエピソードを語った。
福原遥&深田恭子W主演「18/40~ふたりなら夢も恋も~」
本作は、福原演じるキュレーターになるという夢に向かって歩きはじめた18歳の妊婦・仲川有栖と、深田演じるアラフォーで恋を後回しにしてきたアートスペシャリスト・成瀬瞳子の2人の女性が年の差を超えたシスターフッド(=女性の絆)を築き、それぞれ訳あり男子と恋に落ちるラブストーリー。本作のタイトルは、主人公2人の年齢を表しており、成人年齢が18歳となり突然大人として扱われることになった有栖は、若くして予期せぬ妊娠をしたことに戸惑う。また、仕事も結婚も子どももすべてを手に入れられると思っていた瞳子も気づけば独身のままもうすぐ40歳。人生の大きな転機の中で出会った2人の女性を通じて、今の時代の女性の生き方や悩み、葛藤をそれぞれの目線で描くオリジナルストーリーである。
上杉柊平、地上波での恋愛作品初出演の心境明かす
― まず、脚本を読んだ時の感想や本作への印象を教えてください。上杉:非常に時代に合っているなと思ったことが第一印象です。この数十年、社会で働いて活躍する女性がどんどん増えていますが、働きやすさや現実的に形にできている国なのかと問われるとそうじゃない部分もまだある国だと思うので、その現実をこうしてエンタメとして紹介できることは素晴らしいと思いました。社会的にもすごく意義のある作品に携わることができて嬉しいです。
― 恋愛要素を含んだドラマへの楽しさはありますか?
上杉:このドラマには女性の社会進出という意味も込めつつ、僕は恋愛要素を担当しているので客観的に大きな1作品として見た時に演じる上では楽しんでいますが、やきもきしている気持ちの方が日々大きく感じます。やはり、恋をしている気持ちはドキドキとワクワクで楽しいですが、役として上手くいかない分、自分でもモヤモヤしてしまうなど何とも不思議な感覚です。地上波の作品で僕が恋愛をするのは初めてなので、テレビドラマの撮影ならではのスピード感がある中で、恋愛を消化することには未だに悩んでいます。
― 本作が放送されて、周囲からの反響はいかがでしたか?
上杉:地上波での恋愛ものが初めてであることも含め、同級生の間ではドラマの中で見せている僕の姿が珍しいようで茶化されています(笑)。僕自身も友人も第一線で活躍されている深田さんとの共演が未だに信じられないんです。注目される時間帯の作品に出演していることからも多くの人に応援しているとの声や今後の展開が気になるといった声をいただいています。
― 加瀬を演じる上で意識していることはありますか?
上杉:加瀬はあまり感情を表に出すタイプではない役だと理解しているので、感情を出すことを我慢していることが多いです。撮影前に監督と話し合い、お芝居に入る前に心の持ち様を変えています。これまでの役との役作りに変化はないですが、加瀬にはかつてプロでも活躍した野球選手という過去があるので、野球のフォームを確認するなどは役作りの1つとして行いました。
上杉柊平、深田恭子&福原遥に救われたこととは?
― 撮影現場で共演の深田恭子さんや福原遥さんとはどのように過ごされていますか?また、撮影中に救われた、助けられたエピソードなどがあれば教えてください。上杉:福原さんはまだ同じシーンの撮影がないのですが、以前共演していることや同じ事務所でもあるので、現場などで会うとすごく明るく接して話してくれるので、元気をもらえるという意味で、常に救われています。
深田さんは、僕が新しい人と人間関係を積極的に築くことがあまり得意ではなく、行動しないタイプなのですが、すごく気さくに話しかけて、空気を作って下さる方で助けられています。お芝居で感情の起伏を見せすぎず、僕が演じる加瀬の柔らかさを出したいと監督と相談をしていた時、深田さん演じる瞳子さんの顔をしっかりと見ていると、瞳子さんがすごく優しい顔をしてくれるなど、加瀬の優しい柔らかい部分を引き出すようなお芝居をして下さいます。そのおかげで、僕も意識することなく自然に加瀬の柔らかさを出すことができ、笑顔になっていました。瞳子さんの顔を見ていると、加瀬のピュアな優しさやキャラクターの良い部分が出てくるのは、深田さんの素敵なお芝居のおかげです。2人のシーンは、特別事前に話し合うことはなく、自然とできた空気感が表現できていると思います。
― 深田さん演じる瞳子にドキッとしたシーンはありますか?
上杉:大体ドキッとします(笑)。各シーンであると思うのですが、お互いに視線を外していた時に、ふとしたタイミングで視線があった時はすごくドキッとします。視線を合わせることは恥ずかしいので、僕は割と外してしまうのですが、お話しをしている時や撮影シーンの中でも、視線が合う瞬間は恋だなと思いますね(笑)。目が合うって僕の中ではすごく大きいことだなと感じましたし、その自然な感情がお芝居にも反映されています。先程も話したように、深田さんの言動や表情、声色を含めたお芝居を受けて、僕も加瀬を演じることができているのでとても大きな存在に感じています。
上杉柊平、恋愛観語る
― 上杉さん演じる加瀬は思いを寄せる深田恭子さん演じる瞳子に対して、シャイな一面も見せていますが、ご自身の恋愛観と似ていると感じることはありますか?上杉:僕は非常に奥手で恋愛に関して消極的なので、加瀬みたいに異動届けを出すことや上京するなどはできないです。気持ちをぶつけて断られるのが怖くて何もしないという選択肢を取りがちなので、加瀬とは割と真逆なタイプ。加瀬はしっかりと相手に気持ちをぶつけるために、1歩踏み出す勇気があるところがすごいなと思いながら、毎回台本を読んでいます。
― 本作では深田恭子さん演じる瞳子と加瀬の年の離れた恋愛模様が描かれていますが、上杉さん自身は年齢差のある恋愛についてどのように感じますか?
上杉:全然ありだと思います。経験はないですが、ドラマでの瞳子と加瀬のようにバランスが良いなと感じますし、素敵だと思います。
― 加瀬は深田恭子さん演じる瞳子のために大胆な行動を取りますが、上杉さん自身がこれまでに大胆な行動をしたなと思う経験はありますか?
上杉:10年ぐらい前にスカイダイビングをしたのは個人的によくやったなと思います。あとは、高校生の時、憧れの同級生の子に閉まりかけの電車に向かってホームから告白したことがありました。結果的にだめだったので、電車が行ってくれて良かったです(笑)。
― 上杉さん演じる加瀬はまだ見せていない一面があるように感じますが、上杉自身のまだ明かしていない一面があれば教えて下さい。
上杉:YouTubeチャンネルでは、トレーニングの様子などなるべくプライベートを見せるようにしていますが…家に帰ってきたら、気分転換のために映画を観るなど、本当はもう少し緩く過ごしています(笑)。ちなみに、最近は久しぶりに映画『ブラック・レイン』(1989)を観ました。作品に対する意気込みや作品の中でのキャストの命の懸け方がすごくかっこよくて、気合いが入りました。
― 上杉さん演じる加瀬は、プロ野球選手から美術品輸送専門ドライバーに転職していますが、上杉さんが役者以外の職業に就くとしたら何になりたいですか?
上杉:建築免許を取って建築家になりたいです。個人宅に限らず、建築デザインや家具のデザインは、ずっとやってみたい職業で今からでも遅くないと思っています。
上杉柊平が悲しみを乗り越えた方法
― 加瀬は、かつてプロでも活躍した野球選手という過去があり、葛藤を乗り越え、不安を抱えながらも現在は美術品輸送専門ドライバーとして働いているという役どころですが、上杉さんのこれまでの人生の中で「悲しみを乗り越えたエピソード」もしくは「怒りを乗り越えたエピソード」を教えてください。上杉:日本人が誰もいないオーストラリアに引っ越して3年間留学していた時は、人種的な差別を経験しました。言語もわからず所持金も少ないので、娯楽を楽しむこともできない中での3年間は何度も帰りたいと思い、孤独や悲しみを感じていましたが「やるしかない」という気持ちだけで乗り越えました。人間誰しも嫌になると言い訳を考えてしまうと思いますが、言い訳を考え切った後に、結局やらないと後悔すると思うので、嫌なことから逃げていてもしょうがないなと、年齢を重ねて30歳を超えた今になって感じます。自分の立ち位置や責任が変わってきたことによる心境の変化だと思うのですが、嫌なことに対して「嫌だ」と言い続けなくなってきました。ただ、いつか逃げられない壁が増えてくると思うので、逃げられるうちは逃げたらいいのではと人には声を掛けます。
― 最後に本作の今後の見どころを教えて下さい。
上杉:加瀬、動きます!これまで言葉にせず不器用に動いてきたのですが、東京に上京してきて不器用ながらも言葉で伝えないと伝わらないと考え、言葉にするようになります。瞳子さんは福原さん演じる有栖のこともありますし、仕事もあるので加瀬の方から瞳子さんに振り向いてもらえるように行動していく今後の加瀬の頑張りは見どころです。
― 今後の展開も楽しみにしています。ありがとうございました。
(modelpress編集部)
「18/40~ふたりなら夢も恋も~」第4話あらすじ
順調に大きくなるお腹の赤ちゃんの存在に有栖はもちろん、瞳子も自分のことのように喜んでいた。そんな有栖の検診の傍らで、瞳子は薫(松本若菜)から嚢胞が大きくなっていることを告げられる。手術の可能性を伝えられた瞳子は不安が募るばかり…。
一方有栖は、妊娠をみんなに知られるのが怖いと思いつつも、目立つようになってきたお腹を見て、バイトも大学もギリギリまで頑張りたいと決意を新たにするのだった。
そんな中、有栖が祐馬(鈴鹿央士)と大学の構内でランチを食べていると、有栖を見てヒソヒソ話す学生の姿が。訝しげに思う祐馬だったが、後にそれがとんでもない事態へと発展してしまう。さらに有栖の妊娠を巡り、それを知りながらも内緒にしていた瞳子は会社で窮地に陥ってしまうのだった。
有栖は出産と夢の両立に葛藤する中、父親の市郎(安田顕)と話すことに。そして、瞳子は発病する可能性の悩みを抱えながらも加瀬と会って―。
上杉柊平(うえすぎ・しゅうへい)プロフィール
1992年5月18日生まれ、東京都出身。ドラマ『ホテルコンシェルジュ』(TBS系/2015)で俳優デビュー。翌年には、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』で朝ドラ初出演を果たす。近年はドラマ『ワンナイト・モーニング』第1話(WOWOW/2021)で女優の芋生悠とW主演でテレビドラマ初主演を果たしたほか、映画『モエカレはオレンジ色』(2022)、『シン・仮面ライダー』(2023)などの話題作に出演。映画『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』(9月1日公開予定)の公開が控えている。
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